御質問ありがとうございます。
まず、自助、共助、公助という言葉の順番についてです。
これまで自助が先に来ていて、まさにおっしゃるとおり、対策ができる人は自分でやりましょうと、仮に災害があって命を失ってしまったら、それは結果的に、別に行政のせいでもないし、自己責任だよねというのが多分根底にあるんだと思います。家が壊れたら、それは自分で耐震補強をするというのが今の国の考え方だと思います。その代わり、家が壊れても、さすがに生活の当面の補助は必要だよねというので、生活再建支援金なんかがあるんだと思います。
ただ、これが本当に自助という意味で、耐震化率今九割で、もう少しで一〇〇%になるというような、そんな試算もあると思います。じゃ、耐震化ができていない残りの一〇%って、本当にそれってどういう人なのかというのも多分大事だと思うんですね。九〇%だからいいんだではなくて、九〇%は、できる人がやっている、一〇%は、やりたくてもできない人がいる。やはり、そこを、ちゃんと一〇%を防災庁がしっかりと支えて、本当にできない人に手を差し伸べる、できるまで一緒に寄り添うという、そういう姿勢も防災庁は大事だと思います。
公助、共助、自助という順番を、仮に公助を先にするという考え方も僕はあると思います。やはり、人一人の命を救うあるいは命を守ろうというときに、自分だけでどうにかなる話ではないと思います。なので、そこは、防災庁ができて、逆に言葉は、今、自助、共助、公助ではなくて、公助、共助、自助というふうに順番を変えるということもありかなと思っています。防災庁ができて、これから行政も防災にしっかり取り組んでいくと、その代わり、皆さんもできることをしっかりやっていこうということで、まさに防災庁が前面に、最初に言葉を公助、共助、自助というふうに変えることによって、今までできていなかった人も防災に関心を持つという、そういうきっかけにもなるかなと思います。
83大大西勝也高知県黒潮町長
それでは、内閣府に実施いただきました弱部分析について、限られたカテゴリーでございますけれども、どおんと被災して、L2クラスでどおんと被災をしたときに重傷者がどのぐらい出て、それで、例えば搬送を要する、その搬送も、共助の搬送、つまり消防団とか自治防災組織とかの民間あるいは半公共的な車両を使った搬送と、それからもう医療行為を伴いながら搬送しなければならないケース、こういったものがございまして、それぞれにどの程度、統計学的に人数が出るのかということをはじき出してやった弱部分析がございます。
結論から申し上げますと、現状ですと、搬送を要する方は千人程度、けがを…
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84
仁比聡平(共産)
時間が来てしまいまして、沼田先生、申し訳ありません。こうしたリスクと土地利用規制なども含めてお尋ねしたいと思っておりましたが。
本当にありがとうございました。
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85
天畠大輔(れいわ)
代読します。
れいわ新選組の天畠大輔です。
お忙しい中、参考人の方々には、本日は御出席をいただきまして感謝申し上げます。ありがとうございます。
本日は、防災庁設置法の法案そのものとは少し離れて、誰一人取り残さないことや、そのための当事者参画を考える観点から、インクルーシブ防災に関連する質問をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
まず初めに、沼田参考人に伺います。
政府の災害対策では、常に自助、共助、公助という言葉が頻繁に出てきます。本来の自助は平時の備えを中心としたものと思いますが、一般的には、自助という言葉が避難行動におけ…
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- (上の発言)
86沼沼田宗純東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授
御質問ありがとうございます。
まず、自助、共助、公助という言葉の順番についてです。
これまで自助が先に来ていて、まさにおっしゃるとおり、対策ができる人は自分でやりましょうと、仮に災害があって命を失ってしまったら、それは結果的に、別に行政のせいでもないし、自己責任だよねというのが多分根底にあるんだと思います。家が壊れたら、それは自分で耐震補強をするというのが今の国の考え方だと思います。その代わり、家が壊れても、さすがに生活の当面の補助は必要だよねというので、生活再建支援金なんかがあるんだと思います。
ただ、これが本当に自助という意味で、耐震化率今九割で、もう少しで一〇〇%になるというような、そんな試算もあると思います。じゃ、耐震化ができていない残りの一〇%って、本当にそれってどういう人なのかというのも多分大事だと思うんですね。九〇%だからいいんだではなくて、九〇%は、できる人がやっている、一〇%は、やりたくてもできない人がいる。やはり、そこを、ちゃんと一〇%を防災庁がしっかりと支えて、本当にできない人に手を差し伸べる、できるまで一緒に寄り添うという、そういう姿勢も防災庁は大事だと思います。
公助、共助、自助という順番を、仮に公助を先にするという考え方も僕はあると思います。やはり、人一人の命を救うあるいは命を守ろうというときに、自分だけでどうにかなる話ではないと思います。なので、そこは、防災庁ができて、逆に言葉は、今、自助、共助、公助ではなくて、公助、共助、自助というふうに順番を変えるということもありかなと思っています。防災庁ができて、これから行政も防災にしっかり取り組んでいくと、その代わり、皆さんもできることをしっかりやっていこうということで、まさに防災庁が前面に、最初に言葉を公助、共助、自助というふうに変えることによって、今までできていなかった人も防災に関心を持つという、そういうきっかけにもなるかなと思います。
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下野六太(公明)
天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。
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天畠大輔(れいわ)
ありがとうございます。代読お願いします。
同じくインクルーシブ防災の観点での人材活用について、次は大西参考人にお伺いできればと思います。
黒潮町では、住民に避難を諦めさせないという強い決意の下、全職員を地域に分散配置する職員の地区担当制をしき、住民一人一人の生活に寄り添った避難カルテを作成するなど、日々の日常の暮らしに防災を組み込む先進的な町づくりを進めてこられたと思います。そうした事前防災の計画を立てる現場に障害のある当事者などが直接関わるようなインクルーシブ防災を取り込むことが要支援者の命を守ることにどのような変化や効果をもたらすと考えられるでし…
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89大大西勝也高知県黒潮町長
それでは、まず二点お尋ねがあったかと存じます。
まず、障害をお持ちの方が御参画いただいて、様々な防災計画を組んだり、あるいは避難訓練に参画いただいたり、あるいはその後の振り返りをしたりということは、実際に黒潮町ではもう既に行ってございまして、非常に大切な取組です。
といいますのも、やはり質問中御指摘いただきましたように、どちらかといいますと、ベースになるのは健常者であるということが恐らく無意識下にあって、それで組み上げられてきて、障害をお持ちの方とか高齢者の方とか要介護認定の高い方とかというのは少しそれから外れたところに存在しているというような感覚を…
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