御質問ありがとうございます。お答えいたします。
AIの規制についてというところでございますけれども、これは昨年、日本でもAI法というのが成立いたしまして、しっかりこのAIの規制について考えていくということが進んだ昨年であったというふうに考えております。
諸外国と比べますと、ほとんど規制のないアメリカ、そして、きちんと規制はあって、確立しようとしているEU、これの間の、言ってしまえばいいとこ取りである、ハードローを用いてソフトローであるガイドライン等を規定するというこの日本の法律というのは、世界的に見てもかなり評価されているというふうに考えられます。
先ほどもお話がありましたように、何か規制があったら技術が進まないか、イノベーションが進まないかというと、技術、イノベーションを阻害してしまうような固い規制というのは推奨できないんですけれども、何をやってはいけないかということが明確にないまま事業者に任せてしまうと、逆に萎縮してしまうということが起こります。
そのために、国は、こういうことをやっていいよ、こういうことはやらないよということを、ハードローではなくてガイドラインで示すと、日本の事業者もしっかりそれを用いてイノベーションを加速させるということができるのではないかというふうに思います。
そのために、何がやってはいけなくて、法律で禁止されている、それから、何は、ここはやっていいという、安全地帯であるというブルーライン、これをしっかり示すことが必要なんですが、そのためには、国が、きちんとその規制をするために、やってはいけないことを、AIでやっているかどうかを測る能力というのを日本が持つということが非常に重要ではないかというふうに思っております。
私、ちょっと少し宣伝になりますけれども、私が所長をしておりますAIセーフティ・インスティテュートでは、先ほど申し上げたようなガイドラインの方を、例えば評価、どのような評価の観点を持てばいいのかという評価観点ガイドを出しておりましたり、あるいは、ほかの省庁と一緒になって事業者向けのガイドラインを出したりということもしております。
また、先ほど、測る能力を持つというところで、昨年の九月から、AIセーフティ・インスティテュートの強化策というのを議論いただきまして、しっかり国が、そのAIを、AIのモデルやシステムというのを測るための能力を持つということで今強化を図っているところでございますので、そういったところで、AIのイノベーションを加速するための規制というのをしっかり議論していければと思っております。
以上でございます。
66
西岡義高(国民)
ありがとうございます。
引き続き、質問を続けさせていただきます。
AIの規制全般について伺いたいんですけれども、昨年はやったのが、写真をジブリ風のものに加工してというものがはやったときに、クリエーターの権利をどうするんだ、AI学習において、そういった議論がなされたと記憶しております。
今、この法改正の議論が進む中でも、やはりEU並みの厳しいAI規制が必要だという意見もあれば、その逆もしかりというところで、皆様御自身がお考えになるAI規制の在り方、我が国においてAI規制というのはどのような形であるべきかというところを、皆さんそれぞれのお考えをまた伺い…
この発言のページ
67森森田朗東京大学名誉教授/一般社団法人次世代基盤政策研究所代表理事
これは非常に難しいところだと思います。
私自身は、今のAIが持っている力というのは大変大きいところでありまして、我が国において労働力が不足するときに、それを補うという意味でのAIの活用というのもございますし、さらに、医療分野で見ますと、これからはAI、特に生成AIによって、医師の負担が減ると同時に医療の安全性が非常に高まるというので、今、いろいろな形で開発が行われているところです。
ただ、裏返して、規制もあるということですね。基本的に、私自身が考えますのは、データそのものを使ってAIを進めていくというのはいいわけですけれども、それを、先ほど申し上げま…
この発言のページ
68森森亮二弁護士法人英知法律事務所弁護士
御質問ありがとうございます。
日本のAIの規制につきましては、規制強度が低いということは一般に共有されていると思いますし、恐らくその背景には、規制をすると産業振興が進まない、特にAI開発、AI利活用が進まないということだと思いますけれども、ちょっと私はこの点については若干疑問を持っておりまして、規制があったらその産業が進まない、進展しないというシンプルな因果関係が果たしてあるのかどうかということは、再考の余地があるのではないかというふうに思っております。
これは、例えば、高いレベルのAI規制を持っているEUのようなところで、それでは日本の商品が通用す…
この発言のページ
- (上の発言)
69村村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長
御質問ありがとうございます。お答えいたします。
AIの規制についてというところでございますけれども、これは昨年、日本でもAI法というのが成立いたしまして、しっかりこのAIの規制について考えていくということが進んだ昨年であったというふうに考えております。
諸外国と比べますと、ほとんど規制のないアメリカ、そして、きちんと規制はあって、確立しようとしているEU、これの間の、言ってしまえばいいとこ取りである、ハードローを用いてソフトローであるガイドライン等を規定するというこの日本の法律というのは、世界的に見てもかなり評価されているというふうに考えられます。
先ほどもお話がありましたように、何か規制があったら技術が進まないか、イノベーションが進まないかというと、技術、イノベーションを阻害してしまうような固い規制というのは推奨できないんですけれども、何をやってはいけないかということが明確にないまま事業者に任せてしまうと、逆に萎縮してしまうということが起こります。
そのために、国は、こういうことをやっていいよ、こういうことはやらないよということを、ハードローではなくてガイドラインで示すと、日本の事業者もしっかりそれを用いてイノベーションを加速させるということができるのではないかというふうに思います。
そのために、何がやってはいけなくて、法律で禁止されている、それから、何は、ここはやっていいという、安全地帯であるというブルーライン、これをしっかり示すことが必要なんですが、そのためには、国が、きちんとその規制をするために、やってはいけないことを、AIでやっているかどうかを測る能力というのを日本が持つということが非常に重要ではないかというふうに思っております。
私、ちょっと少し宣伝になりますけれども、私が所長をしておりますAIセーフティ・インスティテュートでは、先ほど申し上げたようなガイドラインの方を、例えば評価、どのような評価の観点を持てばいいのかという評価観点ガイドを出しておりましたり、あるいは、ほかの省庁と一緒になって事業者向けのガイドラインを出したりということもしております。
また、先ほど、測る能力を持つというところで、昨年の九月から、AIセーフティ・インスティテュートの強化策というのを議論いただきまして、しっかり国が、そのAIを、AIのモデルやシステムというのを測るための能力を持つということで今強化を図っているところでございますので、そういったところで、AIのイノベーションを加速するための規制というのをしっかり議論していければと思っております。
以上でございます。
70小小原成朗日本労働組合総連合会総合政策推進局長
ありがとうございます。
私が配付させていただいた三ページから四ページにかけて、EUのAI規則を抜粋させていただきました。
先ほども発言させていただきましたけれども、活用に関しては、特定の人々の脆弱性につけ込むようなことはやってはならないであるとか、例示を、採用の例をお話しさせていただきましたけれども、評価又は分類に使ってはならないであるとか、若しくはプロファイリングに活用してはならない、そして、四ページ目に入らせていただいて、人種、政治的意見、労働組合への加入、宗教又は思想、性生活、性的指向、日本だと性自認もそうかもしれませんけれども、そのようなもの…
この発言のページ
71
西岡義高(国民)
御丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
時間ですので、終わります。ありがとうございました。
この発言のページ
72
丹羽秀樹(自民)
次に、谷浩一郎君。
この発言のページ