事業者の皆さんも本当に懸命にそうした手続という形でも御努力されておりますので、是非この審査においても合理的なものが更に進んでいくようにお取組をよろしくお願い申し上げます。
次に、原子力規制庁における人材育成、予算確保の問題について伺います。
規制庁の定員は約千百四十五人、実員約千九十人、充足率は九五%程度と伺いました。一方で、職員の約半数が五十代以上でありまして、今後大量退職が見込まれます。さらに、公務員全体で見ても、機械、電気、土木、建築、物理を始め、原子力分野に関連する人材そのものが今不足しているという、そういう大きな面での課題もあります。
現時点では何とか体制を維持しているとしても、再稼働審査、検査、六ケ所再処理施設への対応、保障措置、さらには今後の原発への対応を考えると、中長期的な人材基盤への不安というものはやはり大きいと言えると思います。特に、この保障措置は核物質が平和利用に限られることを国際的に確認するための仕組みでありまして、我が国の国際的信用にも直結する極めて重要な業務であります。
また、原子力規制人材育成事業についても、大学や高専が実施する優れた教育プログラムを採択をし、その経費を補助しておりますが、予算面ではまだまだ十分ではないと承知をしております。このプログラムは、本当に原子力規制委員会の業務に直結する三類型の業務、こうした観点から科学的、技術的知見を身に付けた人材を育成するためのものとなっておりまして、非常に大学生、高専の皆さん方が学ぶ機会としては非常に有用なものであると私も考えております。
規制庁の人材の問題というのは、規制の独立性、専門性、継続性を支える土台そのものであります。長期にわたって高度な専門判断を行わなければならず、そのためにもしっかりと専門性を備えた人材を育成、確保する、そうした取組に万全を期さなければならないと思っております。
そこで、山中委員長に伺いますが、この規制庁における審査、検査体制について、中長期的な持続可能性の観点から、大量退職リスクや六ケ所再処理施設の本格化に伴う業務増等も踏まえて、人材確保、育成の拡充と予算面を含めた基盤強化が不可欠と考えますが、見解を伺います。
100山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えいたします。
原子力規制委員会は、東京電力福島第一原子力発電所事故の深い反省の上に、IAEAや諸外国の規制基準も確認をしながら、我が国の自然条件の厳しさ等も勘案し、地震、津波等に対する基準の強化や重大事故対策を求めるなどして新規制基準を定めております。また、リスクの低い施設に対しましては、安全が合理的に確保できるという判断があれば原子力発電所には求めている対策の一部を要求しないなど、リスクに応じた規制を行っております。これは、IAEAが定めております安全基準に記載をされているグレーデッドアプローチの考え方に沿ったものでございます。
このように、…
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竹内真二(公明)
今、国際的な考え方とも乖離はないんだという御回答だったと思うんですけれども、そういう考え方というものがやはりできるだけこの現場に浸透していくような、そういう取組というものもやはり大事になってくると思いますので、よろしくお願い申し上げます。
次に、審査の課題とそれを踏まえた制度や運用というものをどのように、では見直していくのかについても伺います。
安全検査は厳格でなければならないというのは当然でありますが、この面から審査を徹底的に行うことはやはり必要であります。一方で、規制庁としては、届出制度の拡充やグレーデッドアプローチの考え方を踏まえた制度の見直し…
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102金金城慎司原子力規制委員会原子力規制庁長官官房審議官
お答え申し上げます。
まず、課題の認識ということでありましたけれども、現在の新規制基準適合性審査の課題としましては、一部のプラントにおいて、地震、津波等の自然ハザードに係る審査にかなりの期間を要していることが挙げられます。この点については、地震規模の想定や敷地内断層の選定などの審査過程において審査者の追加調査、追加検討が必要になり、それら調査検討に時間を要しているものであり、事業者の対応によるところが大きいと考えています。
次に、改善といったところでありますけれども、まずは運用面ですが、規制委員会として効果的な審査を行うため、審査の運用面について、事…
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- (上の発言)
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竹内真二(公明)
事業者の皆さんも本当に懸命にそうした手続という形でも御努力されておりますので、是非この審査においても合理的なものが更に進んでいくようにお取組をよろしくお願い申し上げます。
次に、原子力規制庁における人材育成、予算確保の問題について伺います。
規制庁の定員は約千百四十五人、実員約千九十人、充足率は九五%程度と伺いました。一方で、職員の約半数が五十代以上でありまして、今後大量退職が見込まれます。さらに、公務員全体で見ても、機械、電気、土木、建築、物理を始め、原子力分野に関連する人材そのものが今不足しているという、そういう大きな面での課題もあります。
現時点では何とか体制を維持しているとしても、再稼働審査、検査、六ケ所再処理施設への対応、保障措置、さらには今後の原発への対応を考えると、中長期的な人材基盤への不安というものはやはり大きいと言えると思います。特に、この保障措置は核物質が平和利用に限られることを国際的に確認するための仕組みでありまして、我が国の国際的信用にも直結する極めて重要な業務であります。
また、原子力規制人材育成事業についても、大学や高専が実施する優れた教育プログラムを採択をし、その経費を補助しておりますが、予算面ではまだまだ十分ではないと承知をしております。このプログラムは、本当に原子力規制委員会の業務に直結する三類型の業務、こうした観点から科学的、技術的知見を身に付けた人材を育成するためのものとなっておりまして、非常に大学生、高専の皆さん方が学ぶ機会としては非常に有用なものであると私も考えております。
規制庁の人材の問題というのは、規制の独立性、専門性、継続性を支える土台そのものであります。長期にわたって高度な専門判断を行わなければならず、そのためにもしっかりと専門性を備えた人材を育成、確保する、そうした取組に万全を期さなければならないと思っております。
そこで、山中委員長に伺いますが、この規制庁における審査、検査体制について、中長期的な持続可能性の観点から、大量退職リスクや六ケ所再処理施設の本格化に伴う業務増等も踏まえて、人材確保、育成の拡充と予算面を含めた基盤強化が不可欠と考えますが、見解を伺います。
104山山中伸介原子力規制委員会委員長
委員に御指摘をいただきましたとおり、原子力の規制を着実に進める上で、審査、検査に当たる人材の確保、育成というのは極めて重要な課題であるというふうに認識しております。
これまでも様々な取組を行ってきております。具体的には、職員の能力向上を図るための任用資格制度の導入、これに対応した職員向けの教育訓練を庁内で積極的に実施をしているところでございます。また、審査、検査の即戦力となる経験者の積極的な任用、また科学的、技術的な知見が高く経験豊富な職員を継続的に雇用できる特例定年制度の導入などにも取り組んでいるところでございます。
また、委員に御指摘をいただきま…
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竹内真二(公明)
よろしくお願い申し上げます。
もうこれ最後の質問になってしまうかもしれないんですが、これ情報発信についてなんですけれども、これ、規制委員会、この規制庁の皆さん方のホームページというところを見ると、極めて難解であります。例えば、もう少し図や写真を活用するとか、審査内容の平易な概略版を示すとか、動画も少し使った方がいいんじゃないかとか、国民向けのコーナーも少し設けるとか、もう少し改善の余地がないのかという素朴な疑問があります。
そしてもう一つ、若い世代はもうやはりSNS、Xに目が行っておりますから、こういうSNSの発信においてもやはり力を入れる、もう既に…
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106山山中伸介原子力規制委員会委員長
御指摘いただきましたとおり、審査に関する資料を始めまして、原子力規制委員会が取り扱う情報というのは非常に幅広うございます。かつ専門的でもございます。大量の資料が日々更新をされるため、ホームページからはなかなか検索しにくい、あるいはホームページが理解しにくいという、いろいろ御意見をいただいているところでございます。この辺り、十分承知した上で日々改善を進めているところでございます。
また、SNSの発信につきましても努力をしているところでございまして、特に、事故、トラブルがあったときの情報発信には非常に大きな力を発揮いたしますので、この点の改良についても努力…
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