村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

ありがとうございます。

私の民間としての立場としてこちらお答えさせていただきたいと思います。

私は保険会社でAIの促進をしておりますけれども、AIに限らず、技術を使った効率化というものは本当に、一〇%、二〇%ではなくて、五〇%、八〇%といった大きな効率化につながることがございます。その一つのビジネスプロセスを何かAIに置き換えるのではなくて、もうAIの時代に合わせたビジネスプロセスにする。それで、これは私の会社の例ではございませんけれども、五〇%以上の、財務会計に資するような、そういう効果を出すということがその技術力によってできる時代になってきています。

これを使わないということになりますと、例えば私が所属している保険会社の例で申し上げますと、保険料をお支払いするときにそれだけ人件費が掛かっていると、いただく保険料の方が上がってしまうというような、市民の方に対する不利益を講じてしまい、あるいは市場競争力が下がってしまって市場のシェアを下げてしまうといったような影響があると思っています。

今は効率化の観点なんですけれども、これが本当にAIが活用が進んできたときには、そのAIを使った新しい業務であるとか新しい仕事の創出といったものも期待できていますので、そういったことが、そのAIを使った経験がないと新しいことも同時にできないということがあるかと思います。

そういったリスクが、私が申し上げたそのAIを恐れて使わないことというのが一番のリスクというふうに申し上げた次第でございます。

以上でございます。

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