お答えいたします。
今委員からお尋ねのありました点でございますが、このようなタイプの兵器については、先ほど外務大臣から答弁がございましたような国際人道法の規律をきちんと適用するということに加えて、さらには、新興技術を用いた兵器システムというものが、ヒューマンエラーを減らしたり、省力化、省人化、こういった安全保障上の意義があるという点で、いわゆるトレードオフの関係にある中で、両方をバランスよく見ていかなければならないというふうに思っております。
その観点から、日本政府が、CCWの枠組みにおいて私どもが現時点で標榜しておりますのは、このような規制の対象として検討されるべきものというのは、まずは、一度起動すれば、操作者の更なる介入なしに標的を識別し、選択し、殺傷力を持って交戦することができる、こういう特徴を持ったものというのは是非その規制の対象として議論すべきだろうというふうに思います。
その上で、先ほども外務大臣から答弁のありました国際人道法との関係で申しますと、人間の関与が及ばない完全自律型の致死性を有する兵器システム、これは開発する意図はないわけでございますけれども、加えまして、国際的に認められるべきではないものとして、性質上過度の傷害、無用の苦痛を与えるものですとか、本質的に無差別なもの、そういったものを規制すべきであるということを考えております。
140
井坂信彦(立憲)
答弁は幾つかまぶされましたけれども、要は、企業の中でAIが分かっている人とか、AIの分かる経営者、あるいはデジタル人材でAIも分かりますぐらいの人は、これはAIが広まってくればおのずと自然に出てくると思います。
私が今日問題にしているのは、やはりソブリンAIをつくる、そのための、本当にプロセッサーの設計ができるとか、AIモデル、今日はちょっと時間がなかったので省きましたけれども、AIモデルが実際につくれるとか、あるいはデータセンターが本当にちゃんと構築できるとか、そういう高度なAI人材が全然足りていないのではないかというふうに思いますので、まずその現状…
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141
岩屋毅(自民)外務大臣
委員御指摘のように、AIは軍事の世界も決定的に変えていくんだろうと思います。精巧で高性能なロボットにAIが組み合わされば、すぐに自律型致死兵器システムができてしまう。すぐ先の話では、もう現実の話になりつつあると思っておりまして。
我が国は、国際人道法の原則は、新興技術を活用するものを含め、これはAIなどを指しているわけですが、あらゆる兵器に適用されるべきであるという意見書を国連に提出をしております。
したがって、今後のCCWでの議論におきまして、人間の関与が全く及ばないような完全自律型の致死性を有する兵器は開発しないという立場の下に、議論に積極的かつ…
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142
井坂信彦(立憲)
今大臣がおっしゃったその答弁の部分、私が大変心配をして、今日議論したいと思っている部分であります。
大臣はこうおっしゃるんですね、人間の関与が全く及ばない完全自律型の致死兵器システムは作らないし、世界で禁止をするべきだ。これは日本が国連に提出した文書にもはっきりそう書いてあります。
心配なのは、全く及ばない、じゃ、ちょっとでも人間が関与すればいいのか。そして、今日、自律型致死兵器システムをやめましょうと議論しているんですが、おっしゃる、完全自律型はやめるけれども、自律型は日本も作るということなのか。そこはやはり大きな違いですので、参考人でも結構です、…
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- (上の発言)
143中中村仁威外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長
お答えいたします。
今委員からお尋ねのありました点でございますが、このようなタイプの兵器については、先ほど外務大臣から答弁がございましたような国際人道法の規律をきちんと適用するということに加えて、さらには、新興技術を用いた兵器システムというものが、ヒューマンエラーを減らしたり、省力化、省人化、こういった安全保障上の意義があるという点で、いわゆるトレードオフの関係にある中で、両方をバランスよく見ていかなければならないというふうに思っております。
その観点から、日本政府が、CCWの枠組みにおいて私どもが現時点で標榜しておりますのは、このような規制の対象として検討されるべきものというのは、まずは、一度起動すれば、操作者の更なる介入なしに標的を識別し、選択し、殺傷力を持って交戦することができる、こういう特徴を持ったものというのは是非その規制の対象として議論すべきだろうというふうに思います。
その上で、先ほども外務大臣から答弁のありました国際人道法との関係で申しますと、人間の関与が及ばない完全自律型の致死性を有する兵器システム、これは開発する意図はないわけでございますけれども、加えまして、国際的に認められるべきではないものとして、性質上過度の傷害、無用の苦痛を与えるものですとか、本質的に無差別なもの、そういったものを規制すべきであるということを考えております。
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井坂信彦(立憲)
ちょっと端的にお答えいただきたいんですが、要は、完全自律型でなければ、日本は自律型致死兵器システムを開発もするし使用するとおっしゃっているんですか。
〔奥野委員長代理退席、委員長着席〕
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145中中村仁威外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長
お答えいたします。
現時点において日本政府が開発する意図はないということを申し上げているのは、人間の関与が及ばない完全自律型の致死性を有する兵器システム、ここに限定しております。
その他のものについては、現在、国連における議論というものがまだまだ収れんするに至ってはいないものですから、これについては各国の動向をよく見ながら議論に参加していきたいというふうに思っております。
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井坂信彦(立憲)
大変危うい議論だと思います。
終わります。
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