ありがとうございます。
お二人の参考人が言われたことに加えて言えることは何かと考えておりましたけれども、一つは、その戦争が持つ意味がどう変わっていくのかということですね。第二次世界大戦以降、特に冷戦下において、国とそれから反政府の武装組織、ないしは反政府武装組織同士の内戦というものが主流だったわけです。二十一世紀に入ってから、こういった国家間、ないし今の大規模な超大国が関わるような戦争というものを見るようになって、多くの人、特に若い人たちは国際社会は危険になっているんじゃないかというふうに考える人が増えていると思います。
ただ一方で、こういったことよく言われますけれども、暴力がよく見えるようになったというのも大きな変化だと思います。監視カメラが道にあり、SNSで遠くの国の家の中の、被害に遭った方の病院での姿などを見ることができるようになり、そして、市民団体が世界中で活躍しているということで、今まで見えなかった暴力がよく見えるようになった世界であるということも言えると思います。内戦も、私たちはメディアで見る程度だったものが身近なものに感じられるようになって、そして、若い人が、その結果、世界は危険になっているように感じるというのが現代なのかなと思います。
そんな中で、従来のメディアがやはり大国間の戦争やネタニヤフ氏に対する逮捕状などのニュースばかりに注目しているのは引き続きそのとおりで、そこで今まで見えていなかった内戦などが余計に見えなくなるということが起きているのかなというのも一つ思っているところです。
ですので、ICCの実績、確かにそうなんですけれども、これまで過去二十年間やってきたのは、内戦における戦争犯罪を扱ってきた機関ですが、今回のようなことが起きるまでほとんど着目されてこなかったというのも事実だと思います。
ですので、見えるようになったものと、そしてそれに隠れてしまったものというのを見直す機会にもしていく中で、暴力、戦争だけじゃない暴力というのがどれほどあるかということに目を凝らしやすくなったというところと、それが政策に反映されやすくなったというところが一つの進歩なのかなというふうに考えております。
62
伊波洋一政府参考人など
沖縄の風の伊波洋一です。
今日は、御三名の参考人の皆さんのお話、大変いろいろ内容新しいものいっぱいあったので、聞かせていただきましたが、まず、御三名に一番最初に共通での質問をさせていただきたいと思います。
越智参考人が示した資料四の、このネタニヤフに対する支持あるいは協力、協力しないという図を見ますと、ヨーロッパも随分分かれていることになっているし、それから、ある意味でアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどにやはり協力をする仕組みがちゃんとでき上がっていると。つまり、今のこの問題、今日の問題というのは、いわゆる国際法や国際人道法、そしてまた法の支配とい…
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63立立山良司防衛大学校名誉教授
大変難しい御質問をいただいたんですけれども、最初の御報告で申し上げましたとおり、中東というのは様々な不安定要因があります。国としての凝集力が弱いとか、国境の浸透性が高いとか、そういう意味で、どうしても、国家間戦争ではないにせよ一定の暴力が起きてしまう、その暴力が、ハマスは国家ではありませんけれども、あれだけの甚大な被害をイスラエル側に引き起こすだけの力を持っている。あるいは、このガザ戦争中に起きたことですけれども、イエメンという国の中のフーシー派という武装勢力が前を通る船を船舶攻撃をして、日本の関係している船舶も拿捕され、乗組員が人質になりました。
こ…
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64佐佐藤丙午拓殖大学教授
ありがとうございます。
非常に難しく重い課題だと思いますし、先ほどの私の陳述の冒頭の話からさせていただきますと、これは恐らく会長の御専門ではないかなというふうに思ったりもするわけでございますけれども、恐らく、大国間の大戦争がなくなってくる可能性というのは恐らくあると思います。
ただ、そのなぜなくなるかというのは、なくなる可能性があるかということは国際関係における大きな課題でございまして、そこは、一つは法の支配による規範の確立という意見もあれば、また核兵器を含めた軍事力による相互抑止が戦争をなくすという説もございます。
この二つの説のどちらが正しいと…
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- (上の発言)
65越越智萌立命館大学国際関係学部准教授
ありがとうございます。
お二人の参考人が言われたことに加えて言えることは何かと考えておりましたけれども、一つは、その戦争が持つ意味がどう変わっていくのかということですね。第二次世界大戦以降、特に冷戦下において、国とそれから反政府の武装組織、ないしは反政府武装組織同士の内戦というものが主流だったわけです。二十一世紀に入ってから、こういった国家間、ないし今の大規模な超大国が関わるような戦争というものを見るようになって、多くの人、特に若い人たちは国際社会は危険になっているんじゃないかというふうに考える人が増えていると思います。
ただ一方で、こういったことよく言われますけれども、暴力がよく見えるようになったというのも大きな変化だと思います。監視カメラが道にあり、SNSで遠くの国の家の中の、被害に遭った方の病院での姿などを見ることができるようになり、そして、市民団体が世界中で活躍しているということで、今まで見えなかった暴力がよく見えるようになった世界であるということも言えると思います。内戦も、私たちはメディアで見る程度だったものが身近なものに感じられるようになって、そして、若い人が、その結果、世界は危険になっているように感じるというのが現代なのかなと思います。
そんな中で、従来のメディアがやはり大国間の戦争やネタニヤフ氏に対する逮捕状などのニュースばかりに注目しているのは引き続きそのとおりで、そこで今まで見えていなかった内戦などが余計に見えなくなるということが起きているのかなというのも一つ思っているところです。
ですので、ICCの実績、確かにそうなんですけれども、これまで過去二十年間やってきたのは、内戦における戦争犯罪を扱ってきた機関ですが、今回のようなことが起きるまでほとんど着目されてこなかったというのも事実だと思います。
ですので、見えるようになったものと、そしてそれに隠れてしまったものというのを見直す機会にもしていく中で、暴力、戦争だけじゃない暴力というのがどれほどあるかということに目を凝らしやすくなったというところと、それが政策に反映されやすくなったというところが一つの進歩なのかなというふうに考えております。
66
伊波洋一政府参考人など
どうもありがとうございました。
時間のようです。
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67
猪口邦子(自民)
それでは、齊藤健一郎君。
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68齊齊藤健一郎政府参考人など
NHKから国民を守る党、齊藤健一郎です。今日はよろしくお願いいたします。
まず、越智参考人にお伺いします。
法の秩序を世界でつくっていく上でICCが機能をしていかないといけないと思うんですけれども、やはりその中で、やっぱり米中ロが未加盟であるというところに関して、機能させていく上ではもうかなり障害にはなるのではないかなというふうに思うんですけれども、米中ロが加盟をする可能性というのがあるのかどうなのか、お伺いさせていただきたいと思います。
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