宿本尚吾国土交通省住宅局長

2026年6月3日・第221回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

お答えをいたします。

建築物の耐震性能や防火性能を高めることで温室効果ガス排出量が多くなる、いわゆるトレードオフが生じるケースがあることは承知をしており、脱炭素化を推進する一方で、耐震性能など、その他の性能が損なわれないようにすることが重要であると考えております。

そのため、本法案では、建築物の省エネ性能向上や脱炭素化に取り組むに当たっての基本理念として、耐震性能や防火性能などの建築物の必要な性能を確保することや建築物の長寿命化に配慮することなどを規定をしてございます。

こうした理念に基づき、具体的には、建築物ライフサイクルカーボン評価の届出制度におきまして、ライフサイクルカーボンの定量的な算定結果に加えて、耐震性能や長寿命化の取組も記載するなど、トレードオフが存在することを踏まえて、総合的な評価が可能となるように取り組んでまいります。

また、消費者の方々に対しましては、脱炭素化の推進と耐震性能などの確保にトレードオフが生じるケースがあることを含め、ライフサイクルカーボン評価の考え方を広く周知をすることが重要だと考えております。

本法案で創設をいたしますライフサイクルカーボンの第三者認証・評価制度に加えて、耐震等級を含む住宅性能表示制度や長期優良住宅認定制度など、住宅・建築物の性能に係る各種制度の活用を通じまして、消費者に情報が分かりやすく伝わり、それぞれが重視する性能に応じて住宅・建築物を選ぶことができるような市場の環境整備に努めてまいります。

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