田上英樹地経学研究所主任客員研究員

2026年6月4日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 47 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

そうですね、まず物流の方ですけれども、なかなか問題、課題の要素というか根源が若干変わってまいりますので、それはちょっと分けて捉える必要があるのかなというふうに思いますですね。

ですので、物流の観点で見るチョークポイントというのは、例えばそれは海峡であったりとか、あるいは国境線であったりとか、こういうことになると思いますので、そこはそれで留意をしますということかと思います。今回の一部改正の中にも、あえて迂回をしなければならないときに外航船でバンカリングをしなきゃいけないと、こういったところのサポートが必要なんじゃないかと、こういった観点が出てくると思いますですね。

物流のチョークポイントというのとサプライチェーン上のチョークポイント、私がどちらかというと製造の材料の川上が課題ですというふうに申し上げたところでいくと、それはむしろどこで何を生産していてと、それがどれだけ世界で偏在しているのかと、こういった観点になってまいりますのでちょっと性質が違うのかなと、こういう性質上の違いと捉える必要があるのかなと、こういうふうに思います。

それから、前半の、サプライチェーンが分かっている業界と分かっていない業界ということだと思うんですけれども、基本的には、日本の製造業の多くのところでは比較的分かっておられる会社さんというのが多いと思いますし、ましてや、過去からこうした民間の企業さんとやり取りをしながら情報を蓄積されている経済産業省さんとか、いろいろな省庁の方々はよく認識されていると思います。

ただ、その業界が特に守秘が厳しい業界ですとか、そういう部分になると、なかなか情報の流通がうまくいかないとか、あるいはその半導体業界がある種特殊だというふうに先ほど申し上げたのは、業界の歴史がやはり余り長くないということだと思うんですね。せいぜい戦後に始まりまして、最初の頃の半導体というのは非常に緩やかなものだったので、この二〇〇〇年を越えた、本当に、いわゆるノードといいますけれども、何ナノみたいな形でどんどん進化をしてきたこの半導体の中になってくると、そこら辺の専門家の方々は、まだ現役で会社の守秘の中で働かれている方がまだまだ多いと思います。

こうした方がどんどんいろいろな、ほかのアカデミアですとか自身でコンサルティング会社を開くとかいう形で世の中全体に広がってくると、業界に対する認識だとかというのも広がってくるんだと思いますけれども、まだまだそこが半導体業界の外に広がっていく過程にある段階だと思います。ですので、難しいというのが私の見方になります。

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