森亮二弁護士法人英知法律事務所弁護士

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

御質問ありがとうございます。

日本のAIの規制につきましては、規制強度が低いということは一般に共有されていると思いますし、恐らくその背景には、規制をすると産業振興が進まない、特にAI開発、AI利活用が進まないということだと思いますけれども、ちょっと私はこの点については若干疑問を持っておりまして、規制があったらその産業が進まない、進展しないというシンプルな因果関係が果たしてあるのかどうかということは、再考の余地があるのではないかというふうに思っております。

これは、例えば、高いレベルのAI規制を持っているEUのようなところで、それでは日本の商品が通用するのかというと、これはもちろんそういうことにはならないということかと思いますし、他方で、AIの、極めて強い力ですよね、極めて強い力を持つテクノロジーというのは、これはいい方向にも悪い方向にも働くんだと思います、ほとんどの場合に。

例えば、今、サイバーセキュリティーとの関係で、非常に機能の高いAIがあっという間に脆弱性を見つけ出すのではないか、そういうことが問題になっておりますけれども、先ほどのコンテンツ、手元の画像を改変してポルノにしてしまう、そういう能力も高い。そういうことになりますと、やはり機能の高いテクノロジーに対して一定の規制をするということは、これは権利利益の保護という観点からも合理性がありますし、それが産業の進展を阻むものなのかということについては慎重に考えないといけないのではないかというふうに私は思っております。

以上です。

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