井上樹彦日本放送協会会長

2026年7月14日・第221回国会 参議院 総務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 88 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

今御指摘の衛星波の整理、再編につきましては、既存業務を含む業務全体を見直して、限られた経営資源の下で公共放送、公共メディアとしての役割を持続的に果たしていくという観点から実施したものであります。この再編によりまして経営上の効率化も図られまして、限られた資源をコンテンツの充実に重点的に振り向けることが可能になっているというふうに認識しております。

その上で、4K、8Kの放送につきましては、令和八年度の予算、事業計画に付されました総務大臣意見にもあるように、普及に向け、公共放送としての役割を果たすことを期待されているというふうに認識しております。

4K、8Kの放送に当たっては、2K、4Kとの一体制作、あるいは外部制作事業者との連携などによりまして、効率的な制作手法の徹底を進めながら、より質の高いコンテンツを制作することを基本としております。メディア環境の動きなどを引き続き注視してまいりますけれども、NHKは、これまでと同様に、4Kコンテンツの制作、BS4K放送に取り組んでいきたいと考えております。4Kの放送を充実させることで、今後も視聴者・国民の皆様の期待に応えていく考えであります。

また、BS8Kにつきましては、映像や音声の編集が必要のない生放送を増やすなど効率的な制作手法を徹底すること、さらに中継車やスタジオなどの設備投資の抑制を進めることで、合理的なコストで質の高い8Kコンテンツを厳選して制作していく方針です。

今後の在り方については、国内外の動向も踏まえて引き続き検討しているところでありますが、イベント展開、教育、医療分野などでの8K技術の活用にも取り組んで、広く社会に還元していきたいというふうに考えております。

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