スルメイカに関しては、今年が増えたとかいう、今話がありましたけれども、もう圧倒的に今資源は少なくなっているというのが実情であります。一九六八年には六十六・八万トン、これが日本のイカを捕った、スルメイカを捕ったピークなんですけれども、これに比べて二〇二四年が一・九八万トンですから、もう本当に何十分の一になっちゃっているんですよね。
ですから、資源が少ないということはもう明らかなんですけれども、そのTACを設けて、今までずっとTACにまで到達していない量しか捕っていないんですよね。だから、そもそもそれが本当にTACの意味があるのかということもあるんですけれども、それで、今年はTACに届いちゃったからといって、すぐそのTACをまた上に上げるというのは、これは僕は科学的とは決して言えないんではないかと思っています。
また、それでもたくさん捕れるという現場の声に押されてこのTACを上げたんだろうと思うんですけれども、まずその辺が全く、せっかくこの漁業法改正でもってこのMSYを基準にして科学的にこの資源量、水産を把握していくという目標を立てたのにもかかわらず、何か非常に今年のこのTACの期中改定というのは非科学的だったなという気がしてならないわけであります。
また、令和八年度のTACが、これが六・八四万トンという、また、もう今までそれこそ捕ったことないような量がこのTACに設定されていると、これがまた非常に私は不可解であります。
特に、この方式は、今までのそのTACの計算とは全く違うこの米国のカナダマツイカ方式だという水産庁からの説明があったわけでありますけれども、突然出てきたこのカナダマツイカ方式というこの数式見ても、どこもこのMSYに基づいたTACの算出というところが全く形跡がないんですけれども、それはなぜなんでしょうか。
7藤藤田仁司水産庁長官
まず、お礼を申し上げます。
まず、平成三十年の改正前の漁業法におきましては、資源管理に関する規制につきましては、船舶の隻数ですとかトン数、あるいは漁期などのいわゆるインプットコントロールを主体に規制を設けておりました。ところが、技術革新等によりまして、漁獲能力がどんどん増加するということで、このような間接的な方法では漁獲量を上手に調整するということができませんで、適切な管理が難しくなってきたということがございました。
このような状況を踏まえまして、漁業が持続的に営まれ、安定的な漁業生産量を確保できますように、適切な資源管理の実施を行うために漁業法を約…
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江島潔(自民)
この七十年ぶりの改正というのは、まさしく日本の漁業が大きく変わったということを意味しているわけですね。それまでの漁業法というのは、漁業秩序の維持とか、あるいは漁業者間の調整というものに重きを置いた法律だったわけでありますけれども、この新しい法律は、いわゆる最大持続生産量、MSYというこの数値をきちんと定めて、そこからどれだけ捕っても資源が減らないかということを算出をしていく。これが今まさに国際的な水準になっているわけでありますけれども、ようやく日本もそのレベルを維持するための法律ができたということであります。
そこで、次の質問をさせていただこうと思うん…
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山下雄平(自民)農林水産副大臣
お答えいたします。
スルメイカについてですけれども、スルメイカというのは寿命が一年である上に、幼い段階での生き残りが環境の影響を強く受けることから、生き残りの程度によって資源量そのものが大きく変動いたします。
このため、令和七管理年度におきましては、良好な資源状況が認められた場合に、TACの期中改定を行うルールをあらかじめ定めておりました。その後、昨年七月以降のデータを基にした科学的根拠によりまして、当初の予測よりも良好な資源状況にあると認められたために、水産政策審議会への諮問を経て、二度の増枠を行いました。
四月から始まりました令和八管理年度にお…
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- (上の発言)
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江島潔(自民)
スルメイカに関しては、今年が増えたとかいう、今話がありましたけれども、もう圧倒的に今資源は少なくなっているというのが実情であります。一九六八年には六十六・八万トン、これが日本のイカを捕った、スルメイカを捕ったピークなんですけれども、これに比べて二〇二四年が一・九八万トンですから、もう本当に何十分の一になっちゃっているんですよね。
ですから、資源が少ないということはもう明らかなんですけれども、そのTACを設けて、今までずっとTACにまで到達していない量しか捕っていないんですよね。だから、そもそもそれが本当にTACの意味があるのかということもあるんですけれども、それで、今年はTACに届いちゃったからといって、すぐそのTACをまた上に上げるというのは、これは僕は科学的とは決して言えないんではないかと思っています。
また、それでもたくさん捕れるという現場の声に押されてこのTACを上げたんだろうと思うんですけれども、まずその辺が全く、せっかくこの漁業法改正でもってこのMSYを基準にして科学的にこの資源量、水産を把握していくという目標を立てたのにもかかわらず、何か非常に今年のこのTACの期中改定というのは非科学的だったなという気がしてならないわけであります。
また、令和八年度のTACが、これが六・八四万トンという、また、もう今までそれこそ捕ったことないような量がこのTACに設定されていると、これがまた非常に私は不可解であります。
特に、この方式は、今までのそのTACの計算とは全く違うこの米国のカナダマツイカ方式だという水産庁からの説明があったわけでありますけれども、突然出てきたこのカナダマツイカ方式というこの数式見ても、どこもこのMSYに基づいたTACの算出というところが全く形跡がないんですけれども、それはなぜなんでしょうか。
11藤藤田仁司水産庁長官
まず、初めて出てきたということでございますけれども、過去にもスルメイカのTAC管理におきましては、実はその海外におけます事例の中で、こういった管理の手法につきまして、我が国でどうするかということの中では検討の俎上に上がっていたところでございます。
委員御指摘の今回の期中改定にあえて申し上げますと、TACを設定する際に想定をしておりました資源量というものはかなり低いという前提で想定をしてTACを定めていたものですから、資源評価を途中で漁期の状況を見直したときに、もうちょっと資源量がありそうだということでございましたので、それに合わせてTACを修正したとい…
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江島潔(自民)
過去に提案されたときは、それは水研の方からリスク管理というのを、の計算をしているはずなんですよね。それに基づくと、このカナダマツイカ方式を入れたら、このいわゆる限界管理基準値を下回ってしまうという、そのリスクがもう五〇%から九〇%ぐらいあるというそういう結果が出て、これを一度却下された案ではないですか。
で、今回のその米国のカナダマツイカ方式というのは、全く、そのスルメイカのような日本中どこでも捕れるようなこのイカと、もうごく一部でしか捕られていない、しかも資源量が余り分かっていないから非常に保守的に見ているという、そういうその大きな差があるのを、これ…
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鈴木憲和(自民)農林水産大臣
まず、今、江島先生から御指摘の資源管理が他国に比べて難しいというこの訳なんですけれども、やはり我が国の水産業は、漁業者や漁船の数が多いこと、そして同一資源を複数の漁獲方法で漁獲をしていること、また多くの魚種を漁獲していること、そしてこの日本周辺に特有の海水温上昇などの急激な環境変化に対応した資源評価を行う必要があること、こういったことから、欧米と比べてどうしても関係者間の調整が難しい状況にあるというふうに認識をしております。
ただ、そうはいっても、やはりこの資源管理の取組を進めることが大事でありますので、漁業者の理解醸成に加えて、海洋環境の急激な変化に…
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