大和田秀二早稲田大学名誉教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 41 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 99 発言)

先ほども申しましたとおりですけれども、いろいろな研究としては、いろいろな方々が、私が知る限りでは数年ほど前からそのリサイクルの研究開発を行っているというふうに思います。

NEDOでは、ちょっと遅れているかもしれませんけれども、昨年度からそういう技術開発に対する支援を始めたわけです。ただ、ここの中でも、本格的な実用化できるような技術開発というよりは、まだ、どういう技術開発が必要であるかという調査研究とか、それからあと、じゃ、ペロブスカイト太陽電池が果たしてどこまでこれから一般的に使われるようになるかという調査研究がまだ主でございます。

ペロブスカイト太陽パネルの場合には、ここが難しいのは、シリコン型の太陽光パネルに比べて、より多層のものが使われることになります。特に、先ほども浜田さんがおっしゃいましたけれども、タンデム型ということになると、ペロブスカイト型とシリコン型を合わせたような太陽光パネルというのも今検討中でございまして、こういったような非常に複雑な、よりリサイクルがしにくいような設計になっていますので、そこについての技術開発は、まだこれから日本としてはやっていくべきものでございますけれども、まだ少し時間がかかるかなというふうに思います。

ただし、先ほど環境配慮設計、易リサイクル設計というようなことを申し上げましたけれども、そういう意味では、ペロブスカイト太陽電池自体が、どう造っていくかというのはまだきちっと決まった段階ではないというのが実は一つの望みです。なぜかというと、ならば、ちゃんとそういうリサイクルしやすいような設計にペロブスカイト型太陽電池を持っていけないだろうかというのが、その学から見た一つの希望ということになります。

実は、シリコン型の太陽電池を開発をして、そしてそれをリサイクルしようとし始めたのが二〇〇〇年でございますけれども、その頃から、一つシートを貼って、うまくその層を剥がせるような、そんな設計ができないだろうかというのを検討したことがあります。ただ、御存じのように、太陽光の変換効率というのを考えると、膜を一枚入れるということは非常に大きな問題なんですね。そこで変換効率が一%近く下がってしまいますので、ですから、ただ、そこはなかなか難しいですけれども、ペロブスカイトはこれからのものですので、そういう環境配慮設計、易リサイクル設計を反映したそういう製品造りをしていただきたいなというのは、一つのアカデミアとしての大きな希望でございます。

以上です。

前後のやりとり

37の発言を見る

45の発言を見る