伊勢崎賢治 (れいわ新選組)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 194 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 203 発言)

れいわ新選組を代表し、本法案に反対いたします。

先日の参考人質疑で、木原長官、元海将の伊藤参考人は、私が引用した明治の海軍大佐がその著作で残した、国旗損壊への刑罰がないことこそ日本人が誇るべき奥深い理由があるという言葉に深く同意されました。国旗の下で実際に命を懸けた武人だからこそ、刑罰という強制ではなく、自発的な道徳心から生まれる敬意こそが真の尊厳であると知っているからであります。しかし、本法案がやろうとしていることは、その武人の誇りを根底から否定するものであります。

さらに見過ごせないのは、未来を担う子供たちへの影響であります。我が国が批准する子どもの権利条約は、子供の良心の自由を絶対的に保障しております。しかし、本法案は、SNSでのたわいのない悪ふざけすら国家への犯罪に仕立て上げます。これは、愛国や正義を大義名分とした凄惨なデジタルリンチに法的根拠を与え、子供たちの世界に愛国という名のむき出しのリンチ構造を持ち込むことにほかなりません。我々はどう責任を取るんですか。

法律で脅さなければ国民は国旗を敬わない、そう国民を見下すこの法案は、先人たちが育んできた日本人の誇りに対する重大な侮辱です。刑罰という国家権力で強制された敬意に一体何の価値があるんですか。そもそも、国民を脅して国旗への敬意を強要するこの法案を国権の最高機関で議論しているこの時間とこの空間そのものが我が国民に対する侮辱であるとさえ僕は感じております。

以上を私の反対討論といたします。

前後のやりとり

190の発言を見る

198の発言を見る

顔写真の出典(Wikimedia Commons、4件)