市川類一橋大学イノベーション研究センター特任教授/東京科学大学データサイエンス・AI全学教育機構特任教授

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 88 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

御質問ありがとうございます。

先ほども説明した話とこれまでの参考人と重なる部分ございますけれども、やはりまず、海外、特に欧米の方々と、これはAIガバナンスとか政策の議論とかに関わっている方たちと話をしてみると、欧米の方で、特に市民団体の方も含めて、やはりAIが今後人類を破滅させるのではないか的な発想を持っているのが、日本ではほとんど議論されないんですけど、海外、もちろんニュースとか見ていただいたら分かりますが、海外ではその議論が真面目にされています。そのために、非常に怖いよな、したがってAIを規制しなければいけないという話があると思います。

一方、日本でも、内閣府の資料ではやはりAIに対する不安感があるというふうな話がありますが、これちょっと原典を私も見てみましたけれども、確かに日本は非常に低い。でも、先進国は結構押しなべて低いんですね。

不安感が低いところ、すごく安心して使っているというのは、これはやはりブラジル、インド、中国という、要は、私の理解だと若者が非常に多い国なんですよね。日本も、一九七〇年くらいは、世界から言われると、非常に新技術に対して受容性が高い、若い世代がどんどんどんどん冷蔵庫とかそういうのを使っていって世界を変えていったという世界的な評価だったと思うんです。

そういった意味でいうと、先ほども申しましたように、やはり世代によって、新しい技術が出てきたときに、まずはちょっと拒否感を持ってしまう。何かリスクが起きるんじゃないか、今まで使ったことがない技術なのでよく分からないよねというところが非常に大きな要因になっているんではないかと私は見ております。

したがって、やはりここについて、AIって使ったらやっぱり、さっきもお話ありましたように、指紋認証も含めて便利ですよねというところも含めて、そこをちゃんと日本としてその改革を進めていくと安心な使い方ができるような社会になっていくんではないかなと、こういうふうに認識しております。

以上です。

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