過去の半導体政策の総括でございますが、MIRAI、あすかなど、半導体に関する研究開発プロジェクト、国プロ、幾つも二〇〇〇年代にかけてやっておりましたけれども、一定の先端要素技術の確立に貢献した部分はあったかと思いますが、一方で、日本の半導体産業の凋落トレンドを反転できなかったという結果から見て、期待された成果を十分上げなかったということは事実ではないかと思います。
その要因としては、当時、日本の半導体企業は結構まだ数が残っておりまして、多数の国内企業が参加する中で主体的にリードする企業がはっきりしなかった。あるいは、アカデミアの研究者の方が研究開発リーダーで、研究開発の成果の事業化は日本企業の半導体各社に任せるという形だったわけですけれども、実際、社会実装が十分されなかった。また、支援のフォーマットも、日の丸自前主義に陥っていて、グローバルな最先端の技術を有する事業者との国際連携の視点が十分ではなかったといった反省点が挙げられると思います。
エルピーダは少し、共通しているところよりも、違うところも結構ありまして、エルピーダは、一ドル七十六円の円高、東日本大震災、タイの洪水による顧客のサプライチェーンの寸断で需要が一時的になくなったことが引き金になっておりまして、銀行団が追加融資に応じなくて行き詰まった、そういう経緯でございます。会社更生法を申請してマイクロンに買収されたということでございますが、今はマイクロンの旗艦工場として活躍をしているわけでございまして、事業としては生きているということでございます。
そういう意味では、適切な支援を機動的に行うことができれば、マイクロンは、まだ生きていたかもしれない、日本の企業としてあったかもしれない、そういう事案でございます。
これらの、それぞれの反省点を生かしますと、ラピダスプロジェクトでは、まず、国内企業だけではなく、IBM、imec、それからグローバルなトッププレーヤー、ほかにもいろいろな会社がありますが、海外のトップクラスの機関、事業者と連携しながらプロジェクトを進めていくこと。それから、顧客サイドの、やはり注目する必要がございまして、顧客の開拓につながる設計開発支援を今行ってきております。
それから、適切な支援を機動的に実施できるようにしていくということで、その裏づけとなる、AI、半導体分野の、七年間十兆円以上の公的支援を行う財源フレームを措置しているところでございまして、過去のレッスンを踏まえてこれらの方策を講じているところでございます。
133平平岩征樹(国民)
国民民主党の平岩征樹です。
午前中から質問が続いておりまして、少々質問がかぶることもあるかと思いますが、建設的な議論となるよう、本日も御答弁よろしくお願いいたします。
それでは、早速ですが質問に入ります。
まずは、ラピダス社の競争力と技術的熟成度についてです。
先日、三月三十一日に、これまでの九千二百億円の支援に加え、新たに八千二十五億円の追加支援が決定されました。これにより、ラピダス社への委託研究費は総額一兆七千二百二十五億円に達します。日本の次世代半導体の開発を支援することは重要であり、私もその必要性を認識しています。が、これほどの公的資金が…
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134野野原諭経済産業省商務情報政策局長
まず、先ほどの、午前の山崎誠委員の質疑の中で、ラピダスの設立の経緯に関する御質問に対して、二ナノ世代の量産化の話がIBMから持ち込まれた時期について、二〇〇〇年と私言い間違えてしまったようでございまして、正しくは二〇二〇年でございます。訂正しておわび申し上げます。
それで、平岩委員の御質問についてでございますが、近年、最先端半導体の製造に要する期間が長期化しておりまして、顧客側で短納期での製造を求めるニーズが高まっております。
ラピダスは、このような状況変化をよく踏まえまして、その製造方法について、複数のウェハーをまとめて処理する従来のバッチ式ではな…
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135平平岩征樹(国民)
ありがとうございます。
午前中からの質疑にもありましたように、やはり、もちろん支援していかなくてはいけないというのは分かっているんですけれども、ひっかかるのは、要は、これまでに半導体産業の支援を行ってきたが、エルピーダメモリの事例など、必ずしも成功に至らなかったプロジェクトがあるわけです。一九九〇年代のあすかプロジェクト、二〇〇〇年代のMIRAIプロジェクト、いずれも、期待された成果を上げられずに、国内半導体産業の国際競争力を回復するには至りませんでした。
エルピーダメモリは、一九九九年に日本のDRAM産業を再興する目的で設立されましたが、最終的に、…
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- (上の発言)
136野野原諭経済産業省商務情報政策局長
過去の半導体政策の総括でございますが、MIRAI、あすかなど、半導体に関する研究開発プロジェクト、国プロ、幾つも二〇〇〇年代にかけてやっておりましたけれども、一定の先端要素技術の確立に貢献した部分はあったかと思いますが、一方で、日本の半導体産業の凋落トレンドを反転できなかったという結果から見て、期待された成果を十分上げなかったということは事実ではないかと思います。
その要因としては、当時、日本の半導体企業は結構まだ数が残っておりまして、多数の国内企業が参加する中で主体的にリードする企業がはっきりしなかった。あるいは、アカデミアの研究者の方が研究開発リーダーで、研究開発の成果の事業化は日本企業の半導体各社に任せるという形だったわけですけれども、実際、社会実装が十分されなかった。また、支援のフォーマットも、日の丸自前主義に陥っていて、グローバルな最先端の技術を有する事業者との国際連携の視点が十分ではなかったといった反省点が挙げられると思います。
エルピーダは少し、共通しているところよりも、違うところも結構ありまして、エルピーダは、一ドル七十六円の円高、東日本大震災、タイの洪水による顧客のサプライチェーンの寸断で需要が一時的になくなったことが引き金になっておりまして、銀行団が追加融資に応じなくて行き詰まった、そういう経緯でございます。会社更生法を申請してマイクロンに買収されたということでございますが、今はマイクロンの旗艦工場として活躍をしているわけでございまして、事業としては生きているということでございます。
そういう意味では、適切な支援を機動的に行うことができれば、マイクロンは、まだ生きていたかもしれない、日本の企業としてあったかもしれない、そういう事案でございます。
これらの、それぞれの反省点を生かしますと、ラピダスプロジェクトでは、まず、国内企業だけではなく、IBM、imec、それからグローバルなトッププレーヤー、ほかにもいろいろな会社がありますが、海外のトップクラスの機関、事業者と連携しながらプロジェクトを進めていくこと。それから、顧客サイドの、やはり注目する必要がございまして、顧客の開拓につながる設計開発支援を今行ってきております。
それから、適切な支援を機動的に実施できるようにしていくということで、その裏づけとなる、AI、半導体分野の、七年間十兆円以上の公的支援を行う財源フレームを措置しているところでございまして、過去のレッスンを踏まえてこれらの方策を講じているところでございます。
137平平岩征樹(国民)
ありがとうございます。
今お話の中で、IBMやimecなどと提携していくみたいな話もあったと思いますけれども、これがどこまで技術移転とかノウハウの獲得みたいなものにつながっていくのか、これは、何か具体的な契約内容みたいなものは明かせないまでも、どの範囲まで技術供与を受けられるかみたいなことをお答えすることは可能でしょうか。
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138野野原諭経済産業省商務情報政策局長
IBMは、GAAという、今の最先端の半導体の構造を最初に開発したと発表した企業でございます。その企業から技術の供与を受けまして、千歳の、今造っている、もうテストラインは稼働しますけれども、この千歳のラインに今年技術移管するということで進んでおりますので、量産技術を確立するところまで、両社の、ラピダスとIBMのパートナーシップで進めていくということになっておりますし、imecも、EUVの技術を中心に半導体の世界的なトップの研究機関でございますから、ラピダスとパートナーシップを組んで、必要なサポートを受けられるということになっております。
この両社に限らず…
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139平平岩征樹(国民)
それでは、先ほど少しお話に出ましたエルピーダメモリをちょっと振り返るということをやっていきたいと思います。
このエルピーダメモリは、言うまでもなく、二〇〇〇年にNEC、日立製作所、三菱電機のDRAM事業を統合して設立され、当時の日本政府は、この統合を支援して、エルピーダメモリが国際競争力を持つ企業へ成長することを期待したわけです。しかしながら、二〇一二年に経営破綻し、結果的に、外資企業であるマイクロンテクノロジーに買収された。
先ほどお答えいただいたように、この背景には、市場競争の強化とか技術革新のスピードの速さとか財務、複雑な要因があったとは考えら…
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