質問に先立ち、一言申し上げます。
二年前、令和六年の通常国会におきまして審議されました民法の一部改正では、共同親権の是非が大きな論点となりました。衆議院の法務委員会において、当初の政府案には反対の立場を取りましたが、その後、附則十九条の二を加える修正がなされたことを受けて修正案に賛成となりました。ここ参議院においては、その趣旨が原案に取り込まれたことから、最終的に我々は賛成の判断をいたしました。
当時を振り返りますと、私たちは多くの関係団体の皆様と丁寧に意見交換を重ねて、そして現場の切実なお声、そして制度に対する様々な御懸念をお伺いしてまいりました。その一つ一つのお声を受け止めて、十一項目の論点として整理し、制度の改善につなげようと尽力したわけです。
しかしながら、委員会審議の過程において、与党の皆様には十分な御理解をいただけず、多くの提案が反映されなかったことは、今なお懸念に、そして残念に思っております。それでも、数は限られましたけれども、本質的に重要な事項について何とか盛り込むことができました。そして何よりも、附帯決議として制度運用における重要な留意点や懸念事項を明確に位置付けることができたと考えております。
党内におきましては、慎重あるいは反対の意見がほとんどだったんです。その中で私たちが賛成という判断に至ったのは、民法を改正するということが極めて困難であり、そして一度懸念事項を何らかの形で盛り込む機会を逃してしまったら、次はいつそれができるか分からないという現実を直視したからです。
であるならば、その時点で野党として、可能な限りの修正と、そして附帯決議の充実によってより良い制度運用を担保していくべきだと、そう思ったわけです。そう考えて、与党に交渉のテーブルへ着いていただくためにも、あえて賛成の立場を取る苦渋の決断をいたしたことを鮮明に覚えております。
だからこそ、この附帯決議に込められた懸念事項が実際の運用において着実に履行されることが極めて重要だと思っております。これらが守られなければ、私たちがあのとき賛成に回った意味そのものが問われるというふうに思っております。
私は、今国会から再び法務委員会に所属することになりました。共同親権制度が子供の最善の利益という観点から真に適切に機能していくのか、そしてその実施状況を丁寧に見極めて必要な改善を求めていくことは、当時の審議に関わった者としての責務であると私は強く感じております。
そうした思いを胸に本日は質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、大臣にお聞きしたいんですが、いよいよ昨日から共同親権の新制度がスタートいたしました。改正法の成立から二年間の準備期間を経て、関係各所が滞りなくスタートできるよう万全な準備ができていたでしょうか。御所見をお聞かせください。
54
伊藤孝江(公明)
時間になっておりますので、おまとめください。
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55
鈴木宗男(自民)
よろしく、決意の一端をお聞かせください。
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56
伊藤孝江(公明)
もう、ちょっと時間になっておりますので、申し訳ありません。大臣、結構です。今御意見として、済みません、もう時間過ぎておりますので、申し訳ありません。
では、以上で鈴木先生の御質問終わらせていただきたいと思います。
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- (上の発言)
57
牧山ひろえ(立憲)
質問に先立ち、一言申し上げます。
二年前、令和六年の通常国会におきまして審議されました民法の一部改正では、共同親権の是非が大きな論点となりました。衆議院の法務委員会において、当初の政府案には反対の立場を取りましたが、その後、附則十九条の二を加える修正がなされたことを受けて修正案に賛成となりました。ここ参議院においては、その趣旨が原案に取り込まれたことから、最終的に我々は賛成の判断をいたしました。
当時を振り返りますと、私たちは多くの関係団体の皆様と丁寧に意見交換を重ねて、そして現場の切実なお声、そして制度に対する様々な御懸念をお伺いしてまいりました。その一つ一つのお声を受け止めて、十一項目の論点として整理し、制度の改善につなげようと尽力したわけです。
しかしながら、委員会審議の過程において、与党の皆様には十分な御理解をいただけず、多くの提案が反映されなかったことは、今なお懸念に、そして残念に思っております。それでも、数は限られましたけれども、本質的に重要な事項について何とか盛り込むことができました。そして何よりも、附帯決議として制度運用における重要な留意点や懸念事項を明確に位置付けることができたと考えております。
党内におきましては、慎重あるいは反対の意見がほとんどだったんです。その中で私たちが賛成という判断に至ったのは、民法を改正するということが極めて困難であり、そして一度懸念事項を何らかの形で盛り込む機会を逃してしまったら、次はいつそれができるか分からないという現実を直視したからです。
であるならば、その時点で野党として、可能な限りの修正と、そして附帯決議の充実によってより良い制度運用を担保していくべきだと、そう思ったわけです。そう考えて、与党に交渉のテーブルへ着いていただくためにも、あえて賛成の立場を取る苦渋の決断をいたしたことを鮮明に覚えております。
だからこそ、この附帯決議に込められた懸念事項が実際の運用において着実に履行されることが極めて重要だと思っております。これらが守られなければ、私たちがあのとき賛成に回った意味そのものが問われるというふうに思っております。
私は、今国会から再び法務委員会に所属することになりました。共同親権制度が子供の最善の利益という観点から真に適切に機能していくのか、そしてその実施状況を丁寧に見極めて必要な改善を求めていくことは、当時の審議に関わった者としての責務であると私は強く感じております。
そうした思いを胸に本日は質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、大臣にお聞きしたいんですが、いよいよ昨日から共同親権の新制度がスタートいたしました。改正法の成立から二年間の準備期間を経て、関係各所が滞りなくスタートできるよう万全な準備ができていたでしょうか。御所見をお聞かせください。
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平口洋(自民)法務大臣
法務省としましては、改正法の円滑な施行に向けて、関係府省庁等とも連携しまして、改正法のパンフレット、あるいはQアンドA形式の解説資料、動画等を作成して、これらを活用した周知、広報に取り組んできたところでございます。
また、共同育成計画の作成の促進等のための情報提供や、支援の在り方について調査委託研究を行ったほか、全国の自治体や裁判所の職員等に向けた研修に積極的に協力してきたところでございます。
改正法の施行後も、引き続き関係府省庁等とも連携し、改正法の趣旨、内容の周知、広報にしっかりと取り組むとともに、施行後の状況を適切に把握していく所存でございます…
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59
牧山ひろえ(立憲)
まず、令和六年五月十六日参議院法務委員会での附帯決議、配付資料一を御覧ください。この一を読み上げます。
施行後の本法の運用状況について公表するとともに、諸外国における子の養育に関する法制の動向等も踏まえて、本法による改正後の家族法制による子の利益の確保の状況、親権者の指定等における父母の真意の反映の程度、DVや児童虐待等を防止して親子の安全・安心を確保するものとなっているか等について不断に検証し、必要に応じて法改正を含む更なる制度の見直しについて検討を行うことというふうになっておりますが、法務省にお伺いします。
共同親権に関する当事者の最初の入口は、…
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60松松井信憲法務省民事局長
お答え申し上げます。
父母の離婚後の子の利益を確保するためには、離婚の際に父母間で、子育ての分担や親子交流、養育費を含め、離婚後の子の養育について適切な取決めがされることが重要でございます。
法務省では、令和七年度の委託事業として、先ほど委員の御指摘にもございましたように、東京都と大阪府内の二つの自治体の協力を得まして、共同養育計画の作成促進に関する調査研究というものを実施したところでございます。そこでは、自治体ごとに関係部署や当該地域において離婚当事者の支援に関わる者らが会議に参加し、地域連携のネットワークの立ち上げやネットワークを通じた支援につい…
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