2025年6月10日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 198 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 217 発言)

ありがとうございます。

一点申し上げますと、大臣のこの一言一言を生産者が見詰めていて、この今後の営農意欲というものに影響を与えるかもしれないということを念頭に置いて御発言をいただきたいと思いますし、今、田植がようやく終えるか終えないか、まだ続けているところも県内はある現状でございますので、こうした農家の方々の御心情に御配慮をいただいた上での発信をお願いできればというふうに思っております。そうでなければ、この大臣の御発言というものは、短期的には消費者の安心感につながっても、生産者の気持ちが折れてしまうと、中長期にはこの消費者の不安ということにもつながってしまうんではないかなと。

週末に聞いてきた多くの声をちょっとお話をさせていただいて、お伺いをさせていただきました。

引き続き、米についてお伺いをしていきたいというふうに思いますけれども、先週の参考人質疑では、北海道大学の坂爪参考人から、令和の米騒動について、混乱をしている面はあるけれども、生産コストの継続的な上昇がある中でずっと米価は上がらないという、ある種ガラスの天井を壊すというプラスの効果があったのではないかというような御発言がありました。

生産基盤の弱体化により、やっぱり今後、この騒動が落ち着いた後には、また供給が需要を上回ることも出てくるだろうと。ただ、そうした後でも、生産基盤の弱体化により生産のこの復元力というものは落ちているので、一旦生産が縮小すると、価格が上昇しても、日本はなかなかこの生産が戻り切らないと。全速力で走って、休憩して、また全速力で走れるかというと、そうではない産地が増えていると。だから、この供給過剰、価格下落局面でもしっかりとこの対策をやってほしいと。経済的なフォローを生産現場に対してしてほしいというお話がありました。

加えて、再生産価格というのは、民間の自助努力で頑張ってくださいというのではなくて、政府の直接的な関与によって実現するべきだと。例えば、収入保険の算定は過去の収入を基準にして計算されていると思うが、これを合理的な費用に基づいたものに変えていくだけでも随分変わってくるのではないかと。いずれ、この価格低迷時においては再生産価格での政府の買入れとか、あるいは今はもうすっからかんになりつつある備蓄の積み増しとか、こういったことをきちんと行っていただきたいというのがこの坂爪参考人のお話でありました。

そこで、前回もちょっとお伺いをしまして、また先ほど舟山先生の方からもお話があったかと思いますけれども、今回、この米価の高騰で備蓄米を放出するという対応が取られましたけれども、今回のことが落ち着いた後、中長期的にですけれども、米価が下落をしたときに、この備蓄米の吸収で価格の引上げを図るということはあるのかないのかということをお伺いをできればと思います。

前後のやりとり

194の発言を見る

202の発言を見る