与那国、石垣、宮古では、島民を守るために自衛隊が必要だと言われて自衛隊基地が建設されましたが、その後、危険だから避難しろと言われた住民からは、これは誰のための、何のための住民避難なのか、だまされたという声も上がっています。
台湾をめぐる武力紛争が生じても、日本が直接攻撃される理由はないのですから、日本が自衛隊を派遣するなど軍事的な介入をすべきではありません。武力攻撃予測事態を設定して、全島避難を実施し、軍事介入のために自衛隊ミサイル部隊などを島々に展開すれば、むしろ島々が戦場にされ、焼け野原になるだけです。
沖縄島を含む南西諸島のような離島で住民の安全を確保するためには、できるだけ軍隊を置かず、外交で敵対的な関係を鎮静化を図り、ジュネーブ諸条約で認められた無防備地区やあるいは非武装地帯を設定して戦禍を逃れる方策を追求すべきなのです。
この資料の四番目ですけれども、このパネルですけれども、NHKオンデマンドの「NHKスペシャル ”国境の島”密着五百日 防衛の最前線はいま」のホームページです。
林大臣、先ほどのNHKの「沖縄戦八十年シンポジウム」は視聴できないようですけれども、与那国に暮らす島民のリアルな思いを丁寧に描いた「NHKスペシャル ”国境の島”密着五百日 防衛の最前線はいま」の方はNHKオンデマンドで視聴できるようですので、是非御視聴ください。
昨年のNHK放送局による沖縄戦八十年プロジェクトや「沖縄戦八十年シンポジウム」は、県民の思いを全国に発信するもので高く評価したいと思います。こうした取組は、事業計画のコンテンツ戦略の一つ、先ほども伺いましたが、民主主義の一翼を担い、平和で維持可能な世界の構築に貢献をするという目的にかなうものであり、来年度予算案にも反映されているということです。
今後とも、やはり公共放送、放送法第一条にあるように、健全な民主主義の発達に資することという、公共放送としての、沖縄だけでなく全国の地域から、そこで暮らす人々の声を丁寧にすくい上げ、情報を発信する取組をしていただきたいと、このように思っております。
少し時間がありますのでお話を続けますけれども、本日のNHKニュースは、防衛省が周辺国に届く敵基地攻撃ミサイルの配備を、熊本、静岡に配備をしたということが報じられました。佐世保のイージス艦にも、もう現時点でトマホークが装填されております。これが実は北海道から九州、沖縄まで全国につくられるんですね。これが安保三文書の五年間の計画です。それが二〇二七年度までにはでき上がってまいります。
私たちの国が周辺諸国に対する大きな脅威を、まさに全国でそこに装備するという事態になるわけです。憲法の九条という形で禁止はされているけれども、しかし、発射できるミサイルが現実に動き出していくと。こういうことを考えますと、私たちの国がすべきことは、やはりそういう国と外交交渉を、どの方、国々とやって、どういうふうにやっていくかということは真剣に考えなければいけないと思うんです。
現実に、二〇二二年一月七日の2プラス2協議で既に合意しているんですね。日米が要するに共同作戦計画を作って、その時点でこの奄美大島から与那国までの四十の有人離島を、そこで攻撃拠点をつくるということが合意されて、ですから、内閣官房は、そこから全住民を移す、沖縄島以外を移すということで今、計画が、訓練がされているわけです。
そういうことをしっかり、是非、NHKも事実は事実として報道してもらいながら、平和な日本をやはり我々はどうつくるべきかということを是非追求もしていただきたい。そのことを通してしか、日本の平和あるいは憲法を私たちが大事で何ができるかということを、それを大きな広い目で見ることができると思いますので、そういうことを期待して、今日の質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
195井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
今資料も配付されまして、この御質問の中にありましたシンポジウムは、沖縄戦八十年プロジェクトというプロジェクトの一環として、昨年、二〇二五年九月に地元紙琉球新報とNHKとで共同で開催いたしました。戦争体験者が少なくなる中で、特に若い世代にも沖縄戦に関心を持ってもらうということを重視しまして、舞台表現と討論を組み合わせた構成とするなど、工夫を懲らしたというふうに聞いております。
地元紙と共催でこの場を設けたことにつきましては、放送や紙面による発信にとどまらず、地域社会と向き合いながら沖縄戦を考える機会を提供するという狙いがあり、効果が…
この発言のページ
196
伊波洋一政府参考人など
会長、説明ありがとうございました。
このNHK沖縄放送局と琉球新報との「沖縄戦八十年シンポジウム」は、「戦場にさせない道標」と題して、沖縄を再び戦場にさせないために、戦争の記憶を次の世代に継承していくために何が必要かを県内のエンターテイナーやあるいはジャーナリストが登壇し議論するものでした。
この沖縄を再び戦場にさせないというテーマは、全国には耳になじみのない過激な表現に聞こえるかもしれませんが、残念ながら、沖縄では住民の不安を非常にリアルに表した表現なのです。
先日の委員会でも質疑をしましたが、現在、石垣市、宮古島市、多良間村、竹富町、与那国町の…
この発言のページ
197
林芳正(自民)総務大臣
この内閣官房が主に担当しておる件でございますが、御質問でございますので、私からお答えをいたします。
御指摘のあった先島五市町村の島外避難、九州、山口各県による避難住民の受入れ、手荷物容量の制限などにつきましては、いずれも訓練上の想定ということで、沖縄県、先島五市町村などと協議をした上で設定をしたものであるということでございます。
この取組は、万が一の事態の際に住民の安全を確保することを目的としたものでございまして、委員が御指摘をされましたような、軍事作戦の円滑な実施を目的としたものではありません。
引き続き、内閣官房を始めとする関係省庁とともに、沖…
この発言のページ
- (上の発言)
198
伊波洋一政府参考人など
与那国、石垣、宮古では、島民を守るために自衛隊が必要だと言われて自衛隊基地が建設されましたが、その後、危険だから避難しろと言われた住民からは、これは誰のための、何のための住民避難なのか、だまされたという声も上がっています。
台湾をめぐる武力紛争が生じても、日本が直接攻撃される理由はないのですから、日本が自衛隊を派遣するなど軍事的な介入をすべきではありません。武力攻撃予測事態を設定して、全島避難を実施し、軍事介入のために自衛隊ミサイル部隊などを島々に展開すれば、むしろ島々が戦場にされ、焼け野原になるだけです。
沖縄島を含む南西諸島のような離島で住民の安全を確保するためには、できるだけ軍隊を置かず、外交で敵対的な関係を鎮静化を図り、ジュネーブ諸条約で認められた無防備地区やあるいは非武装地帯を設定して戦禍を逃れる方策を追求すべきなのです。
この資料の四番目ですけれども、このパネルですけれども、NHKオンデマンドの「NHKスペシャル ”国境の島”密着五百日 防衛の最前線はいま」のホームページです。
林大臣、先ほどのNHKの「沖縄戦八十年シンポジウム」は視聴できないようですけれども、与那国に暮らす島民のリアルな思いを丁寧に描いた「NHKスペシャル ”国境の島”密着五百日 防衛の最前線はいま」の方はNHKオンデマンドで視聴できるようですので、是非御視聴ください。
昨年のNHK放送局による沖縄戦八十年プロジェクトや「沖縄戦八十年シンポジウム」は、県民の思いを全国に発信するもので高く評価したいと思います。こうした取組は、事業計画のコンテンツ戦略の一つ、先ほども伺いましたが、民主主義の一翼を担い、平和で維持可能な世界の構築に貢献をするという目的にかなうものであり、来年度予算案にも反映されているということです。
今後とも、やはり公共放送、放送法第一条にあるように、健全な民主主義の発達に資することという、公共放送としての、沖縄だけでなく全国の地域から、そこで暮らす人々の声を丁寧にすくい上げ、情報を発信する取組をしていただきたいと、このように思っております。
少し時間がありますのでお話を続けますけれども、本日のNHKニュースは、防衛省が周辺国に届く敵基地攻撃ミサイルの配備を、熊本、静岡に配備をしたということが報じられました。佐世保のイージス艦にも、もう現時点でトマホークが装填されております。これが実は北海道から九州、沖縄まで全国につくられるんですね。これが安保三文書の五年間の計画です。それが二〇二七年度までにはでき上がってまいります。
私たちの国が周辺諸国に対する大きな脅威を、まさに全国でそこに装備するという事態になるわけです。憲法の九条という形で禁止はされているけれども、しかし、発射できるミサイルが現実に動き出していくと。こういうことを考えますと、私たちの国がすべきことは、やはりそういう国と外交交渉を、どの方、国々とやって、どういうふうにやっていくかということは真剣に考えなければいけないと思うんです。
現実に、二〇二二年一月七日の2プラス2協議で既に合意しているんですね。日米が要するに共同作戦計画を作って、その時点でこの奄美大島から与那国までの四十の有人離島を、そこで攻撃拠点をつくるということが合意されて、ですから、内閣官房は、そこから全住民を移す、沖縄島以外を移すということで今、計画が、訓練がされているわけです。
そういうことをしっかり、是非、NHKも事実は事実として報道してもらいながら、平和な日本をやはり我々はどうつくるべきかということを是非追求もしていただきたい。そのことを通してしか、日本の平和あるいは憲法を私たちが大事で何ができるかということを、それを大きな広い目で見ることができると思いますので、そういうことを期待して、今日の質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
199
安野貴博(みらい)
チームみらいの安野貴博です。
まずは、井上会長、御就任おめでとうございます。
本日は、AI、デジタル時代における公共放送の役割という観点から、大きく三つお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず最初に、NHKアーカイブのAI開発への利活用について伺います。
昨年十二月の質疑において私は、AI開発目的でNHKアーカイブデータを提供していく予定があるかお尋ねをいたしました。その際、NHKの元稲葉会長からは、外部の事業者へのアーカイブコンテンツの提供について、受信料で制作された知的財産の価値保全を前提に、対応の在り方を検討するとの御答弁を…
この発言のページ
200小小池英夫日本放送協会専務理事
お答えいたします。
NHKのコンテンツのAIへの利用につきましては、外部から様々なアプローチをいただいております。AIの学習データとしての提供であっても、受信料で制作されたコンテンツの知的財産としての価値はしっかりと守っていくことを前提に、AI事業者が求めるコンテンツの範囲、量、期間、そのAIの利用目的はどのようなものなのか、用途に制度上の問題はないのかなどの点を個別の案件ごとに詳細に検討して適切に対応していく、これがNHKの基本方針でございます。
そのための知見をあらかじめ得ておくことも重要でありまして、総務省所管の国立研究開発法人のNICT、情報…
この発言のページ
201
安野貴博(みらい)
御答弁いただき、ありがとうございます。
学習済みのAIモデル、広く一般に公開する。これ、例えばオープンソースというやり方もあると思いますし、ニューラルネットの重みだけ公開するオープンウエートという形もあると思っております。
そういった中で、続けて経産省にお伺いしたいと思います。
今、GENIACであるとか、様々な基盤モデルの学習を進めるようなプロジェクトを進められているかと思いますが、こうしたNHK側が認識されているような課題を把握しておられるか、また、課題を認識されておられる場合はどのような対応をなされる予定か、お伺いしたいと思います。
この発言のページ