櫻井祥子 (参政党)

2026年4月7日・第221回国会 参議院 予算委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 355 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 402 発言)

国内投資を拡大するという言葉をいただけて、とてもよかったと思います。

次に、IPCCの報告と実際の観測データとの乖離を見ていきたいと思います。

IPCCの報告では、地球の気候変動シミュレーションを根拠として、温暖化は人類の出す温室効果ガスが原因である、人類の活動を加味しなければ現在の気温上昇を説明できないと主張しています。しかし、そのシミュレーションの詳細を示す論文にはこう書かれています。このシミュレーションは、CO2濃度倍増時の気温上昇が三度前後に抑えられるようにパラメーターをチューニングしたものであるとのことです。

ここで、資料六を御覧ください。

シミュレーションでは、過去の地表の平均気温は実際の過去の観測と近しくなっています。しかし、気候変動のシミュレーションであるのに、海面水温は事情が異なります。

グラフは海面水温の推移を示したものですが、太い黒線が実際の観測データ、その他のカラフルな線がIPCCで参照されているあまたのシミュレーションが示した海面水温です。これを見ると、ほとんどのシミュレーションが実際の観測よりかなり高い温度を示しており、現実と合っていません。同様に、地表ではなく上空気温を見た場合も現実と違う結果になります。つまり、シミュレーションは、地表気温などの限られた指標だけを再現したもので、信頼性に大きな疑問があるということです。

また、さらに、温暖化が災害の激甚化につながると言われていることにも疑義があります。

資料七を御覧ください。

こちらは、気象庁が発表している一九五〇年から二〇二三年までの年ごとの台風の発生数のデータです。これを見ますと、ほぼ横ばいか、どちらかというと近年は若干の減少傾向が見られます。

また、資料八は、台風の規模順のランキングです。十位以内には、最近のものだと二〇二二年が一つ載っているのみです。一九五〇から六〇年代のものが多くなっています。

もう一つ、最後に資料九を御覧ください。

同じく気象庁の年降水量偏差の経年変化のグラフです。ここ十五年ほどは降水量が平年と比べて多いのですが、その前の百年間ではかなりばらつきがあり、気温上昇に連動した増加傾向と断定するのは難しいものに見えます。

引用が長くなりましたが、これらを見ますと、人間の活動によるCO2排出が温暖化や災害激甚化につながるというIPCCの主張には疑義があるのではないかと思いますが、政府のお考えはいかがでしょうか。

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