御答弁いただきまして、ありがとうございます。隣接する権利としてですけれども、既に徴収している部分もあると思いますので、そういった団体とのつながりを生かしながらも、非常に地道なお取組になると思いますので、しっかりと進めていただくことを期待しております。
次に、コンテンツ産業における生成AIの活用についてお伺いいたします。
先日、ネットフリックス社が生成AIを基盤とする社内の制作スタジオを設けたのではないかという報道がございました。この例を挙げるまでもなく、世界的に生成AIをコンテンツ作成に活用していくという流れが本格化する兆しが出ています。
国内でも、ちょっと私自身、眉村ちあきさんというアーティストの楽曲のミュージックビデオにおいて全編生成AIを用いて作られた映像がございまして、そちらを見たんですけれども、非常に渋谷を舞台に世界観が作り込まれた映像で、個人的な感想としては非常にクオリティーの高いものに仕上がっているなというふうに見ておりました。また、昨年より生成AIを用いた国際映画祭も開催がされておりまして、本年は京都での開催が見込まれるというような状況にもなっております。
こういった生成AIの議論は、そういう質の高いものを作っていくという観点もある一方で、同時に、制作物を大量かつ安価に供給するため、そういったコンテンツのコモディティー化を促したりですとか、そういったことに大規模に取り組む事業者が海外で現れた場合、物量で市場を席巻するおそれが指摘し得るかなと思います。また、何より、学習データに対してクリエーターの権利保護をどういうふうに進めるかも、とても重要な観点です。
そういった守りの側面では、政府は、AIの事業者ガイドラインですとか生成AIの利活用ガイドブック、そして文化庁のAIと著作権に関する考え方などで関与されてきて、人工知能基本計画におかれましても、我が党も提言いたしましたけれども、生成AIによる知的財産の侵害に対する相談体制などを構築するというところが言及されているかなと思います。
一方で、こういった世界的な振興の中では、守りがあった上で、どうやって制作の競争力を高めていくかという攻めの戦略を一体となって考えていくことが求められます。
ここで、お伺いをいたします。
生成AIの登場が制作の在り方を一変させ、コンテンツ振興戦略の前提自体が問い直される中で、守りとして省庁横断で取り組んできた無断学習対策などの権利保護政策はどのような成果を上げて、今後どう進めていくのかお伺いします。また、攻めとして、AIを活用した制作競争力の強化を経済産業省としてどう後押ししていくか、そして今後のコンテンツ振興戦略をどう設計していくか、お考えをお伺いいたします。
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赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
御指摘のとおり、アニメや映画産業において、クリエーターに対価が適正に還元されるためには、制作会社が従来の受託による売り切り型から脱却をして、成果報酬率を高める構造改革がどうしても必要だと思います。
このため、経済産業省が実施する補助事業、IP三六〇のうち、大規模作品制作支援では、これは委員が今触れていただきましたけれども、作品への出資比率や成果に応じた収入の比率を合計一〇%以上制作会社が確保することを要件の一つとしています。
こういったことも含めて、引き続き、構造改革と一体となって、大規模、長期、戦略的な官民投資を推進してまいりたいと思います。
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55河河合道雄(みらい)
大臣、御答弁ありがとうございます。そちらの方針の中でも、やはり大規模な案件の中での資金のサポートというところも非常に重要かなというふうに思っております。
加えまして、政策の方向性としてもありますけれども、やはり、最初に制作するときの資金調達のところが苦労されるような事業者さんが多いというところで、戦略の中にも触れられていますけれども、そこに対するファイナンスの支援といったところも積極的に検討いただいて進めていただければなというふうに考えておりますし、そういった予見可能性を担保する中で出資を呼び込むといった、そういった好循環も期待しております。
続いて…
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56川川上敏寛文部科学省大臣官房文部科学戦略官
お答えいたします。
御指摘のレコード演奏・伝達権についてでございますけれども、海外において我が国の音楽が利用された場合の対価を得るためには、文化庁長官が指定いたします指定団体、それから各国の著作隣接権の管理団体が連携をいたしまして、それぞれの国の実演家等の商業用レコードが利用された割合に応じて二次使用料の受渡しを行う必要がございます。
既に、商業用レコードを放送で利用した場合につきましては、実演家等に二次使用料を支払う制度が、これは我が国においても導入されておりまして、その二次使用料の取扱いのために、我が国の指定団体と各国の著作隣接権管理団体との間で…
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- (上の発言)
57河河合道雄(みらい)
御答弁いただきまして、ありがとうございます。隣接する権利としてですけれども、既に徴収している部分もあると思いますので、そういった団体とのつながりを生かしながらも、非常に地道なお取組になると思いますので、しっかりと進めていただくことを期待しております。
次に、コンテンツ産業における生成AIの活用についてお伺いいたします。
先日、ネットフリックス社が生成AIを基盤とする社内の制作スタジオを設けたのではないかという報道がございました。この例を挙げるまでもなく、世界的に生成AIをコンテンツ作成に活用していくという流れが本格化する兆しが出ています。
国内でも、ちょっと私自身、眉村ちあきさんというアーティストの楽曲のミュージックビデオにおいて全編生成AIを用いて作られた映像がございまして、そちらを見たんですけれども、非常に渋谷を舞台に世界観が作り込まれた映像で、個人的な感想としては非常にクオリティーの高いものに仕上がっているなというふうに見ておりました。また、昨年より生成AIを用いた国際映画祭も開催がされておりまして、本年は京都での開催が見込まれるというような状況にもなっております。
こういった生成AIの議論は、そういう質の高いものを作っていくという観点もある一方で、同時に、制作物を大量かつ安価に供給するため、そういったコンテンツのコモディティー化を促したりですとか、そういったことに大規模に取り組む事業者が海外で現れた場合、物量で市場を席巻するおそれが指摘し得るかなと思います。また、何より、学習データに対してクリエーターの権利保護をどういうふうに進めるかも、とても重要な観点です。
そういった守りの側面では、政府は、AIの事業者ガイドラインですとか生成AIの利活用ガイドブック、そして文化庁のAIと著作権に関する考え方などで関与されてきて、人工知能基本計画におかれましても、我が党も提言いたしましたけれども、生成AIによる知的財産の侵害に対する相談体制などを構築するというところが言及されているかなと思います。
一方で、こういった世界的な振興の中では、守りがあった上で、どうやって制作の競争力を高めていくかという攻めの戦略を一体となって考えていくことが求められます。
ここで、お伺いをいたします。
生成AIの登場が制作の在り方を一変させ、コンテンツ振興戦略の前提自体が問い直される中で、守りとして省庁横断で取り組んできた無断学習対策などの権利保護政策はどのような成果を上げて、今後どう進めていくのかお伺いします。また、攻めとして、AIを活用した制作競争力の強化を経済産業省としてどう後押ししていくか、そして今後のコンテンツ振興戦略をどう設計していくか、お考えをお伺いいたします。
58江江澤正名経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官
お答え申し上げます。
権利保護や制作力の強化という攻めの部分の御質問かと思います。
経済産業省としては、これまで、生成AIを利活用する際の留意点等について、ガイドラインやガイドブックを出して周知をしてきたところでございます。その成果として、産業界における権利保護の観点も踏まえた生成AIの適切な利活用に関する理解が促進されてきたと認識しております。
今後については、内閣府など関係省庁において検討が進められている知財権保護に向けた取組を産業界に更に周知していきたいと考えています。
次に、AIを活用したコンテンツの制作力の強化、攻めの部分でございますけ…
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59河河合道雄(みらい)
御答弁いただきまして、ありがとうございます。まさに、おっしゃっていただいたとおり、刻一刻と状況が変わるような性質のものだと思いますので、頻繁な見直しを期待しつつ、しっかりとこのコンテンツ産業が成長に結びつくことを期待しております。
では最後に、ちょっと最後の一問を飛ばしまして、コンテンツ制作人材育成についてのテーマでお伺いいたします。
特にお伺いしたいのは、海外経験についてでございます。
経済産業省の調査の中では、海外での制作や協業に関心がある方は九割近いという結果がある一方で、実務、実際できている方は三から五割程度という結果もあります。こういった…
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60江江澤正名経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官
お答え申し上げます。
まさに世界水準の作品を生み出すためには、海外のスタジオのノウハウの取得が重要であります。御指摘いただいた二〇二〇年の調査結果でございますけれども、海外での映画制作や映画制作会社との協業に関心があるというフリーランスの従業者は九〇%に上っています。その一方で、実際にその経験を有している方は四四・四%というところでございます。
このため、経済産業省としては、海外スタジオによる国内でのロケ撮影の誘致支援を通じて外国と日本のスタッフの協業を促し、海外スタジオのノウハウの取得につなげているところでございます。
文化庁においては、クリエー…
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