天畠大輔 (れいわ新選組)

2026年5月29日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 150 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 165 発言)

武力攻撃の対応には専門性は不要なのですか。なぜ原子力防災だけが切り分けられるのか、理解できません。代読お願いします。

防災庁設置法によれば、武力攻撃時の対応は防災庁が所掌することになっています。世界各地で進行中の武力攻撃の被害状況を思うと、被災者支援に当たる際の状況判断の方法や支援手順は自然災害とは大きく異なるのではないでしょうか。それにもかかわらず、原子力災害だけを専門性を理由に所掌外とするのは、何か別の思惑があるように感じられてなりません。

そもそも、専門性のある部署が防災庁の中にあると何か問題が起きるのでしょうか。災害対応に専門性が必要なことと組織の中に専門性のある部署を内包することは別の話です。原子力災害を防災庁から切り離す理由が専門性にあるという説明には合理性を感じません。それよりも、別組織になることによって災害時対応の一体性、一貫性が失われることの方が問題は大きいのではないでしょうか。

福島第一原発事故のような原子力緊急事態宣言が発出される原子力災害での手順を示した原子力災害対策マニュアルでは、防災庁の前身となる内閣府防災担当は、ほかの多くの省庁と同様に、内閣府原子力防災担当の下に設置される様々な組織の一員になります。原子力災害時に防災庁が内閣府原子力防災担当と連携するのは当然ですが、その役割は災害発生時の司令塔とは程遠いものになります。

また、原子力災害が防災庁の所掌外になるのでは、平時から発災直後、その後の復旧復興まで司令塔の役割を担うという防災庁本来の役割を果たすことはできません。閣議決定された防災立国の推進に向けた基本方針でうたっている被災自治体のワンストップ窓口として、被災者のニーズを俯瞰的に把握することもできないのではないでしょうか。

政府にお聞きします。

例えば、福島第一原発事故を例に考えたとき、防災庁は、いつ、どういう役割をするのか、時間軸に分けたときの役割は決まっていますか。仮に、津波による被災直後、原子力緊急事態宣言の発出後、放射性物質の拡散後、避難開始時、避難所、避難指示区域の復旧事業、避難指示区域の復興事業と分けたときに、防災庁はそれぞれのフェーズでどのような役割を果たしますか。御説明をお願いします。

前後のやりとり

146の発言を見る

154の発言を見る