若井敦子 (自由民主党)

2026年4月15日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 155 発言)

御答弁ありがとうございました。

AISIの今後のお取組、心から御期待を申し上げます。よろしくお願いいたします。

それでは、最後の質問に入らせていただきます。

今後、AI技術がますます進化をし、近い将来にはAIを当たり前のように利用し、AIが自律的に目的を達成する時代を迎えます。その中で、人とAIが協働する社会をいかに構築していくのかが重要な課題であります。

もとより、現在の制度や社会の仕組みというものは、AIの本格的な普及以前に形成されたものであります。だからこそ、人とAIの協働社会を実現するためには、既存の制度や仕組みを見直し、時代に即した形へと転換していく必要があります。また、AIが雇用に与える影響を的確に捉え、全ての世代が職務の変化や新たな働き方に対応できるよう、教育やリスキリングを確実に推進していくことが重要であります。

さらに、AIの利活用や開発を担う人材の育成、確保は不可欠であり、政府が責任を持ってその質と量、この両面から計画的に取り組むべきであります。特に、次世代を担う子供たちについては、AIが心身の発達に与える影響やAIリテラシーの向上を図る教育の在り方など議論が必要です。

同時に、AIが当たり前となる時代において忘れてならないのは、人間の価値、すなわち人間力であります。AI社会においては、速さや正確さだけでは個人差は生まれません。対人的な影響力、信頼を築く力、またチームを動かす力、創造する力、これらはAIは代替することができません。ここに人間の存在価値があります。

AIは人の痛みを知ることはできません。同時に、喜びや他者への思いやりといった感情を自らのものとして感じることもありません。そうした中でAIは答えを示します。人は困難に向かい合い、たとえ時間が掛かったとしても、懸命に解決へと歩み続けるからこそ成長し、強くなることができるということも忘れてはなりません。

AIは最適解を示すことはできても、それを選び、責任を負うのは人間であります。だからこそ、AIを使いこなすスキルだけではなく、規範意識や倫理観といった人間としての基盤がこれまで以上に問われる時代となります。AIが進展するほど、最後に問われるのは人間力であります。

そこで、最後の質問です。

AI時代の人間力についてどのようにお考えか、また、AI時代の人間力を高めるためにどのような方向性で施策を講じていかれるのか、小野田大臣に御所見をお伺いさせてください。

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