御質問いただきまして、どうもありがとうございます。
大統領の正確な思考回路までは分からないところがあるんですけれども、まず、表明されていることとしては、パリ協定はアメリカにとって不利であるというのがまず明確に述べられています。その中には、先ほども少し申し上げましたけれども、途上国支援が入っていて、アメリカの負担が大き過ぎるとか中国がその途上国支援の負担の側に入っていないといったことは、第一期に抜けたときからそこを問題視しているというところがあります。
加えて、パリ協定の下では、各国が自ら削減目標を掲げるんですけれども、中国は二〇三〇年までにCO2の排出の増加を止めるとなっていて、そのことをもって、一期目のトランプ大統領は、中国はパリ協定の下で排出を増やすことができる、他方でアメリカは化石燃料の使用も減らして排出減らさなければいけない、アメリカにとって化石燃料は一つの大きな財産であるのにそれが制限されるといったことの不公平性というものを挙げて脱退をするということを言っているということで、まず不公平性というのがあると思います。
それに加えて、この気候変動問題で世論調査を行いますと、やはり支持政党間で気候変動に対する見方というのは非常に割れていて、そもそも人間が起こしているのかどうかということの科学的知見への認識の仕方もそうですし、この問題が人間が起こしていたとしても危険、憂慮すべきものなのかという点についても、共和党の支持者に関して言えば憂慮すべき問題ではないと回答する比率が高く、民主党の支持者についてはその真逆であって、非常に大きく割れている中、支持層に寄せていくとなるとパリ協定脱退という選択に結び付きやすいのかなと、これは大統領自身が述べているものではないんですけれども、推測されるところであります。
以上になります。どうもありがとうございます。
38
上田勇(公明)
以上で終わります。
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39宮宮沢洋一(自民)
他に御発言はありませんか。
藤巻健史君。
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40藤藤巻健史(維新)
日本維新の会の藤巻です。
まず、上野参考人にお聞きしたいんですが、トランプ大統領、なぜパリ協定から脱会したと考えられるか。可能性としては、一つは、温暖化は喫緊の課題ではないと考えたのか。二番目は、CO2、炭素問題は気温、温暖化とは関係ないと考えたのか。三番目の可能性としては、CO2は温暖化には関係するんだろうけれども、今対処する問題ではないと考えたのか。どういう思考でパリ協定から脱会したと考えられますでしょうか。
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- (上の発言)
41上上野貴弘一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所研究推進マネージャー(サステナビリティ)・上席研究員
御質問いただきまして、どうもありがとうございます。
大統領の正確な思考回路までは分からないところがあるんですけれども、まず、表明されていることとしては、パリ協定はアメリカにとって不利であるというのがまず明確に述べられています。その中には、先ほども少し申し上げましたけれども、途上国支援が入っていて、アメリカの負担が大き過ぎるとか中国がその途上国支援の負担の側に入っていないといったことは、第一期に抜けたときからそこを問題視しているというところがあります。
加えて、パリ協定の下では、各国が自ら削減目標を掲げるんですけれども、中国は二〇三〇年までにCO2の排出の増加を止めるとなっていて、そのことをもって、一期目のトランプ大統領は、中国はパリ協定の下で排出を増やすことができる、他方でアメリカは化石燃料の使用も減らして排出減らさなければいけない、アメリカにとって化石燃料は一つの大きな財産であるのにそれが制限されるといったことの不公平性というものを挙げて脱退をするということを言っているということで、まず不公平性というのがあると思います。
それに加えて、この気候変動問題で世論調査を行いますと、やはり支持政党間で気候変動に対する見方というのは非常に割れていて、そもそも人間が起こしているのかどうかということの科学的知見への認識の仕方もそうですし、この問題が人間が起こしていたとしても危険、憂慮すべきものなのかという点についても、共和党の支持者に関して言えば憂慮すべき問題ではないと回答する比率が高く、民主党の支持者についてはその真逆であって、非常に大きく割れている中、支持層に寄せていくとなるとパリ協定脱退という選択に結び付きやすいのかなと、これは大統領自身が述べているものではないんですけれども、推測されるところであります。
以上になります。どうもありがとうございます。
42藤藤巻健史(維新)
今の御回答を聞いていますと、公平性が問題だから脱会しようと関係ないという話だと余りにも駄々っ子過ぎるんでちょっとあれかなと思うんですが、二番目の考え方というのは非常にインプレッシブなんですけれども、日本だと、CO2は地球の温暖化、これもう誰も反論しないような、マスコミでも、それから政治家もみんなそれを当たり前だという議論をしていますけれども、今おっしゃったように、アメリカでは本当にこのCO2が気温、温暖化に影響しているかということについて意見が分かれているというお話をされましたよね。
それでお聞きしたいんですけれども、確かに、ケリー副大統領、どなたのと…
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43上上野貴弘一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所研究推進マネージャー(サステナビリティ)・上席研究員
御質問どうもありがとうございます。
まず、前置きとして、私自身は科学者ではないので、科学的知見はどうだということを、その中身について語る資格はないと思っているんですけれども、この気候変動の科学については、気候変動に関する政府間パネル、IPCCと呼ばれるところで七年に一回知見を取りまとめていまして、そこは、世界中の科学者が入る形でその時点での最良の知見を取りまとめるということをしているんですけれども、二酸化炭素始めとして温室効果ガスが気候変動を、温暖化を引き起こしているということについてはその評価の回を重ねるごとに確信度が上がっていき、一番最新のものでは…
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44藤藤巻健史(維新)
お聞きしてきて、その議論の余地がないと、CO2は地球温暖化に影響して議論の余地がないという結論であるならば、トランプにしろ、大統領にしろ、アメリカ人も余りにも何じゃいなという感想を持ってしまうんですけどね。まあそれはちょっとコメント、私も別に科学的知見が何にもあるわけではないし、単なる今日の話を聞いていての感想ですので。
次に、済みません、それコメントだけで申し訳ないんですけど、小宮山参考人にお聞きしたいんですけれども、その知見、今その上野参考人の答えがどうこうということとは別に、トランプ大統領がパリ協定から脱会するというのが事実なわけですけれども、そ…
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