大和田秀二早稲田大学名誉教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 37 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 99 発言)

大変マニアックな質問、ありがとうございます。

私のまさに専門とするところでございまして、特殊破砕、特殊選別というのは、従来型のものではなく、従来型の破砕というのは先ほどシュレッダー破砕というのが出てきましたけれども、基本的にはいろいろなものを、車なんかもそうですけれども、ランダムに破壊をするというイメージです。

ところが、特殊破砕というのは、先ほど申しましたように、その多層になっている物に対して、これは一つの例でございます、太陽光パネルですけれども、そこの層の層間を、いかに層間の、その素材同士の界面だけを壊していくか、これは理想ですけれども、そんな技術はまだありませんけれども、そういう技術開発というのは少しずつできてきておりまして、既存の破砕機においても、そういう界面の選択的な破壊というのが実現できるものが、装置と条件によっては可能になってきております。

それから、これは太陽光パネルというわけではありませんけれども、例えば、機械的なエネルギーだけではなくて、電気的なエネルギーを使って、その層間を破壊をしていくというような、こういう技術開発もできていますので、そういったものが進むと、今までランダムに破壊をされて、細かくしないと、先ほど申し上げた、単体分離というのができない状況であったものが、界面だけを壊していくことが可能になれば、非常にエネルギーが少なくて済みます。そしてまた、当然のことながら、そのコストも下がるというようなことで、一つ有望な技術開発ではないかというふうに思っております。

それから、特殊選別についてでございますけれども、これは、廃棄物の世界では、おおよそ二ミリ以上のものに対しての選別というのは随分行われてきました。ただ、二ミリ以下になってくると、廃棄物の世界では、それを微粒子と呼ぶんですね。我々は実は天然資源の選別を随分専門にやってきましたけれども、そこではもう二ミリ以下のものしかない、そういう状況で選別を行ってきました。つまり、微粒子の選別をどうきちっと行っていくかという技術は、実は天然資源の処理の技術の中に結構たくさんあるわけです。そういったようなものをこのリサイクルの分野の中で利用していくということが一つ重要になってくるかなというふうに思いまして、そういう通常のランダムな破砕と一般的な選別ではなくて、そういう特殊な破砕、選別の技術を応用すると、比較的低コストで、そして高付加価値のものが生まれてくる、そして、ある程度処理能力もあるようなものが出てくるというふうに考えております。

以上です。

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