住民意識の変化についてのお尋ねがございました。
配付させていただいております資料の一番最後のページを御覧ください。こちら、町内にお住まいの御高齢の女性の方が詠まれた句でございます。少し紹介させていただきます。
左側、「大津波」という題目で詠まれた句なんですけれども、こちらはいわゆる三十四・四メートルという数字が公表された直後に詠まれた歌でございまして、紹介させていただきますと、「大津波来たらば共に死んでやる今日も息が言う足萎え吾に」。おばあちゃん足が悪くて、でっかい津波がそんなあっという間に来たら、うわあ、わしはもう逃げれぬわいなみたいなことで、毎日悲観していると、同居している息子さんが、まあ心配するなと、一緒に死んだるからと言ったという句でございます。
その後、本格防災進め始めまして、二年後にその同じ方が詠まれたのが右の「避難訓練」という句でございまして、「この命落としはせぬと足萎えの我は行きたり避難訓練」。この句、二つの句を比較いただきますと、その当事者の方の御心情の変化というのはうかがい知れるのではないかなと思っています。
何より、やはり主体性が醸成されたことは、自分たち行政として、行政が行うべき防災を進めている立場からして、その住民の主体性が醸成されてきたということの実感を持っています。例えば、訓練一つ取りましても、既にもう各地区で自主的に訓練の企画もされますし、実施についてもそうです。
例えば、うちには地震、津波で総合防災訓練、夜間もやるんですけれども、避難訓練を、屋内避難訓練というのがあります。これ中学生が作ってくれたプログラムで、日本一短い距離の避難訓練と呼ばれています。ベッドから玄関まで。ベッドから出て、玄関出て、それから高いところの避難所にはなかなか体力的にも行くことができないんだけれども、玄関出て、その家の先まで出ていただいていると周りの方の共助で何とかするから、もうとにかくそこまでは出てくれということで、屋内での本当に数メートルの避難訓練を高齢者の方にもやっていただいております。
これらも全て、中学生が発案したことであったり、あるいはその各地区で実施される防災訓練の企画も各地区がやっているということで、当初ではなかったことが今実際に実装されまして自走を始めているということはもう明確でございまして、もう本当に行動変容、それから住民意識の変化もあったと言い切ってよろしいかと思います。
25小小沢雅仁(立憲)
ありがとうございます。大変参考になりました。
やっぱり人材育成をしていくということが非常に大事だと私自身も思っておりますし、それぞれ参考人の先生方からありましたとおり、防災庁がいろんなノウハウをしっかりと蓄積をしていくということも非常に重要だと思います。
それで、これは栗田参考人の、この防災庁が推進すべき主な取組という二ページのところがありますけれど、この産官学民連携体制の強化というところですね。これは、こういったことも非常に重要だと思うんですが、やはり、いろんな皆さん、いろんな知識を持った皆さんが集まって、そしてその知見を共有しながら防災庁の取組を…
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26沼沼田宗純東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授
ありがとうございます。
そうですね、私も、そういう場をつくるというのが、場をつくる、プラットフォームになるというのが防災庁の一つの役割だと思っています。で、ノウハウをそこでしっかりため込む、それを活用できる形まで持っていくということも大きな役割の一つだと思っています。
審議会とはまた違うそういった場ということでいくと、これまで内閣府防災でいろんな委員会やっていると思います。私の近いところでいうと、災害対策の対応の標準化委員会というのもあったと思うんですけれども、それも何か途中で終わっちゃったりしているんですよね。かつ、ノウハウでいうと、過去のいろんな…
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27小小沢雅仁(立憲)
ありがとうございます。
まさしく、今先生おっしゃったとおりだというふうに思います。やっぱり、防災庁、ゴールがあるわけではないと思うんですね。常にもうスタートラインに立った気持ちで、やっぱり知見を吸収して本当に司令塔機能をしっかり発揮していただくことが重要だと思いますので、今の御意見、非常に参考になりました。
次に、大西参考人にお伺いをしたいんですが、先ほどもお話がございましたけれど、黒潮町津波防災教育プログラムということをお取組をされてきて、まさしくその中身は命の教育であるということで、この間、お取組に敬意を表したいというふうに思います。
この取組…
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- (上の発言)
28大大西勝也高知県黒潮町長
住民意識の変化についてのお尋ねがございました。
配付させていただいております資料の一番最後のページを御覧ください。こちら、町内にお住まいの御高齢の女性の方が詠まれた句でございます。少し紹介させていただきます。
左側、「大津波」という題目で詠まれた句なんですけれども、こちらはいわゆる三十四・四メートルという数字が公表された直後に詠まれた歌でございまして、紹介させていただきますと、「大津波来たらば共に死んでやる今日も息が言う足萎え吾に」。おばあちゃん足が悪くて、でっかい津波がそんなあっという間に来たら、うわあ、わしはもう逃げれぬわいなみたいなことで、毎日悲観していると、同居している息子さんが、まあ心配するなと、一緒に死んだるからと言ったという句でございます。
その後、本格防災進め始めまして、二年後にその同じ方が詠まれたのが右の「避難訓練」という句でございまして、「この命落としはせぬと足萎えの我は行きたり避難訓練」。この句、二つの句を比較いただきますと、その当事者の方の御心情の変化というのはうかがい知れるのではないかなと思っています。
何より、やはり主体性が醸成されたことは、自分たち行政として、行政が行うべき防災を進めている立場からして、その住民の主体性が醸成されてきたということの実感を持っています。例えば、訓練一つ取りましても、既にもう各地区で自主的に訓練の企画もされますし、実施についてもそうです。
例えば、うちには地震、津波で総合防災訓練、夜間もやるんですけれども、避難訓練を、屋内避難訓練というのがあります。これ中学生が作ってくれたプログラムで、日本一短い距離の避難訓練と呼ばれています。ベッドから玄関まで。ベッドから出て、玄関出て、それから高いところの避難所にはなかなか体力的にも行くことができないんだけれども、玄関出て、その家の先まで出ていただいていると周りの方の共助で何とかするから、もうとにかくそこまでは出てくれということで、屋内での本当に数メートルの避難訓練を高齢者の方にもやっていただいております。
これらも全て、中学生が発案したことであったり、あるいはその各地区で実施される防災訓練の企画も各地区がやっているということで、当初ではなかったことが今実際に実装されまして自走を始めているということはもう明確でございまして、もう本当に行動変容、それから住民意識の変化もあったと言い切ってよろしいかと思います。
29小小沢雅仁(立憲)
ありがとうございます。
そして、黒潮町には避難タワーでしょうか、が幾つかあるというふうに承知をしております。私も、上ったことはないんですが、近くまで行ったことがございます、ちょっと何年か前でありますけれど。
これ、やっぱり維持管理が物すごく掛かるんではないのかなというふうに推察をしております。当然、海沿いにあるので潮風が当たればさびてきたりとかするわけでありまして、一定程度足場を組んで、当然塗り直しとか、そういったことにかなり莫大なお金が掛かるというふうに思うんですが、その費用について何かお考えがあれば、お聞かせいただけたら有り難いと思います。
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30大大西勝也高知県黒潮町長
管理の費用についてのお尋ねでございます。
意見中でも御紹介させていただきましたように、かなりの防災インフラを県の強力な財政支援の下で進めてまいりました。当然のことながら、これ管理費用が発生してまいります。しかも、短期的に集中整備期間がございましたので、この改修期間、修繕期間というのも一定集中することが想定されます。向こう十年で恐らく三億程度の支出が必要ではないかと見込んでおりますが、なかなかこれに十分な財源、充当財源がないというのが現実でございます。
これは、ここからは僕の意見なんですけれども、例えば、自分たちはいわゆる二割自治ということで地方交付税…
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31小小沢雅仁(立憲)
ありがとうございます。
もう時間が参りましたが、最後に栗田参考人、ちょっとお伺いしたいんですが、資料の九ページの災害中間支援組織ですね、私の地元である山梨県が設置されていないんですけれど、この設置されていないところの何かなかなか難しい理由などがあったら、ちょっと簡潔にお聞かせをいただけたら有り難いと思います。
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