原田秀一 (国民民主党)

2026年3月31日・第221回国会 参議院 財政金融委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 52 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 136 発言)

ありがとうございます。

例えば、二〇二六年三月に発表された六兆円規模の次世代原子炉、SMRの建設案件があります。日立製作所やGEがテネシー州とアラバマ州でSMRを建設します。技術的、商業的に未確立な分野であり、建設コストの超過や規制変更など極めて高い事業リスクを内包しています。

また、五兆円のオハイオ州での天然ガス発電所案件。オフテーク契約があるから安全だと思われるかもしれませんが、その電力の買手は州政府ではなく、新しくデータセンターを建設するソフトバンクです。電力の最終使用者はオープンAIと言われています。AIは、アンソロピックやグーグルGemini等、激烈な競争下にある勝者総取りのハイリスク・ハイリターンの事業です。ソフトバンクは、別途、そこに最新鋭のデータセンターを総額五、六兆円で建設をします。ゴールドマン・サックスがその資金調達を支援するとも言われています。

ちなみに、ソフトバンクのCDS、つまり企業の倒産リスクを対象にした保険料は三・八%で、日本企業で圧倒的に一番高く、米国のハイイールド債の平均である三・二%よりも保険料は高いです。

したがって、プロジェクト全期間で五%の三千億円の保険料という計算になりますが、十年間のプロジェクトであれば、三・八%掛ける十年分の三八%である一・九兆円の保険料をもらわないと、そろばんが合わないプロジェクトではないかと考えます。

私も前職時代、たくさん孫さんと仕事をさせていただき、その先見性や実行力、尊敬をしています。しかし一方で、御存じのとおり、リスクテーカーです。NEXIが過去投資しているプロジェクトファイナンスのローンとはリスク量が異なり、かなりリスクの高いプロジェクトと言わざるを得ないと思います。

ここまでの説明で、片山大臣、もし御感想があればお聞かせください。

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