鈴木準株式会社大和総研常務執行役員

2025年2月25日・第217回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 198 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

御質問ありがとうございます。

まず、物価そのものにつきましては、CPIというのは、やや技術的ですが、ラスパイレスといいまして、消費バスケットの上で固定して計算しておりますので、今の局面というのは、かなり実態の物価よりも高く物価上昇率が出ている可能性があると思います。つまり、それはどういうことかというと、高いものはもう売れなくなるわけですね。高いものから安いものにシフトをするとかということが起きますので、高い物が売れなくなるという意味では、一方向に物価がどんどん上がっていくということではないというふうに思います。

それで、今先生おっしゃったのは、消費性向の問題だと思います。若い世代ほど、貯蓄率が高い、消費性向が低い。賃金が余り増えていないのに消費性向が下がっている、貯蓄率が上がっている。これはやはり、将来不安といいますか、非常に防御的になっているということだと思います。

これは、今日いろいろ申し上げました財政の将来性ですよね、特に年金、医療、介護、こういったものがどうなっていくのか、そういったところの展望をもう少し明るくしていただく。それから、民間が政府に支えられなくても自律的に回っていくような状況をつくっていく。そうでないと、なかなか、貯蓄率が高いという状況、消費性向が低いという状況は改善をしないというふうに思いますので、そこは一朝一夕に変わるものではございませんが、地道に努力をしていく必要があるのではないかと思います。

以上でございます。

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