2026年7月10日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 183 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 234 発言)

ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。

科学技術イノベーション政策に関連して、現在、沖縄で取り組まれております国立自然史博物館の設立について伺います。

国立自然史博物館は、一九五八年に日本学術会議が提言して以来、設立が模索されてきました。

国立自然史博物館は、大学院機能を備えた共同研究拠点として、自然史科学研究、標本の収集、整理、保管、研究成果の展示、教育、普及といった三つの役割を担う、地域の自然史科学研究の中核となる施設です。

自然史科学研究では、基礎研究としてイノベーションの基盤となるものです。また、自然史分野の標本などのナショナルコレクションの再構築は、自然環境や生物多様性を解明するための基礎的なデータを提供し、自然史標本の展示と研究成果の普及は、自然教育の場として、科学技術を担う次世代の育成や国民の科学リテラシーを高める場として機能します。

ヨーロッパは主にアフリカ、米国は主に中南米で、国立自然史博物館を活用した自然史科学研究を進めてきました。アジア太平洋地域は、自然史博物館の空白地域ですが、環境破壊や生物多様性の保全が深刻な課題となっています。日本の国立自然史博物館は、アジア全体の自然史研究においても、日本がリーダーシップを持って国際貢献ができる重要な知のインフラとなります。

国立の自然史研究機関の設立は、我が国全体の基礎研究の水準を高めるという第七期科学技術・イノベーション基本計画の「知の基盤としての「科学の再興」」という方針にもかなうものだと思いますが、いかがでしょうか。

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