野村竜一気象庁長官

2026年4月7日・第221回国会 参議院 予算委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 352 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 402 発言)

お答え申し上げます。

まず、CO2濃度につきましてですけれども、世界気象機関の最新の報告書によりますと、世界のCO2の平均濃度は、二〇二〇年を含む最近十年間で見ますと、平均的に一年当たり二・五七ppm増加しています。ただし、この平均濃度の年ごと、年ごとの増加量を見てみますと、二〇一六年は約三・三ppmであったり、二〇一七年は約二・二ppmであったりするなど、年によって数十%の変動がございます。これは、CO2濃度の増加量が自然変動により毎年大きく変わり得ることを示しております。

一方、排出量でございますけれども、委員御指摘のとおり、二〇二〇年のCO2の排出量は、コロナ禍などの人の活動の変化により、例えば国際エネルギー機関、IEAの計算によると五・八%減少したと聞いておりますが、世界気象機関では、これにより、大気中のCO2濃度ですね、濃度に目立った影響は見られなかったと報告されています。これは、コロナ禍による一年余りという一時的な、一時的な排出量の変化では、先ほど申し上げた平均濃度の増加量の自然変動による数十%の変動に比べれば影響が小さいためというふうに考えられております。

前後のやりとり

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