風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長

2026年4月22日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 102 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 150 発言)

ロケット打ち上げに係る民間側の自己負担、政府補償の上限について議論ございました。

打ち上げ事業者の負担での締結を求める損害賠償責任保険契約の保険金額につきましては、ロケットと打ち上げ場所の組合せごとにロケットの設計等を勘案しまして、ロケット落下等損害の被害者の保護を図る観点から適切なものとして、内閣総理大臣が財務大臣と協議して定めております。

例えば、現行のH3ロケットです、22形態でございます、これ九十九億円、そしてH3ロケット24形態ですと百三十五億円、カイロスロケットですと二十四億円など、内閣府告示で定めております。

また、打ち上げ事業者のこれらの責任保険で埋められないという場合にございましては、政府補償について、一契約の契約金額の上限を三千五百億円とし、一会計年度内における契約金額の合計額が毎年度の予算書で国会の議決を経た金額を超えない範囲で締結するものとされています。年度ごとに想定される打ち上げ件数を、これを基に金額を定めております。今回の改正により、委員御指摘のとおり、開発段階の試験打ち上げとダミーペイロードを搭載した打ち上げ追加されますし、人工衛星の搭載又は分離を伴う打ち上げも政府補償の対象になるということになります。

一方、損害が発生した場合の政府予算の支払に関しましては、これまでその実績はございません。今回の改正後も、新たに規制対象となる打ち上げを適切に審査することにより、引き続き第三者損害が発生しないように対応に万全を期す所存であります。それから、今後とも、公共の安全を確保しつつ被害者の保護を図るべく、これらの制度も適切に執行してまいります。

また、民間ロケットの事業者への支援、自立促進についてのお尋ねがございました。

ロケット開発は、難易度が高くリスクが高いということで、SBIRフェーズ3において民間企業のロケット開発を支援してきています。宇宙戦略基金においても、打ち上げ初期の段階における複数回の打ち上げ実証を支援するテーマを新たに設定したというところでございます。

今、こういう段階にございます。したがって、我が国の宇宙輸送の自律性確保、産業基盤の強化という目標ありまして、先ほど大臣からございました官民投資ロードマップの策定などを通じまして、引き続き、民間企業のロケット開発や実証の取組を支援し、民間企業の自立事業化を後押ししてまいります。

前後のやりとり

98の発言を見る

106の発言を見る