まず、委員から御指摘いただきました新基本計画実装・農業構造転換支援事業の現在の実施状況でございます。
本事業におきましては、一層の加速化を図るために、今般、地元負担の三分の一まで最大低減させる、地方財政措置の拡充などを通じまして、今回の補正予算に係る第一回目の要望調査では昨年同時期に比べて約三倍の百件を超える申請があったというところでございまして、これまでに三百四十九施設を二百八十三施設に再編、集約する百七十五の事業計画を採択するなどの現場での取組が進んでいるところでございます。このような再編、集約化は、農業者が負担するコストの低減につながり、ひいては所得向上につながるものだというふうに考えております。
事例でいいますと、例えばこれ、ちょっと新事業の方の事例がまだ建設中だったりいろいろあるので、ちょっと類似の事例ということでございますが、例えば福島県のオノチョウで、水稲の物流施設を合理化して再編、整備してフレコンの出荷を可能とするというような取組を行った場合には、集出荷コストが八百五十万から五五%減少して三百八十万に削減されるというような効果があるというような報告がございますし、また、昨年採択した静岡市の集出荷施設、集出荷の貯蔵施設の取組では、既存の三つのかんきつの選果施設を一つの施設に集約させ、AIの選果機でデータを取って、これを農業者とか圃場ごとに蓄積、解析して、それで営農指導を行うことによって産地全体の品質であったり生産量の増大を図るという取組を行うということで計画されております。この計画に基づいて進めますと、産地で単位当たりの販売額を一六%増加させると、これを目標にしております。
こういった取組が進んでいけば所得の向上につながるというふうに考えておりますので、我々としても、こういう優良事例、先行事例をしっかりほかの地域にも伝えることで、この事業の効果を所得向上につなげられるように普及を促進してまいりたいと考えております。
済みません、小野町でございます。済みません。
129杉杉本純子(参政)
ありがとうございます。
お答えをいただいた農地の大区画化とスマート農業の導入は、適した条件の下で行われれば所得の向上にも効果があるとは思います。しかし、それは日本の大半の農家さんには当てはまらないような、平均よりもかなり大規模なケースに限られるということはないでしょうか。
特に、元々広い農地を確保することが難しく、傾斜の関係などから大区画化にも限界がある中山間地域で農業を営まれている方々には、大区画化やスマート農業のメリットは得られづらく、所得を向上する効果がそれほど見込めないのではないか、また、無理に導入すればかえって逆の効果になってしまうのではな…
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130山山口靖農林水産省農産局長
お答え申し上げます。
中山間地域におきまして、地理的な制約などにより大区画化が困難な場合でありましても、区画の拡大を通じまして省力化などを図れるということは非常に重要だということを認識しております。
具体的には、令和二年から令和四年度に標準区画を四十アールから六十アール程度にした整備を行って事業を完成、完了した十三地区の平均で見ますと、十アール当たりの稲作労働時間が全国の個別経営体の平均よりも約二六%削減されるという効果があったところでございます。
また、スマート農業実証プロジェクトのような事例では、中山間地域といった小区画の圃場の水田作でありまし…
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131杉杉本純子(参政)
ありがとうございます。
確かに条件が異なるため一概には難しいとは思いますが、成功例があるのであるならば、そういったものを皆さんと共有することで、どんどん日本の地方の方で、特に中山間地域の方で広げていただけたらと思います。
既にこうした事情もあり、一層の対策をしていただいておりますが、中山間で農業を営まれている方々こそ、特に水田作であるならば、その多面的な機能を維持してこられました。日本の中山間地域そのものを支えてこられた方々のおかげで、現在の日本の食、守ってくださり、支えてくださっております。本当に有り難い仕事をずっと続けてきてくださっています。
…
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- (上の発言)
132山山口靖農林水産省農産局長
まず、委員から御指摘いただきました新基本計画実装・農業構造転換支援事業の現在の実施状況でございます。
本事業におきましては、一層の加速化を図るために、今般、地元負担の三分の一まで最大低減させる、地方財政措置の拡充などを通じまして、今回の補正予算に係る第一回目の要望調査では昨年同時期に比べて約三倍の百件を超える申請があったというところでございまして、これまでに三百四十九施設を二百八十三施設に再編、集約する百七十五の事業計画を採択するなどの現場での取組が進んでいるところでございます。このような再編、集約化は、農業者が負担するコストの低減につながり、ひいては所得向上につながるものだというふうに考えております。
事例でいいますと、例えばこれ、ちょっと新事業の方の事例がまだ建設中だったりいろいろあるので、ちょっと類似の事例ということでございますが、例えば福島県のオノチョウで、水稲の物流施設を合理化して再編、整備してフレコンの出荷を可能とするというような取組を行った場合には、集出荷コストが八百五十万から五五%減少して三百八十万に削減されるというような効果があるというような報告がございますし、また、昨年採択した静岡市の集出荷施設、集出荷の貯蔵施設の取組では、既存の三つのかんきつの選果施設を一つの施設に集約させ、AIの選果機でデータを取って、これを農業者とか圃場ごとに蓄積、解析して、それで営農指導を行うことによって産地全体の品質であったり生産量の増大を図るという取組を行うということで計画されております。この計画に基づいて進めますと、産地で単位当たりの販売額を一六%増加させると、これを目標にしております。
こういった取組が進んでいけば所得の向上につながるというふうに考えておりますので、我々としても、こういう優良事例、先行事例をしっかりほかの地域にも伝えることで、この事業の効果を所得向上につなげられるように普及を促進してまいりたいと考えております。
済みません、小野町でございます。済みません。
133杉杉本純子(参政)
ありがとうございます。
各地で老朽化も進み、農業に必要な施設が維持されなければ、そもそも農業を続けることができないと承知しております。その一方で、施設だけがあっても農家さんは農業を続けることができない、この点も忘れてはならないと考えます。
農家さんの数が減り続けているこの状況を何とか食い止めなくてはなりません。代々受け継がれてきた日本の農業技術や知識、農家さんとともに消えていってしまいます。受け継いでいくのは大変、もちろんそれはそうだとは思いますが、失ってから再び取り戻すのはもっと困難であると思っています。農業を営む方々が安心して続けられる所得、国と…
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134
鈴木憲和(自民)農林水産大臣
まず、農業従事者の数につきましては、高齢の農業者が多く従事する稲作農家が減少するなどによりまして、基幹的農業従事者が二〇〇〇年が約二百四十万人であったのが二〇二五年には約百二万人と、すごい勢いで減少してきているところです。まずは、このすごい勢いで減少してきたということに、これに対応して食料安全保障を確保していく必要がありますので、将来の担い手をもちろん育成、確保しつつ、少数の農業者であったとしても、農業の生産力が上がっていくんだという構造へ転換する必要があります。
このためのこの農業構造転換集中対策でありまして、その生産性の向上を図ることと併せて、規模…
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135杉杉本純子(参政)
ありがとうございます。
是非、本当に真剣に議論、これからも議論させていただきたいと思いますし、取り組んでいただけたらと願っております。
続いて、日本中央競馬会の活動についてお伺いいたします。
近年、畜産に関わる分野ではアニマルウエルフェアが特に注目されております。競馬は、優れた競走馬を生み出すために馬に大きな負担を掛ける側面があり、アニマルウエルフェアの課題も多くあるのではと懸念しております。
既に改善のための取組は行われているとは思いますが、行政府とJRAが認識されている課題と、それらに対する対応状況、また今回、特別積立金から国庫に支出が行われ…
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