駒村康平慶應義塾大学経済学部教授

2025年6月11日・第217回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 41 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

今回の、その世代間の流れが逆になっている、先生おっしゃるとおりで、この上の世代の方が割を食ってしまうんではないかと。

これの原因というのは、マクロ経済スライドが実は利いてこなかった、つまり高止まりしているんだと。ただ、この高止まりは、金額が増えているよりは、分母の、その現役世代の給付水準が伸びなかったから相対的に上がってしまっているので、なかなか高齢者の方も自分たちが高止まりしているという意識がないと思うんですね。

結局、これマクロ経済スライドって一体どういうものなのかというのが、制度、二十年以上もう、終わっているわけですけど、できているわけですけれども、余り理解が進んでこなかったということで、今回、そういう意味では、マクロ経済スライドは一体何なのかということが初めて分かるような議論が出てきたと思います。

この部分は、私は、政治はごまかさずに、この選択肢はどういう選択肢があるのかと、これを選ばざるを得なかったんだと、世代で連帯しないといけないと。ただ、極めて下がってしまって困るようなところに対しては一定の補償をするということが、今回も、三党合意で、衆議院で入っていると思いますので、そこを含めて評価していただくということが必要だと思っています。

資料三の方も、結局、この自分の時代、特に氷河期世代というのは構造的な、社会構造の大きな変化によって不利なものが集中した世代でございますので、そこに対しての世代を超えた共感というものが、やっぱりもう持っていただかないとなかなかこの話は進まないというところで、これも是非、政治の皆様に、この世代間の運、不運を均衡化するみたいなものも年金の役割なんだということを御説明いただければと思います。

どうもありがとうございます。

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