竹内真二 (公明党)

2026年6月11日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 189 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 295 発言)

まさに、本当細かい話にだんだんなってきているんですね。この塗料店にしても、それからあと、この一人親方にしても、大体現場で、例えば上塗りのものは少し出てきたという声も伺っているんです。だけれども、やはり下塗りの方のシーラーというんですか、壁と屋根にこの塗装をしっかりくっつけるような役割をするこの下塗りのシーラーというものは、はっきり言えばゼロという状況があったりして、それはどうしてなんだというところに今最大の問題があると思いますので、かなり個別のケースなんですけれども、これをやはり政府の方で、国交省、経産省の連携によってつっついていただくと、これ効果、物すごい出ているという話も聞いていますので、引き続きよろしくお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは次に、法案の方の審議に入りたいと思います。

産業技術力強化法改正案なんですけれども、衆議院の審議におきましては、政府は、今回の法案の背景として、科学とビジネスの近接化と、各国が政府主導で産業政策競争を行う新しい時代という二つの大きな変化を挙げております。

この科学とビジネスの近接化では、例えば生成AIの分野では、二〇一七年にグーグルの研究者らの発表論文で提案されたトランスフォーマーと呼ばれるAIモデルが大きな転換点になったと、このようによく言われております。その後、生成AIの開発が進んで、二〇二二年にはチャットGPTとして公開をされて、今では若い方も含めて活用が進んで、分野的にも、教育、医療、製造業、行政サービス、もう本当に幅広い分野で活用されているところであります。

私が生きてきたような時代では、かつては研究成果というのは、社会実装されるまで十年、二十年、三十年と、こういう年月を要するのは非常に珍しくなかったわけですが、今、もうこの生成AIの事例を見ても、また、ほかのものではもっと早いものも出てきていますけれども、研究と事業化がほぼ同時並行で進む時代の象徴的な例となっているわけであります。

さらに、世界に目を向ければ、米国ではバイデン政権の時代から、国内での半導体製造と研究開発を強化するためのCHIPS法や、脱炭素技術などへの投資を後押しするIRA、ちょっと名称が実態とそぐわないかもしれません、インフレ抑制法、これが進められて、中国では国家主導による巨額の研究開発投資など、政府が戦略的に研究開発や産業育成を支援する動きが加速をしております。私は、この二つの変化は、我が国の様々な政策に大きな転換を迫る、大きな、大変にインパクトのあるものだと当然考えております。

しかも、この時代の流れというのは、今後更に私たちの想定を超えるスピードで加速していくようにも思えてなりません。AI、量子、半導体などの最先端の科学技術が、経済はもちろんのこと、国家全体の行く末を決める大きな要因に今なりつつあると思っております。

さらには、人々の暮らしとか価値観、当然、考え方、さらには生き方そのものに対してもやはり大きな、私が思っているような前提を覆すようなインパクトすら与えかねないんではないかなと。具体的にどうだと言われると出てこないんですけど、そういうのが、肌感覚で何となく皆さん不安というものがやっぱりあるような今時代状況にもなってきているのかなと思います。

そこで、ちょっと、ふわっとしたことをずっと言っていますけれども、赤澤経済産業大臣に聞きたいんですけれども、この二つの時代の変化をどのように認識をされているのか、まず、この法案の背景にある基本認識というものを伺いたいと思います。

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