心強い発言いただき、ありがとうございます。
GSCの取組がしっかりハイリスクディープテック事業者に門戸が開かれた制度になるよう、我々としても引き続きしっかりと見てまいりたいと思います。
続きまして、テーマを変えまして、ベンチャーディレクターの登用方針についてお伺いいたします。
ベンチャーディレクターは、国際研究プログラムの現場を統括し、事業化を見据えたマネジメントをスピーディーに行う責任者と承知しております。
ここで重要なのは、ディープテックの領域が世界的に極めて激しい競争にさらされているという事実です。技術の進展は非常に速くて、有望なシーズをいかに早く見極めて事業化につなげるかというスピードと感度がプログラムの成否を左右すると考えます。だからこそ、現場を預かるベンチャーディレクターは、幅広い権限が与えられて機動的に組織運営することが不可欠だと考えます。
先行する海外の事例は、この点やはり徹底をしているように見受けられまして、先ほども触れたアメリカのDARPAでは、ベンチャーディレクターに相当するプログラムマネジャーが、資金をどのプロジェクトに重点配分するかどうか、成果が出なかったときに途中で打ち切るかどうか、その資金の配分と中止の判断までプログラムマネジャーが自分で決められると、そういうふうな権限を持っております。一つの事業体を率いる経営者と同等の裁量というものを現場の責任者に与えていて、この権限の大きさがDARPAの一つの、いろんなイノベーションを起こしてきた源泉なのではないかというふうに言われております。
我々もヒアリングいろいろ進めている中で、国が関わり過ぎると偉い人の目を気にして忖度が入ってしまうんじゃないかと、機構の勢い、情熱失われてしまうんじゃないかという事業者の懸念も寄せられておりまして、このベンチャーディレクターに国が過剰に関与していくと意思決定遅くなって、ディープテックに必要なスピードと大胆さが失われてしまいかねないと、そういうふうに思います。
そこで、政府参考人に伺います。
この機構において、ベンチャーディレクターはプロジェクトの採択判断やその後のプロジェクト管理について大きな裁量を持つべきだと思いますが、こちら、DARPAのような海外事例参照しながらこういった制度設計すべきと考えますが、いかがでしょうか。
211木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
お答え申し上げます。
今御指摘あったように、このディープテックの分野において挑戦的なプロジェクト、これを進めていく中で、当然期待どおりの成果にならないものが多数生まれてくる一方で、経済的、社会的インパクトが大きな成果を期待されるからこそそれに挑戦していくんだということだと思っております。
こういった環境の中で進める事業でございますので、個々の案件が不成功となったからといって、直ちにベンチャーディレクターあるいは機構全体の評価を減点するような運用というものは、まさにリスク回避を優先した組織運営というものを助長すること、それがこの機構が本来取り組むべき可…
この発言のページ
212
安野貴博(みらい)
御答弁ありがとうございます。
この点、非常に重要な点なので大臣にもお伺いしたいなと思っておりますが、本当に今回の、ハイリスクなものにしっかり投資すればするほど失敗の数が積み上がると思います。失敗続くと、税金の無駄ではないかという話であるとか、様々な批判出てくると思います。
ですが、そもそもハイリスクなものにしっかりとベットができるということがこの機構の理念だと思いますので、大臣、もしそういう批判があったとしても、是非ベンチャーディレクター、機構をしっかりと、理念を曲げずに進めていっていただきたい、守っていただきたいと思いますし、ちゃんと大きな勝負をし…
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213
小野田紀美(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・人工知能戦略・経済安全保障)
委員冒頭おっしゃっていただいたように、ミドルリスクとかリスクの低いものでやれるなら民間がやるわけで、ここに、ハイリスクなものにしっかりと、採算性の観点から今まで民間がちゅうちょしていたようなものとかも施設を造ってちゃんと応援していくというところがこの法案の本当にやらなくてはいけないところだと思っておりますので、その評価の在り方に対しても、ポートフォリオ全体の成果、インパクトをもってベンチャーディレクターや機構を評価するという考え方を運用原則として採用すること重要だと思っております。
衆議院の委員会の中でも御党の委員から同じように御指摘をいただきまして、…
この発言のページ
- (上の発言)
214
安野貴博(みらい)
心強い発言いただき、ありがとうございます。
GSCの取組がしっかりハイリスクディープテック事業者に門戸が開かれた制度になるよう、我々としても引き続きしっかりと見てまいりたいと思います。
続きまして、テーマを変えまして、ベンチャーディレクターの登用方針についてお伺いいたします。
ベンチャーディレクターは、国際研究プログラムの現場を統括し、事業化を見据えたマネジメントをスピーディーに行う責任者と承知しております。
ここで重要なのは、ディープテックの領域が世界的に極めて激しい競争にさらされているという事実です。技術の進展は非常に速くて、有望なシーズをいかに早く見極めて事業化につなげるかというスピードと感度がプログラムの成否を左右すると考えます。だからこそ、現場を預かるベンチャーディレクターは、幅広い権限が与えられて機動的に組織運営することが不可欠だと考えます。
先行する海外の事例は、この点やはり徹底をしているように見受けられまして、先ほども触れたアメリカのDARPAでは、ベンチャーディレクターに相当するプログラムマネジャーが、資金をどのプロジェクトに重点配分するかどうか、成果が出なかったときに途中で打ち切るかどうか、その資金の配分と中止の判断までプログラムマネジャーが自分で決められると、そういうふうな権限を持っております。一つの事業体を率いる経営者と同等の裁量というものを現場の責任者に与えていて、この権限の大きさがDARPAの一つの、いろんなイノベーションを起こしてきた源泉なのではないかというふうに言われております。
我々もヒアリングいろいろ進めている中で、国が関わり過ぎると偉い人の目を気にして忖度が入ってしまうんじゃないかと、機構の勢い、情熱失われてしまうんじゃないかという事業者の懸念も寄せられておりまして、このベンチャーディレクターに国が過剰に関与していくと意思決定遅くなって、ディープテックに必要なスピードと大胆さが失われてしまいかねないと、そういうふうに思います。
そこで、政府参考人に伺います。
この機構において、ベンチャーディレクターはプロジェクトの採択判断やその後のプロジェクト管理について大きな裁量を持つべきだと思いますが、こちら、DARPAのような海外事例参照しながらこういった制度設計すべきと考えますが、いかがでしょうか。
215木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
御説明申し上げます。
今御指摘いただきましたベンチャーディレクターの役割、これは今後大きな成果を得ていく上で非常に重要な位置付けを持った人材でございます。こういった人材に可能な限り大きな裁量を持たせるということ、そして機動的に事業を進めることを可能とさせるということがこのGSC構想そのものの成否をも大きく左右するというふうに認識しております。
こういった認識の下で、ベンチャーディレクターには、研究テーマの設定、そして研究開発プロジェクトの採択、進捗管理、事業化可能性の見極めも含め、プロジェクトの推進に必要な判断について一定の責任と権限を付与するという…
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216
安野貴博(みらい)
ありがとうございます。
その上で、世界水準の人材を確保するためには、それに見合う待遇を提供する必要がございます。
例えば、アメリカのDARPAは、外部人材を通常の連邦給与体系に縛られずに登用できる特別任用権限を得ており、実際に政府閣僚級水準の報酬というものをプログラムマネジャーに提供しております。また、日本国内においても、沖縄科学技術大学院大学、OISTですね、OISTは、役員報酬を国際的な水準を加味して定めると明記しておりまして、国の標準的な枠を超える報酬を実現しております。
GSC機構が独立行政法人の指定職に準拠した国内の一般的な役員報酬の枠に…
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小野田紀美(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・人工知能戦略・経済安全保障)
御指摘のとおり、海外も含めた優秀な人材を呼び込むためには、海外の研究機関等と比較しても魅力ある待遇となるよう柔軟な対応が必要であると認識しております。
具体的には、給与水準について、御指摘の例なども参考にしつつ、運営法人において定款や各種規程により柔軟な対応が可能となる仕組みとするとともに、あわせて、研究費、研究設備、共同研究機会、支援体制など、全体として魅力ある条件を整備すること等により優秀な人材の確保につなげてまいりたいと考えます。
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