角倉一郎環境省環境再生・資源循環局長

2026年6月11日・第221回国会 参議院 環境委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 164 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 192 発言)

お答え申し上げます。

能登半島地震におきましては損壊家屋等の多量の解体が見込まれ、自治体担当者が不慣れな作業を余儀なくされるとか、申請受付や発注作業等に多くの人員が必要とされる、所有者、共有者の特定や同意取得に時間が掛かる等の課題が指摘されたところでございます。

このため、能登半島地震の対応に際しましては、補償コンサルタントと呼ばれる専門の技術者を大幅に増員し、発注支援体制の強化を図るとともに、法務省とも連携をいたしまして、建物性が失われた倒壊家屋等につきましては、法務局の登記官の職権による滅失登記を活用することなどにより、関係者全員の同意がなくても公費による解体撤去が可能であることをお示しし、公費解体の推進に努めてまいったところでございます。

その上で、公費解体の円滑化に向けた環境省の有識者会議等における検討の結果、本年三月にその結果を踏まえて公費解体・撤去マニュアルを改訂させていただいたところでございまして、この改訂におきましては、公費解体の申請様式のひな形の追加、申請受付から解体完了までの市町村における進捗管理や現地調査等の進め方の明確化、関係者同意に関する手順や所有者不明建物管理制度等の既存制度の整理など、自治体が発災後速やかに公費解体の受付を開始し効率的に事務を行うために参考となる情報を充実させたところでございます。

また、これまでの教訓を受け、本法案により措置する専門支援機関により、公費解体に係る発注契約業務などの自治体の実務支援の強化を図りたいと考えております。

さらに、七月から名称が変更されます地方環境局の体制強化を図り、平時からの研修等においてマニュアルを周知することや、発災時の丁寧な技術的助言を行っていくこととしているところでございます。

こうした取組を通じて、公費解体につきましてもしっかり取組を進めてまいれるように頑張っていきたいと思っております。

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