栗田暢之特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事

2026年6月19日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 79 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 102 発言)

ありがとうございます。

先ほども申し上げたとおり、地元の社会福祉協議会が地元の住民のニーズを一番やっぱり拾ってこれる重要な組織でありますから、珠洲市においてもその社会福祉協議会を中心として、珠洲市の場合は前年の五月五日にも地震がありましたので、顔の見えるNPOもたくさん入って、そして市とも連携しながら対応された、こういう姿をこれから私たちは目指していこうと。それは輪島でも穴水でも能登町でもある程度やったということがございますので、これは今までの災害ですと、NPOと社協、これはあったんですけれども、そこに行政が加わるという仕組みをやっぱり重要視しなきゃいけないというのが三者連携なので、ここは都道府県域であったり市町村域であったり、やっぱりその社協におんぶにだっこじゃなくて、ちゃんと行政も関わるという姿勢を行政には深めていただきたいなという、その認識の途上にあるというふうに思っています。だから、そのことについては、今後もそうした三者連携が充実するように私たちも働きかけをしていきたいというふうに思っております。

一方で、そこに上がってくる福祉ニーズが、本当にそうした状況の中で上がってくるものと、声の上げられない、そもそも、そういうニーズと二つあると思っています。声が上がってくるニーズはもちろん対応します。だけど、声が上がらないニーズに関しては、それは、聞いてこないとそのまま放置されるということになります。

そういう意味では、石川県は今回、厚労省の被災高齢者等把握事業という事業を、JVOADが代わりに受託するんですけれども、そこを使って、たしか四千人の支援員が一万五千世帯の家を訪問して、安否確認を始め様々な支援のニーズをお聞きしたということもございました。

なので、こうやってしっかりと隅々まで人が出向いて、お困り事はありませんかということを聞いてこないといけない方々もたくさんいるというのは事実なんで、そこは今後もしっかりとやっていく必要があるんじゃないかなということは思います。

一方で、私たちも考えているんだけれども、なかなか見えてこないと、本当のニーズが。車中泊で三か月、障害者の方が三か月だったというのは後から聞いて分かるんですけれども、その方々は声上がってこないんで、その車中泊の方々をどうやって見ればいいかだとか、先ほど御指摘のあった、仮設の壁が薄くて本当は困っているんだみたいな声をやっぱりどうやって聞くかというのは、行政と社協とNPOと、やっぱりこの三者の連携で、聞こえてこないとするならばそれは聞こえてきた方がいいんで、そこは連携を強化して、誰かはそれに気付くという体制を強化していくしかないのかなというふうには感じています。

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