お答えいたします。
海外と日本と比べるとAIに対する障壁が少ないというのは、私も肌感覚ではございますけれども、感じております。やはり、AIの暴走であるとか人権侵害ということを考えるのは、日本の方よりも海外の方の方が多いという印象でございます。
一方で、その安全に使えるのが、安全だというふうに考えているのが一〇%台、規制が必要だと考えているのが七割を超えているというこの現状でございますけれども、こちらは、やはりまずその安心と安全という言葉の定義をこちらで再定義させていただければと思うんですね。安全であるということと安心できるということには少しギャップがあります。安全であることというのは、例えば規制を行ったり、あるいはそのレギュレーションを作ったりということで、リスクが起きないように事前に用意をしておくということが安全につながるんですけれども、それが十分になされているということが周知して、自分が何かをするときに安全にできるんだということを確信すると安心につながるんですね。
で、この世論調査というのは、恐らく安心かどうかと、安全に使えますかというのを聞いているんですけれども、主観的に安心していますかということを聞いているので、そこに少しギャップがあるのかなというふうに思っています。
一方で、安全に対する課題というのは、やはり、これは国民の方が感じるより前に、毎日毎日AIの技術が進歩しているので、毎日、安全であるかという状態が変わっていきます。ここをしっかりと対応しているということを国民の皆様に知らし続ける啓蒙活動というか、その広報活動というのが、十分にこのギャップを解消していく鍵になるのではないかなというふうに感じております。
以上です。
82永永沼美保一般社団法人日本経済団体連合会デジタルエコノミー推進委員会国際戦略WG主査/日本電気株式会社CDO Office主席プロフェッショナル
ありがとうございます。
今、村上参考人からもお話がありましたのでちょっと手短にはなりますが、情報共有というのは非常にやはり線引きというものが必要であるということは事実でありますが、やはり個社では、個社で一生懸命やっても業界全体の底上げにならないですとか、やはりその全体を底上げするためにはどうするか。その中で、例えばフレームワークみたいなものがあるといいとか、それからあと、ばらばらな定義みたいなものをみんなで少し考えましょうと、そういったような業界横断の取組というのは、これは通常どおりありますし、そこの部分のところはあってよろしいかと思います。
また、…
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83
竹詰仁(国民)
参考人の皆様、今日はありがとうございました。
以上で終わります。
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84
井上哲士(共産)
日本共産党の井上哲士です。
今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。
まず、全体に関わって、AIへの国民意識の問題で四人の参考人にそれぞれお聞きしたいんですが、先ほど大屋参考人からはヨーロッパの方が警戒心が強いというお話がありました。市川参考人の事前の資料を見ますと、例えば日本の映画やアニメでは、AI、ロボット、鉄腕アトムのように友情の対象として描かれているということも言われておるんですけど、一方で、先ほど来出ていますように、世論調査、政府が公表したこの意識調査でいいますと、日本の国民は、現在の規制や、規則や法律でAIを安全に利用で…
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- (上の発言)
85村村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長
お答えいたします。
海外と日本と比べるとAIに対する障壁が少ないというのは、私も肌感覚ではございますけれども、感じております。やはり、AIの暴走であるとか人権侵害ということを考えるのは、日本の方よりも海外の方の方が多いという印象でございます。
一方で、その安全に使えるのが、安全だというふうに考えているのが一〇%台、規制が必要だと考えているのが七割を超えているというこの現状でございますけれども、こちらは、やはりまずその安心と安全という言葉の定義をこちらで再定義させていただければと思うんですね。安全であるということと安心できるということには少しギャップがあります。安全であることというのは、例えば規制を行ったり、あるいはそのレギュレーションを作ったりということで、リスクが起きないように事前に用意をしておくということが安全につながるんですけれども、それが十分になされているということが周知して、自分が何かをするときに安全にできるんだということを確信すると安心につながるんですね。
で、この世論調査というのは、恐らく安心かどうかと、安全に使えますかというのを聞いているんですけれども、主観的に安心していますかということを聞いているので、そこに少しギャップがあるのかなというふうに思っています。
一方で、安全に対する課題というのは、やはり、これは国民の方が感じるより前に、毎日毎日AIの技術が進歩しているので、毎日、安全であるかという状態が変わっていきます。ここをしっかりと対応しているということを国民の皆様に知らし続ける啓蒙活動というか、その広報活動というのが、十分にこのギャップを解消していく鍵になるのではないかなというふうに感じております。
以上です。
86永永沼美保一般社団法人日本経済団体連合会デジタルエコノミー推進委員会国際戦略WG主査/日本電気株式会社CDO Office主席プロフェッショナル
ありがとうございます。
企業というか、経済界の立場からちょっとお伝えいたします。
政府の役割、それから日本としての安全、安心の考え方というのがあると同時に、今、世界的な一つの流れとしまして、先ほど来から申し上げているガバナンスというものがございます。特に企業、我々のようにサービスを提供するなりの企業ですね、開発者もそうですけれども、その企業は、やはり我々が何を考えていて、皆様に安全な製品、あるいは安心して使っていただけるためにどのような努力をしているか、またどのような仕組みでそれを運用しているのかといったことをきちんと説明をしなさいというのが非常に一…
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87大大屋雄裕慶應義塾大学法学部法律学科教授
お答えいたします。
村上参考人がおっしゃった安全と安心の違いということを前提として、二点ほど考えられようかと思います。
一つは、ある種のバイアスがやはり報道から生じるであろうと。つまり、システムというのは異常動作が起きたときだけ報道されますので、かつての体感治安の問題と同じでございます。
事件が起きると報道される、そのために、犯罪は周りで増えているというふうに思う方はそれなりに市民の中で多いわけですが、実は犯罪は統計としては減り続けているわけですよね。このような形で、やはり、詳しくない方ほど、技術的な実情というのを余り理解しないままに不安感が高じて…
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88市市川類一橋大学イノベーション研究センター特任教授/東京科学大学データサイエンス・AI全学教育機構特任教授
御質問ありがとうございます。
先ほども説明した話とこれまでの参考人と重なる部分ございますけれども、やはりまず、海外、特に欧米の方々と、これはAIガバナンスとか政策の議論とかに関わっている方たちと話をしてみると、欧米の方で、特に市民団体の方も含めて、やはりAIが今後人類を破滅させるのではないか的な発想を持っているのが、日本ではほとんど議論されないんですけど、海外、もちろんニュースとか見ていただいたら分かりますが、海外ではその議論が真面目にされています。そのために、非常に怖いよな、したがってAIを規制しなければいけないという話があると思います。
一方、日…
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