河野太志経済産業省大臣官房審議官

2025年6月5日・第217回国会 参議院 経済産業委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 47 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 273 発言)

お答え申し上げます。

御指摘いただいたとおり、二〇一四年に民間に設置された検討会におきましては、この多数決による債務整理の制度についての検討が行われていたところでございます。しかしながら、この中では、例えば、その反対する債権者の財産権の保障が導入に向けて克服しなければならない課題ではないかといった論点が示されたと承知をしております。

一方で、足下では、民間調査会社の調査によりますと、物価上昇それから人件費の上昇など受けまして倒産件数も増加傾向にございます。二〇二四年の倒産件数は十一年ぶりに年間一万件を超えた状況ということでございます。こうした経済社会情勢のやはり動き、動向をしっかり踏まえると、早期での事業再生を図るための制度基盤のニーズはやはり高まってきているというふうに考えているところでございます。

こうした経済社会情勢も踏まえながら、経済産業省の審議会におきましては、この反対する債権者の財産権の保障といった論点につきましても、憲法学者の先生方も含めて制度の議論を進めまして、この本制度では、倒産前の段階で減免などをする対象を金融機関等が有する金融債権に限定するとともに、第三者機関と裁判所が関与して多数決の濫用の弊害を防止する仕組みを有した手続を規定する法案として今国会への法律案の提出に至った次第でございます。

前後のやりとり

43の発言を見る

51の発言を見る