出川桃子 (自由民主党)

2026年6月8日・第221回国会 参議院 決算委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 206 発言)

力強い御答弁をいただきまして、誠にありがとうございます。片山大臣とこのベクトルを合わせることができた、認識を共有できたこと、大変意義深く感じております。

大臣からは、国土強靱化は危機管理そのものであると力強いお言葉もいただきました。是非、大臣の、片山大臣の力強いリーダーシップで前へと進めていただきたいと思います。ありがとうございます。

では、次の質問に移りたいと思います。

今国会が閉会する頃、子供たちが心待ちにしている夏休みが始まります。しかし、給食がなくなるこの期間、楽しみにするどころか不安な気持ち、憂鬱な気持ちで迎える御家庭も少なからずおられます。親や子供の食事の回数や量を減らさざるを得ない、そうした切実な声が聞こえてまいります。

ゴールデンウイーク前にも、母親が子供をあやめてしまうという大変痛ましい母子心中事件がございました。そして、かつて過去には、お子さんが運動会で活躍をしたその鉢巻きでお子さんをあやめてしまうという、母親が追い詰められた、決して忘れてはならない、そうした母子心中事件もございました。長引く物価高騰や中東情勢の不安の中で、そうした影響を色濃く受けているのは、まさにこうした子供を育てている困窮家庭でございます。

私は、長年、子供の貧困支援に携わる中で、その支援はあたかも傷口にばんそうこうを貼っているだけなのではないか、そうしたじくじたる思いを抱いてまいりました。シングルマザーの貧困の根本要因に目を向けなければ、こうした悲惨な事件は、悲劇は繰り返されてしまいます。子供の貧困の根底には、働いても働いても生活が安定をしない我が国の産業、経済構造のゆがみがあるのではないでしょうか。

お手元の資料を御覧ください。

日本のシングルマザーの就労率、これは八割を超え、OECD諸国の中でもトップクラスですが、相対的貧困率は最悪レベルであります。平均就労年収は二百三十六万円、シングルファーザーの平均就労年収四百九十六万円の半分以下の水準にとどまっております。つまり、日本のシングルマザーは世界で一番真面目に働いているのに世界で一番報われない、まさに構造的なワーキングプアの状態に置かれています。

この問題、単なる福祉や労働法制の枠組みだけで解決することはできません。現在、政府は力強く賃上げを進めておられますが、その波は中小企業や現場で非正規として働く女性たちにまではまだ十分に波及していないところであります。

そこで、赤澤経産大臣にお伺いいたします。

赤澤大臣は私と同じ山陰選出の大先輩でありまして、本日非常に緊張しているんですけれども、永田町のかいわいでは全閣僚の中で最も女性の気持ちが分かる、寄り添っていただける大臣だと伺っておりますので、あえてここで経産大臣の大きな視点で御質問をさせていただきたいと思い、経済産業省にお伺いさせていただきます。

こうした賃金格差を埋め、普通に真面目に働いていれば子供を育てられる経済環境、経済構造、これを実現していくために、経済産業省としてどのような産業政策を進めようとされているのか、大きな視点からの御見解をお伺いいたします。

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