金子道仁 (日本維新の会)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 10 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 21 発言)

日本維新の会の金子道仁です。

会派を代表して、政府提出の皇室典範等の一部を改正する法律案に賛成の立場から発言いたします。

我が国の根幹を成す皇室制度が今後も円滑に運用されていくため、皇族数の確保は先延ばしできない重要な課題であります。

平成二十九年の退位特例法の附帯決議に安定的な皇位継承の確保の必要性が盛り込まれましたが、それから九年が経過しております。

我が会派は、令和四年一月に国会に報告された有識者会議報告書を受け、同年四月に意見書を取りまとめ、議論に積極的に参画してまいりました。今般、立法府の総意が取りまとめられ、ようやく改正案が国会で審議されることは、喫緊の課題に対して立法府の責務を果たす重要な機会であると受け止めております。

今般の改正において、今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにすることなく、皇族数確保のため、内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持すること、また、旧十一宮家の皇族男子の子孫である男系の男子を養子として皇族に迎えることを可能とする内容が盛り込まれました。

こうした皇族数確保に係る施策を安定的に進めるためにも、皇族の置かれた環境の静ひつさが保たれ、現行制度下で暮らしてこられた女性皇族の方々の御意向が尊重されること、また、養子縁組による新しい関係が平穏な環境下で形作られ成熟していくことが大切であり、それが、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である天皇陛下及び皇室の豊かさと国民の敬愛につながると考えます。

衆参両院の正副議長からは、安定的な皇位継承を確保するための方策等について引き続き検討することについて、各党各派に要請がなされました。今回の改正により皇族数の確保状況にどのような改善が見られるのか、その制度運用の実態を踏まえてどのように安定的な皇位継承につながっていくのか、不断の検証と国民的な議論が必要です。我が党は、これからもこの重大な立法府の責務に真摯に取り組んでまいります。

今回の改正は、皇族の養子縁組を可能とすることと女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持できるという、現行の皇室典範にない二つの制度が盛り込まれましたが、こうした新しい制度の創設に際しては国民の理解が不可欠です。本院での質疑も国民の幅広い理解を得るための第一歩であったと考えます。国民に愛される安定した皇室制度のため、今後も国民の理解促進のための努力を積み重ねていただくことを政府に強くお願いして、私の賛成討論といたします。

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