ありがとうございます。
次に、また別のテーマでございます。ディープテック事業者として機構に採択された後の、研究以外の業務負荷について伺います。
せっかく世界水準の事業者を採択できたとしても、その後、研究開発じゃなくて事務処理に多くの時間を奪われてしまうと元も子もないというふうに思います。
例えば、かつて、NEDOの委託事業を受けると、約二百五十四ページの事務処理マニュアルと七十一ページの検査マニュアルを読んで、三十種類くらいの様式を使い分けて、研究者は毎日、時間単位で日誌を付けるということが求められていた時期があります。今はこのNEDOの委託事業に関しても、当時は相当に不満の声があったようで、これも改善されてきているというふうに聞いておりますが、海外だとなかなかこの水準のものを求められることはないというふうに聞いております。
ほかにも、国のプログラムに採択されたディープテック事業者は、担当窓口の方の人材によってかなりサポートのきめ細かさであるとか制度理解の深さが異なっていて、本来いついつまでにこれを申請すればよかったのにというものを後から知らされて、いろんなチャンスを逃してしまったことがあるというような例も伺っていまして、担当者のサポートの深さというところも非常に重要だなと思っております。
これ、申し上げたいのは、単なる手間の問題というわけではなくて、世界のディープテック事業者はどの国でどういうふうな支援プログラムを受けるのかということは比較することがあると思いますので、世界で、しっかり世界レベルの企業を誘致するためには、そういったところまでしっかりサポートをする、あるいは事務負担を減らしていくということ、重要だと思っております。
そこで、政府参考人に伺います。
書類提出頻度の最小化であるとか、オンラインでの完結であるとか、様式の簡素化みたいな施策を通じて、これ予算を使う施策ではないと思いますので、これはもう意思があればできるのじゃないかと思うんですけれども、事業者が研究開発そのものに集中できる環境を構築していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
215木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
御説明申し上げます。
今御指摘いただきましたベンチャーディレクターの役割、これは今後大きな成果を得ていく上で非常に重要な位置付けを持った人材でございます。こういった人材に可能な限り大きな裁量を持たせるということ、そして機動的に事業を進めることを可能とさせるということがこのGSC構想そのものの成否をも大きく左右するというふうに認識しております。
こういった認識の下で、ベンチャーディレクターには、研究テーマの設定、そして研究開発プロジェクトの採択、進捗管理、事業化可能性の見極めも含め、プロジェクトの推進に必要な判断について一定の責任と権限を付与するという…
この発言のページ
216
安野貴博(みらい)
ありがとうございます。
その上で、世界水準の人材を確保するためには、それに見合う待遇を提供する必要がございます。
例えば、アメリカのDARPAは、外部人材を通常の連邦給与体系に縛られずに登用できる特別任用権限を得ており、実際に政府閣僚級水準の報酬というものをプログラムマネジャーに提供しております。また、日本国内においても、沖縄科学技術大学院大学、OISTですね、OISTは、役員報酬を国際的な水準を加味して定めると明記しておりまして、国の標準的な枠を超える報酬を実現しております。
GSC機構が独立行政法人の指定職に準拠した国内の一般的な役員報酬の枠に…
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217
小野田紀美(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・人工知能戦略・経済安全保障)
御指摘のとおり、海外も含めた優秀な人材を呼び込むためには、海外の研究機関等と比較しても魅力ある待遇となるよう柔軟な対応が必要であると認識しております。
具体的には、給与水準について、御指摘の例なども参考にしつつ、運営法人において定款や各種規程により柔軟な対応が可能となる仕組みとするとともに、あわせて、研究費、研究設備、共同研究機会、支援体制など、全体として魅力ある条件を整備すること等により優秀な人材の確保につなげてまいりたいと考えます。
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- (上の発言)
218
安野貴博(みらい)
ありがとうございます。
次に、また別のテーマでございます。ディープテック事業者として機構に採択された後の、研究以外の業務負荷について伺います。
せっかく世界水準の事業者を採択できたとしても、その後、研究開発じゃなくて事務処理に多くの時間を奪われてしまうと元も子もないというふうに思います。
例えば、かつて、NEDOの委託事業を受けると、約二百五十四ページの事務処理マニュアルと七十一ページの検査マニュアルを読んで、三十種類くらいの様式を使い分けて、研究者は毎日、時間単位で日誌を付けるということが求められていた時期があります。今はこのNEDOの委託事業に関しても、当時は相当に不満の声があったようで、これも改善されてきているというふうに聞いておりますが、海外だとなかなかこの水準のものを求められることはないというふうに聞いております。
ほかにも、国のプログラムに採択されたディープテック事業者は、担当窓口の方の人材によってかなりサポートのきめ細かさであるとか制度理解の深さが異なっていて、本来いついつまでにこれを申請すればよかったのにというものを後から知らされて、いろんなチャンスを逃してしまったことがあるというような例も伺っていまして、担当者のサポートの深さというところも非常に重要だなと思っております。
これ、申し上げたいのは、単なる手間の問題というわけではなくて、世界のディープテック事業者はどの国でどういうふうな支援プログラムを受けるのかということは比較することがあると思いますので、世界で、しっかり世界レベルの企業を誘致するためには、そういったところまでしっかりサポートをする、あるいは事務負担を減らしていくということ、重要だと思っております。
そこで、政府参考人に伺います。
書類提出頻度の最小化であるとか、オンラインでの完結であるとか、様式の簡素化みたいな施策を通じて、これ予算を使う施策ではないと思いますので、これはもう意思があればできるのじゃないかと思うんですけれども、事業者が研究開発そのものに集中できる環境を構築していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
219木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
お答え申し上げます。
ただいまの事務負担の最小化でございます。研究者が本来やるべき活動に集中するためには、取り組むべき必要な課題だというふうに認識しております。ただいま御指摘いただいたことも含めて、国内外における民間企業の取組など好事例を参考にしまして、いかにしたらその事務負担を最小化できるかということを私ども現在検討している最中でございます。
こういった取組によって、研究者や事業者が手続に煩わされることなくそれぞれの活動に集中することができるような環境の構築を図ってまいりたいと考えております。
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220
安野貴博(みらい)
ありがとうございます。
最後の質問をさせてください。申請から採択、資金提供までのリードタイムの速さについてでございます。
やはり有望な起業家、シーズを持っている方というのは世界中で奪い合いの状態にある中において、日本の制度が、申請から採択まで数か月たって、採択されてからまた資金が実際に着金するまでに年単位というスピード感になってしまうと、これはほかのプログラム等に対して競争力を持てないと考えております。
実際、事業者のヒアリングでも、やると決めた場合、採択されたら資金は実際に着金を速くしてほしいと、そこのリードタイム非常に大事であるというような声を…
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221木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
お答え申し上げます。
ただいま御指摘のとおり、申請から採択、そして資金提供までの速さというのは、世界と伍していく上でも重要な要素だというふうに認識しておりまして、そのためにも、DARPAやARPA―E、ARPA―H、こういった海外での取組なども参考にしながら、いかにこの申請から資金提供までのプロセスを迅速に行うことができるかというような制度設計を行ってまいりたいと考えております。
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