御質問どうもありがとうございます。
まず、前置きとして、私自身は科学者ではないので、科学的知見はどうだということを、その中身について語る資格はないと思っているんですけれども、この気候変動の科学については、気候変動に関する政府間パネル、IPCCと呼ばれるところで七年に一回知見を取りまとめていまして、そこは、世界中の科学者が入る形でその時点での最良の知見を取りまとめるということをしているんですけれども、二酸化炭素始めとして温室効果ガスが気候変動を、温暖化を引き起こしているということについてはその評価の回を重ねるごとに確信度が上がっていき、一番最新のものでは疑う余地がない、議論の余地がない、アンイクイボーカルという単語を使っていましたけれども、という評価になっています。
もちろん、日本国内もアメリカもそうなんですけれども、その共通的知見に対して異を唱える方々が存在しているというのは、それもそれで事実ではあるんですけれども、私としては、そのIPCCで取りまとめた知見をベースとして気候変動対策を考えていくということが基本線であるのかなというふうに理解をし、私自身もその前提に立って研究活動をしてきたというところであります。
ただ、その人間活動によって温暖化が起きているというときに、ではその温室効果ガスの濃度が倍になったときにどれぐらい気温が上昇するのかとか、温度が上昇したときにどのような被害が出るのかといったところについては、研究の進展で不確実性が徐々に縮まってはいるものの、まだなお残る不確実性は大きいというところがありますので、どのレベルまで温室効果ガスを下げるということが本当にベストなのかというのは誰にも分からないまま、ただ被害が起きてからでは遅いというこの不可知な状態の中で今意思決定をしなければならないというのがこの問題の難しいところで、それゆえに常にこういう適切な政策の在り方については議論が絶えないというものだと理解をしています。
少し中途半端な答えになってしまっているところは自覚はあるんですけれども、以上とさせていただきます。どうもありがとうございます。
40藤藤巻健史(維新)
日本維新の会の藤巻です。
まず、上野参考人にお聞きしたいんですが、トランプ大統領、なぜパリ協定から脱会したと考えられるか。可能性としては、一つは、温暖化は喫緊の課題ではないと考えたのか。二番目は、CO2、炭素問題は気温、温暖化とは関係ないと考えたのか。三番目の可能性としては、CO2は温暖化には関係するんだろうけれども、今対処する問題ではないと考えたのか。どういう思考でパリ協定から脱会したと考えられますでしょうか。
この発言のページ
41上上野貴弘一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所研究推進マネージャー(サステナビリティ)・上席研究員
御質問いただきまして、どうもありがとうございます。
大統領の正確な思考回路までは分からないところがあるんですけれども、まず、表明されていることとしては、パリ協定はアメリカにとって不利であるというのがまず明確に述べられています。その中には、先ほども少し申し上げましたけれども、途上国支援が入っていて、アメリカの負担が大き過ぎるとか中国がその途上国支援の負担の側に入っていないといったことは、第一期に抜けたときからそこを問題視しているというところがあります。
加えて、パリ協定の下では、各国が自ら削減目標を掲げるんですけれども、中国は二〇三〇年までにCO2の排…
この発言のページ
42藤藤巻健史(維新)
今の御回答を聞いていますと、公平性が問題だから脱会しようと関係ないという話だと余りにも駄々っ子過ぎるんでちょっとあれかなと思うんですが、二番目の考え方というのは非常にインプレッシブなんですけれども、日本だと、CO2は地球の温暖化、これもう誰も反論しないような、マスコミでも、それから政治家もみんなそれを当たり前だという議論をしていますけれども、今おっしゃったように、アメリカでは本当にこのCO2が気温、温暖化に影響しているかということについて意見が分かれているというお話をされましたよね。
それでお聞きしたいんですけれども、確かに、ケリー副大統領、どなたのと…
この発言のページ
- (上の発言)
43上上野貴弘一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所研究推進マネージャー(サステナビリティ)・上席研究員
御質問どうもありがとうございます。
まず、前置きとして、私自身は科学者ではないので、科学的知見はどうだということを、その中身について語る資格はないと思っているんですけれども、この気候変動の科学については、気候変動に関する政府間パネル、IPCCと呼ばれるところで七年に一回知見を取りまとめていまして、そこは、世界中の科学者が入る形でその時点での最良の知見を取りまとめるということをしているんですけれども、二酸化炭素始めとして温室効果ガスが気候変動を、温暖化を引き起こしているということについてはその評価の回を重ねるごとに確信度が上がっていき、一番最新のものでは疑う余地がない、議論の余地がない、アンイクイボーカルという単語を使っていましたけれども、という評価になっています。
もちろん、日本国内もアメリカもそうなんですけれども、その共通的知見に対して異を唱える方々が存在しているというのは、それもそれで事実ではあるんですけれども、私としては、そのIPCCで取りまとめた知見をベースとして気候変動対策を考えていくということが基本線であるのかなというふうに理解をし、私自身もその前提に立って研究活動をしてきたというところであります。
ただ、その人間活動によって温暖化が起きているというときに、ではその温室効果ガスの濃度が倍になったときにどれぐらい気温が上昇するのかとか、温度が上昇したときにどのような被害が出るのかといったところについては、研究の進展で不確実性が徐々に縮まってはいるものの、まだなお残る不確実性は大きいというところがありますので、どのレベルまで温室効果ガスを下げるということが本当にベストなのかというのは誰にも分からないまま、ただ被害が起きてからでは遅いというこの不可知な状態の中で今意思決定をしなければならないというのがこの問題の難しいところで、それゆえに常にこういう適切な政策の在り方については議論が絶えないというものだと理解をしています。
少し中途半端な答えになってしまっているところは自覚はあるんですけれども、以上とさせていただきます。どうもありがとうございます。
44藤藤巻健史(維新)
お聞きしてきて、その議論の余地がないと、CO2は地球温暖化に影響して議論の余地がないという結論であるならば、トランプにしろ、大統領にしろ、アメリカ人も余りにも何じゃいなという感想を持ってしまうんですけどね。まあそれはちょっとコメント、私も別に科学的知見が何にもあるわけではないし、単なる今日の話を聞いていての感想ですので。
次に、済みません、それコメントだけで申し訳ないんですけど、小宮山参考人にお聞きしたいんですけれども、その知見、今その上野参考人の答えがどうこうということとは別に、トランプ大統領がパリ協定から脱会するというのが事実なわけですけれども、そ…
この発言のページ
45小小宮山涼一東京大学大学院工学系研究科附属レジリエンス工学研究センター教授
御質問いただき、ありがとうございます。
トランプ大統領の今後の環境政策がどうなるかというのは非常に注目が高い点、離脱、また条約からの離脱等も含めて非常に不確実性の高い要因だとは思いますけれども、しかしながら、実際のやはり企業や事業者はどう考えているかということも大変大事な視点かと思います。恐らく今、日本の企業も含めて、国際的な企業も含めて、恐らく脱炭素の流れというのはもう不可逆的な流れになっていないかどうかというところをやはり私も気に掛けております。
ですので、やはりこれはもう社会的な、国際社会のムーブメントの一つとなりつつはあるかと思いますので、引…
この発言のページ
46宮宮沢洋一(自民)
時間が来ております。
この発言のページ