ありがとうございます。前向きなお言葉いただき、ありがとうございます。
この生徒指導提要というこの基本書がありますけれども、これ平成二十二年に初版発行されてから主な改訂は一度だけとなっておりまして、十二年後の令和四年の十二月となっています。性被害を自ら開示した場合などの対応は書かれていますけれども、今回のようなケースには当てはまりません。児童生徒性暴力防止法が施行された後の改訂であるにもかかわらず、触れられていないんです。学校の危機管理マニュアル作成の手引に至っては、平成三十年二月から改訂されていません。これらには修正を加える必要があるように思います。是非とも御検討をいただきたいと思います。
そして、事件が起きた際に初動の心のケアを確実に行うためには、心の変化、そして小さなSOSを早期に見付け、支える体制が必要です。
そこで次に、心の健康観察について伺います。
一人一台端末を用いて子供たちの日々の気分や気持ちの変化を把握して、早期に支援につなげることを目的とした取組です。導入状況を見ますと、令和七年度は、小中学校ともにいずれも過半数を超えて着実に広がってきています。
一方で、現場からは、実施はしているけれども実際には子供のSOSを十分に拾い切れていない、例えば、未回答の児童生徒を見逃してしまったり、取りあえず回答はさせているもののその後の分析までは手が回っていないといった声も聞かれます。
文科省は、これまでもチーム学校という考え方を掲げられてこられました。しかし、実際の現場では、例えば、保健室に一時間ルールというものがあって保健室の滞在時間に制限があったり、養護教諭と話をしたくても、保健室は体を休める場所だからという理由でスクールカウンセラーへの相談を促されたり、一方で、そのスクールカウンセラーは職員会議に入れてもらえず、子供の状況などが共有されないといった縦割りの実態も少なくありません。専門性を明確にしつつ、必要に応じて専門職につなぐ流れ自体は重要だと思いますが、こうした運用が行き過ぎると、ここから先は自分の担当ではないという意識を生んでチーム学校の理念とは逆方向に進むことも、おそれとしては懸念がされます。
そこで大臣に伺います。
心の健康観察についても、担任任せとするのではなく、学年や校内のチームで情報共有して、例えばスクールカウンセラーに健康観察データの分析を含む司令塔としての役割を付与するなど、複数の目で子供を見る仕組みにしていく必要があると考えますが、チーム学校の観点から見た課題についてどのように認識しておられるのか、松本大臣の認識を伺います。
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熊谷裕人(立憲)
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、末松信介さんが委員を辞任され、その補欠として東野秀樹さんが選任されました。
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水野孝一(国民)
国民民主党・新緑風会の水野孝一でございます。
十一月二十日、松本大臣の所信に対する質疑の機会をいただきました。その冒頭、私は、今何よりも優先して取り組むべきは、教育行政に対する信頼を取り戻すことであると申し上げ、その具体的な課題として、名古屋が震源と報じられた一連の性暴力、盗撮事案を取り上げました。子供たちに対する性暴力は断じて許されない行為であり、いかなる例外も認めず、制度や運用の擦り抜けを決して許してはならない。何よりも、子供を守り抜くという強い思いを松本大臣と共有させていただけたことは、私にとって大変心強いことでありました。
本日は、その思いを…
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松本洋平(自民)文部科学大臣
教師から児童生徒への性暴力は決してあってはならないことであります。本当に大変遺憾に思いますし、大変深刻に受け止めているところであります。直接の被害者のみならず、日常的に指導を受けていた児童生徒についても、心に傷を受け、その後の生活に大きな支障を来すことがないように取り組んでいく必要があると考えております。
今委員からも、自治体によってむらがあるというような、そういったお話もございました。おっしゃるとおりで、属人的に対応をして濃淡が出たりとか不足が生じることがないように、国として、省として、組織として取り組んでいくということは大変大事な観点だというふうに…
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- (上の発言)
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水野孝一(国民)
ありがとうございます。前向きなお言葉いただき、ありがとうございます。
この生徒指導提要というこの基本書がありますけれども、これ平成二十二年に初版発行されてから主な改訂は一度だけとなっておりまして、十二年後の令和四年の十二月となっています。性被害を自ら開示した場合などの対応は書かれていますけれども、今回のようなケースには当てはまりません。児童生徒性暴力防止法が施行された後の改訂であるにもかかわらず、触れられていないんです。学校の危機管理マニュアル作成の手引に至っては、平成三十年二月から改訂されていません。これらには修正を加える必要があるように思います。是非とも御検討をいただきたいと思います。
そして、事件が起きた際に初動の心のケアを確実に行うためには、心の変化、そして小さなSOSを早期に見付け、支える体制が必要です。
そこで次に、心の健康観察について伺います。
一人一台端末を用いて子供たちの日々の気分や気持ちの変化を把握して、早期に支援につなげることを目的とした取組です。導入状況を見ますと、令和七年度は、小中学校ともにいずれも過半数を超えて着実に広がってきています。
一方で、現場からは、実施はしているけれども実際には子供のSOSを十分に拾い切れていない、例えば、未回答の児童生徒を見逃してしまったり、取りあえず回答はさせているもののその後の分析までは手が回っていないといった声も聞かれます。
文科省は、これまでもチーム学校という考え方を掲げられてこられました。しかし、実際の現場では、例えば、保健室に一時間ルールというものがあって保健室の滞在時間に制限があったり、養護教諭と話をしたくても、保健室は体を休める場所だからという理由でスクールカウンセラーへの相談を促されたり、一方で、そのスクールカウンセラーは職員会議に入れてもらえず、子供の状況などが共有されないといった縦割りの実態も少なくありません。専門性を明確にしつつ、必要に応じて専門職につなぐ流れ自体は重要だと思いますが、こうした運用が行き過ぎると、ここから先は自分の担当ではないという意識を生んでチーム学校の理念とは逆方向に進むことも、おそれとしては懸念がされます。
そこで大臣に伺います。
心の健康観察についても、担任任せとするのではなく、学年や校内のチームで情報共有して、例えばスクールカウンセラーに健康観察データの分析を含む司令塔としての役割を付与するなど、複数の目で子供を見る仕組みにしていく必要があると考えますが、チーム学校の観点から見た課題についてどのように認識しておられるのか、松本大臣の認識を伺います。
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松本洋平(自民)文部科学大臣
様々な悩みを抱える児童生徒への支援に当たりましては、子供の心身の状況の変化に気付き、早期発見、早期支援を行うことが重要であります。
このため、文部科学省においては、一人一台端末を活用した心の健康観察の導入推進に取り組んでいるところであります。令和七年度におきましては、児童生徒の心身の状況の把握に一人一台端末などを活用している学校は、小学校で五四・九%、中学校で五七・五%となっているところであります。
こうした新たな一人一台端末という道具を使うことによりまして、子供たちがどういう状況に置かれているのかという状況を把握することに役立てるのと同時に、今おっ…
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水野孝一(国民)
ありがとうございます。利用を促すだけでなくチームで活用するという考え方、ありがとうございます。もう是非ともその考えで進めていただければというふうに思います。
私は教育委員在任中に、毎日太陽の晴れマークが付いていた子供が命を絶ったという悲しい出来事に直面したことがあります。この記録だけでは判断ができないと思いますが、でも、この記録を見ていなければ何もできないということも確かだと思います。チーム学校でみんなで情報を共有して取り組んでいくと、この考え方、是非とも進めていただきたいというふうに思います。
そして、今後、心の健康観察を周知する際には、養護教諭、…
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松本洋平(自民)文部科学大臣
児童生徒に一人一台の端末がある環境におきまして、教師による観察や見取りに加えまして、様々な教育データを活用し、生徒一人一人に対しきめ細かな指導、支援を行うことがより重要になってきていると考えております。
文部科学省の実証事業では、例えば、心の健康観察や欠席に関するデータを一覧にして可視化することによって教員が児童生徒の状況を把握することをサポートし、児童生徒に対する支援の充実を図る取組が実施をされております。また、文部科学省としては、このような先進的な取組の横展開やデータ収集、分析などの手法をまとめたガイドブックの作成などによって、学校現場において目的…
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