大和太郎防衛省防衛政策局長

2025年2月5日・第217回国会 衆議院 予算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 155 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 454 発言)

お答え申し上げます。

私の方からは、防衛省として、ウクライナ軍のドローンの運用からどういった教訓を得ているかということについて申し上げたいと思います。

まず、防衛研究所におきましては、令和五年度の特別研究として、ロシア軍によるウクライナ侵攻における航空作戦の戦訓と提言というものを取りまとめております。そこには、以下御紹介するような記述がございます。

今回の戦いでは、両国共に無人機の増産、追加取得に力を入れている。特に、小型で安価な無人機の大量飽和攻撃は、今後の空の戦いを変化させる可能性がある。大量の無人機を無力化しているという電子戦の重要性も再認識すべきである。高価な専門用途のドローンを少数運用するよりも、廉価で多目的に運用できるドローンを多数整備すべき。ウクライナ海軍は、強力なロシア海軍に対抗できる水上艦艇はなく、侵攻直後は目立った反撃ができなかったが、次第に無人機や地対艦ミサイルの有効活用に成功したということがございます。

また、陸上自衛隊の教育訓練研究本部におきましては、その機関誌、陸上防衛において、執筆者が個人の立場で、委員御指摘の教訓について記事を公開しているところであります。

例えば、ウクライナ軍も、アメリカから提供された対ドローンシステムを使ってロシア軍のドローンのGPS信号を妨害し、また、高出力のマイクロ波により電子機器を損傷させたりして、数百機を撃墜したという。このように、現代戦においては、電磁波領域における戦闘の優劣が戦局全体に影響を及ぼすほど重要なものとなっている。また、戦場は、無人機に加え、衛星により可視化が進んでいる上に、そこでは民間軍事会社が活用されている。今後は、それらに係る科学技術開発が進み、運用も実地での成果を受けて更に変化することが予期されるといった記述がされております。

防衛省といたしましては、こういった研究を含め、様々な情報を勘案し、各種施策の立案を行っているところであります。今後も続けてまいります。

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