内藤惣一郎出入国在留管理庁次長

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 98 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 202 発言)

お答え申し上げます。

まず、我々の基本的な考え方なんですけれども、国によって制度は様々でございますが、我が国におきましては、在留資格の変更の許可等に係る手数料は、外国人が我が国に在留することができることの対価としての性質を有することから外国人本人に負担していただく、これが本来の性質である、こういうふうに受け止めております。

そして、今回の在留資格の変更の許可等に係る手数料の額の上限額の引上げは、これまで十分考慮されてこなかった在留許可に伴って外国人自身が享受する多種多様な恩恵に着目し、外国人がこれらの恩恵を受けるに当たって行政が実施している各種施策の経費を適切な範囲で勘案するものでございます。こういうことで、適切な額で勘案しているものなので、外国人の方に是非ともお受け止めいただきたいというふうに考えております。

また、参考までに、受入れ機関、雇用主の方にどういうふうな影響があるかということも参考に御報告しますと、出入国在留管理庁としましては、今回、在留資格の変更の許可等に係る手数料の額の上限額を引き上げることにより、必要な財源の確保を図りながら、外国人の出入国及び在留の公正な管理に関する施策を確実に実施しつつ、更なる強化拡充を図ることとしておりまして、これによって、例えば、マイナンバーを活用した情報連携の導入などDXを推進することにより、在留審査の合理化、迅速化を実現することで、外国人を雇用する企業の皆様方等には在留審査に必要な書類の提出等が一部不要になるなど、その負担が軽減される、こういうふうなことを想定しております。

また、出入国在留管理庁では、生活上の困り事を抱える外国人の方たちを適切な支援につなげることができる人材である外国人支援コーディネーターの育成、認証を、地方公共団体等で外国人への相談対応業務に従事している者を対象に行っているところでございますが、令和七年度補正予算では、この外国人支援コーディネーター制度の在り方について検討するため、外国人向け相談支援に係る調査を実施することとしておりまして、この制度による受入れ機関の負担軽減、このコーディネーターを使って、受入れ企業がいろいろ外国人の雇用に関して悩んでいることとか、ここら辺をサポートしていけないか、こういうふうなことも考えておるところでございます。

さらに、人材獲得競争というお話がございましたけれども、我が国の手数料を定めるに当たりましては、諸外国における同種の手数料の額、これを勘案することとしておりまして、その際には、人材獲得競争という側面も我々はしっかり考えていきたいというふうに思っております。

外国人が就労先や留学先等を決定するに当たっては、我々としては、手数料の額だけではなく、労働、就学環境、日常生活における暮らしやすさ、治安のよさなど、様々な要素を勘案して、外国人の方はどちらの国に来られるかというのを決めておられるものと我々は認識しております。

その上で、今回、在留資格の変更の許可等に係る手数料の額の上限額を引き上げることにより、必要な財源の確保を図りながら、外国人の出入国及び在留の公正な管理に関する施策を確実に実施しつつ、更なる強化拡充を図ることとしておりますが、こうした施策の実施は、外国人の方たちが就労先や留学先等を決定するに当たって考慮する様々な積極的な要素にもなり得るものだと考えて、我が国の評価を高めるものではないかというふうに考えております。

したがって、ここら辺もしっかり考えた上で対応を取って、御指摘の人材獲得競争、ここら辺にも悪影響を及ぼさないようにしっかり対応してまいりたい、このように考えております。

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