カンボジアの電気通信規制庁の設立後に事業の施工業者を選定することを調達実施上の条件としていたわけでございますが、カンボジア政府による同庁の設立が後ろ倒しになったために事業が遅延をしたということでございます。
JICAにおいては、当該事業が円滑に進捗するように、当該事業が置かれている状況を確認して、今委員が御指摘になったように、調達実施上の条件の見直しなどの対応を検討することが十分でなかったということでございます。
他方で、カンボジア全土で固定電話の普及率が非常に低迷する状況が続いているものの、JICA事務所から事業実施機関に対して、光ケーブル等が適切に活用されるよう働きかけを行っていると承知をしています。
それから、ガーナの案件ですけど、この草の根・人間の安全保障無償資金協力案件ですが、新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢などの影響による事業期間の延長、建築資材の高騰などで資金が不足して、在ガーナ大使館において、贈与した資金内では工事が完了できない状況を認識していたにもかかわらず、被供与団体に対して資金計画を見直させるなどの働きかけが十分ではなかったということでございました。現状、工事の早期完了に向けまして、大使館を通じて関係各方面に働きかけを行っております。
外務省としては、会計検査院からの指摘や関連決議を真摯に受け止めまして、在外公館やJICA事務所において事業の進捗状況の適切な把握や必要な働きかけの実施について周知徹底するとともに、指摘を受けた以外の在外公館なども含めこのことを共有するなど、改善に努めてまいりたいと思います。
48
川田龍平(立憲)
この防衛装備品の調達における予定価格の算出については、材料費や人件費等の原価を積み上げ企業の利益を加算する原価計算方式を採用することが多く、この工数等の算出は企業側に依存せざるを得ません。今般の潜水艦修理契約においても、川重が用いる標準工数を用いて予定価格を算出しており、予定価格の中に架空取引の原資を上乗せして計上していた疑いがあります。
防衛省として徹底的に調査を行い、この川重が架空取引によって不当に利益を得ていた場合は返納させるべきと考えますが、対応状況について伺います。
この発言のページ
49
中谷元(自民)防衛大臣
今般、川崎重工業と潜水艦修理契約における架空取引に係る調査の中で、潜在的な超過利益の存在が確認されたことですから、防衛省としましては、川崎重工業との間で超過利益となった額等の算定を適切に実施をし、返納を求めるということにいたしました。なお、この架空取引の中には、短期間で手に入れるなどの理由で、契約の履行に必要な物品を代替取引により調達している事例が確認をされております。
このため、返納額の算定に当たっては、架空取引によって調達された物品が契約の履行に実際に充てられたかについては、一つ一つ確認をしていく必要がございますので、現在、確認の作業をしております…
この発言のページ
50
川田龍平(立憲)
是非、こういった問題については、本当に長い間行われていた取引だということです。本当に、こういった潜水艦のそういった業務に関わる問題は、なかなか、企業秘密とか機密に関わる問題も多い中で、こういった問題が明らかになっているということもあり、本当にこういった問題の解明をしっかり取り組むとともに、再発防止のために是非しっかり取り組んでいただきたいと思います。
次に、ODA関連で質問させていただきます。
これ、効果が十分発現していないんではないかというODAについて、これ、先日も羽田議員からも質問ありましたけれども、外務省とJICAが実施するこのODAについて…
この発言のページ
- (上の発言)
51
岩屋毅(自民)外務大臣
カンボジアの電気通信規制庁の設立後に事業の施工業者を選定することを調達実施上の条件としていたわけでございますが、カンボジア政府による同庁の設立が後ろ倒しになったために事業が遅延をしたということでございます。
JICAにおいては、当該事業が円滑に進捗するように、当該事業が置かれている状況を確認して、今委員が御指摘になったように、調達実施上の条件の見直しなどの対応を検討することが十分でなかったということでございます。
他方で、カンボジア全土で固定電話の普及率が非常に低迷する状況が続いているものの、JICA事務所から事業実施機関に対して、光ケーブル等が適切に活用されるよう働きかけを行っていると承知をしています。
それから、ガーナの案件ですけど、この草の根・人間の安全保障無償資金協力案件ですが、新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢などの影響による事業期間の延長、建築資材の高騰などで資金が不足して、在ガーナ大使館において、贈与した資金内では工事が完了できない状況を認識していたにもかかわらず、被供与団体に対して資金計画を見直させるなどの働きかけが十分ではなかったということでございました。現状、工事の早期完了に向けまして、大使館を通じて関係各方面に働きかけを行っております。
外務省としては、会計検査院からの指摘や関連決議を真摯に受け止めまして、在外公館やJICA事務所において事業の進捗状況の適切な把握や必要な働きかけの実施について周知徹底するとともに、指摘を受けた以外の在外公館なども含めこのことを共有するなど、改善に努めてまいりたいと思います。
52
川田龍平(立憲)
この一件、二件ではなく、毎年度のようにこういった類似の指摘を受けているということに対する認識や根本原因並びに再発防止の、これ本当にずっといろいろな話が出てくるわけですが、大使館に勤務する人たちとかJICAの職員の人たち、本当に大変だとは思いますけれども、これ分かっていて見過ごしてきたんだとすると、やっぱり大変大きな問題だと思うんですよ。やっぱり結局、官僚制の下で、自分が勤務している間に何も発覚しなければ、問題として何か、何もなかったということで過ごしてしまうという体質がこれあるように感じているんですね。
結局、問題が大きくなってから発覚するとか、ほかか…
この発言のページ
53長長徳英晶外務省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
ODA事業において問題が発生する場合が確かにございますけれども、その事情は様々でございまして、一概にはなかなか申し上げることは困難でございますけれども、多くの問題に共通する原因としましては、例えば、開発途上国における事業実施で見られる一定の予見困難さが伴うということであったりとか、事業実施のためのガイドラインが現場において徹底されていなかったということが挙げられるかと思います。
再発防止策につきましては、外務省としては、会計検査院からの指摘を真摯に受け止め、在外公館やJICA事務所において所要の措置を現在講じているところでござい…
この発言のページ
54
川田龍平(立憲)
ちょっと次の、JICA職員による入札に関する秘密情報の漏えいの方に移りますが、これ、JICA職員によるこの入札に関する秘密情報の漏えいの問題、これ、令和六年七月にこれは懲戒処分したということを公表したということで、ただ、公表までに、これ令和五年五月に実はこの問題処分していたにもかかわらず、この公表が遅れたという事案です。
この問題については、こういったJICA職員による入札情報漏えいという我が国のODA全体への不信を招きかねないような事案が発生したことに関する認識と責任についてお答えください。
この発言のページ