お答えいたします。
裁判所といたしましては、裁判所に期待される役割をしっかりと果たしていくというためにも、各裁判所において改正家族法の趣旨、内容を踏まえた適切な運用による安定的な事件処理を確保するということが重要であると考えておりまして、これを踏まえた体制整備を進めていく必要があると考えております。
例えば、審理運営の中心となる裁判官につきましては、これまでも着実に増員してきておりまして、平成十四年から令和二年度までとなりますと相当の数を増員しているということなど、体制を充実させてきたというところでございます。
また、家庭裁判所調査官につきましても、事件動向や事件処理状況などを踏まえまして必要な体制整備に努めてきたところでありますが、委員御指摘のとおり、令和七年度には五人の増員を行っておりますが、令和八年度につきましては、法の趣旨、内容を踏まえた適切な運用による安定的な事件処理を確保するために、更に十人の増員をするための予算要求を行っているところでございます。
以上のほか、家事調停においては裁判官と同等の権限を持つ家事調停官がおりますが、これにつきましても、これまで配置数を増加したり、家事調停官の配置のなかった庁に新たに調停官を配置したということがございましたけれども、令和八年度につきましても、この調停官を六人増員するための予算要求を行っているところでございまして、今後とも調停官制度の更なる活用を図っていきたいということを考えております。
委員御指摘のその附帯決議も踏まえましたこれらの裁判所全体の人的体制の整備のほか、もちろん物的体制の整備、それから先ほど申し上げた審理運営の改善、工夫なども引き続き行っていくということで、改正法施行後の適切な運用による安定的な事件処理を確保して、家裁の事件処理能力の一層の改善、向上を図ることができると考えておりますけれども、引き続き、各種の検討、準備状況を注視しながら、適切な審理運用の在り方に見合った体制の整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。
145
横山信一(公明)
外部交通を拡大をしていくという御答弁いただきましたけれども、もちろん日弁連から情報をもらいながらやっていくということはとても現実的で実態にかなっているとは思うんですが、やはり一番いいのはオンライン接見をやれるような体制を早く組んでもらうということであるというふうに思いますので、実績を積み重ねながらでも結構ですので、しっかりその体制に向かっていただきたいというふうに思います。
続いて、共同親権の導入について伺います。
共同親権制度を定めた改正民法が施行されます。近年、家事事件の審理が長期化するという傾向があります。司法統計で見ると、婚姻関係事件中審理期…
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146馬馬渡直史最高裁判所事務総局家庭局長
お答えいたします。
委員御指摘のような家事調停事件、家事審判事件の審理期間の長期化につきましては、御批判があるということは最高裁としても承知しているところでございます。
その上で、各家裁におきましては、かねてより適正、迅速な紛争の解決に向けて、例えば、評議等を通じた裁判官の効果的な関与、事案の内容等に応じためり張りのある計画的な調停運営、一定の事件類型における期日回数の目安の設定、ウェブ会議の活用、調停室の有効活用等を含む調停運営改善の取組というのを進めてきておりまして、最高裁としてもそうした取組を後押ししてきているところでございます。
令和六年度…
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147
横山信一(公明)
社会の変化というのがやっぱり背景にあると思うんですね。こういうその家事事件が長期化をしていくという、それに対して効率的な運営を図ろうとする努力はもちろん大事なんですけれども、そういう社会的な背景も踏まえながら対応していくにはやはり体制整備が重要だというふうに思うところなんですけれども。
裁判官の令和六年度の定員、これは三千二十名、簡裁判事を除くということですけれども、三千二十名ですが、令和六年十二月時点の裁判官数は二千七百五十三名ということで、欠員が生じているという状況にあります。また、家庭裁判所調査官の令和七年度の定員は千六百三名で、これは裁判所職員…
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- (上の発言)
148清清藤健一最高裁判所事務総局総務局長
お答えいたします。
裁判所といたしましては、裁判所に期待される役割をしっかりと果たしていくというためにも、各裁判所において改正家族法の趣旨、内容を踏まえた適切な運用による安定的な事件処理を確保するということが重要であると考えておりまして、これを踏まえた体制整備を進めていく必要があると考えております。
例えば、審理運営の中心となる裁判官につきましては、これまでも着実に増員してきておりまして、平成十四年から令和二年度までとなりますと相当の数を増員しているということなど、体制を充実させてきたというところでございます。
また、家庭裁判所調査官につきましても、事件動向や事件処理状況などを踏まえまして必要な体制整備に努めてきたところでありますが、委員御指摘のとおり、令和七年度には五人の増員を行っておりますが、令和八年度につきましては、法の趣旨、内容を踏まえた適切な運用による安定的な事件処理を確保するために、更に十人の増員をするための予算要求を行っているところでございます。
以上のほか、家事調停においては裁判官と同等の権限を持つ家事調停官がおりますが、これにつきましても、これまで配置数を増加したり、家事調停官の配置のなかった庁に新たに調停官を配置したということがございましたけれども、令和八年度につきましても、この調停官を六人増員するための予算要求を行っているところでございまして、今後とも調停官制度の更なる活用を図っていきたいということを考えております。
委員御指摘のその附帯決議も踏まえましたこれらの裁判所全体の人的体制の整備のほか、もちろん物的体制の整備、それから先ほど申し上げた審理運営の改善、工夫なども引き続き行っていくということで、改正法施行後の適切な運用による安定的な事件処理を確保して、家裁の事件処理能力の一層の改善、向上を図ることができると考えておりますけれども、引き続き、各種の検討、準備状況を注視しながら、適切な審理運用の在り方に見合った体制の整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。
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横山信一(公明)
共同親権を導入するとやはりこの家事事件が増大をしていくということ、みんな誰もが心配しているわけですけれども、その体制整備をしっかり進めていくということと同時に、この家事事件を取り扱う裁判官などの裁判所職員の専門性をしっかりと高めていくということも大事だというふうに思います。
この職員の知見習得あるいは専門性の向上に向けてどのように対応していくのか、最高裁に伺います。
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150馬馬渡直史最高裁判所事務総局家庭局長
お答えいたします。
委員御指摘のとおり、各家裁において改正法の趣旨、内容を踏まえた適切な審理が着実に行われるよう、裁判官を始めとする関係職員が必要な専門的知見を身に付けることが重要であるということは我々も認識しております。
最高裁といたしましては、法務省の御協力をいただくなどして、裁判官を始めとする関係職員に国会での御審議の内容を含め改正法の趣旨や内容についての周知を行ってまいりましたほか、改正法の施行後の審理の在り方などにつきましても、裁判官、裁判所書記官及び家裁調査官といった関係職種を対象とした全国規模の意見交換の機会を複数回設けるなどしておりま…
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横山信一(公明)
こども家庭庁が発表している児童虐待相談対応件数によりますと、二〇〇六年には三万七千三百二十三件でしたけれども、二〇二三年には二十二万五千五百九件と十七年間で六倍に増えているという状況にあります。これに伴って親権喪失あるいは親権停止というのも増加をしているわけです。
DVや虐待などにより必要的単独親権とされるべきケースが適切に認定されなければなりませんが、これをどのように担保するのか、最高裁に伺います。
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