立山良司防衛大学校名誉教授

2025年2月12日・第217回国会 参議院 外交・安全保障に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 63 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

大変難しい御質問をいただいたんですけれども、最初の御報告で申し上げましたとおり、中東というのは様々な不安定要因があります。国としての凝集力が弱いとか、国境の浸透性が高いとか、そういう意味で、どうしても、国家間戦争ではないにせよ一定の暴力が起きてしまう、その暴力が、ハマスは国家ではありませんけれども、あれだけの甚大な被害をイスラエル側に引き起こすだけの力を持っている。あるいは、このガザ戦争中に起きたことですけれども、イエメンという国の中のフーシー派という武装勢力が前を通る船を船舶攻撃をして、日本の関係している船舶も拿捕され、乗組員が人質になりました。

こういう状況というのをどうするのかという、もちろん、おっしゃるとおり、戦争がなくなればいいわけですけれども、それを完全に抑え込むこともできない、そういうジレンマという状態は続くと思うんですね。

ですから、一方で法の支配が重要だということを強く強調していく必要もありますし、国連の安保理がこのガザ問題でほとんど機能しなかったという現実もありますけれども、そういう制度をどうやって変えていくかという問題にも関わってくることだと思います。あるいは、その現在の国際秩序というのをそのグローバルサウスと言われている国々がどう考えているのかという問題にも関わってくるかと思います。ですから、相当幅広い議論を今後ともやっていく必要があるかと思います。

前後のやりとり

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