岩本桂一外務省中東アフリカ局長

2026年6月25日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 132 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 245 発言)

ありがとうございます。

まず、覚書の主要な点について少し御紹介をさせていただきたいと思います。この覚書、かなり包括的な内容になっております。まずは、レバノンを含む全ての戦線での軍事作戦の終了、これが規定されております。その上で、ホルムズ海峡の開放の在り方、そして資産凍結の解除の問題、さらに核問題、そして制裁解除を含む最終合意に向けた交渉、その先のイランの復興、経済開発のための計画、こういったものが主な項目として定められております。そして、この覚書を実施するために、この二十一日にアメリカとイランが、パキスタンとカタールの仲介の下で、早速スイスでこの覚書署名後初めての協議を行っております。

そして、ただいま委員から御指摘ありましたとおり、その後、確かにアメリカとイラン双方から様々な発言がなされております。例えば、核の査察についてIAEAの査察官がイランを訪問するのかどうか、またイランのこの資産の凍結がすぐに解除されるのかどうか、こういった点については双方の発言の内容は食い違っております。一方で、石油の、イランの石油の輸出の解禁については、双方ともこの必要な措置を講じたということになっておりますので、一致している点もあるということが言えるかと思います。

さらには、今回のスイスの協議で、今後の話合いの進め方について、委員会の設置ですとか仕組みがかなり明らかになってきております。今日も、報道ですと、来週にもまた実務者レベルの協議が行われるという情報もございます。

日本としましては、これまでも、アメリカ、イランはもちろんですけれども、仲介国とも意思疎通を緊密に行ってまいりましたので、この努力は続けてまいりたいと思っております。そのことで、この協議ができるだけ円滑に進むように、そういった環境醸成に日本としても貢献をしていく必要はあると考えております。

前後のやりとり

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