布施田英生総務省国際戦略局長

2026年4月23日・第221回国会 参議院 総務委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 87 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

お答えいたします。

JICTでは、設立後、最初の三年間で投資した四つの案件につきまして、事業が計画どおり進まず損失を計上したこともございまして、二〇二四年度末の累積損益は百二十二億円のマイナスとなってございます。JICTは、主にこれらの案件につきまして、地政学リスクに係る深い分析の不足ですとか投資審査に係る多角的な確認の不足、海底ケーブル事業における投資スキームのリスク耐性の不足、これらをその理由として挙げているところでございます。

その後、JICTにおきましては、これらの理由を踏まえた投資リスク管理に取り組みまして、二〇二三年度からは単年度黒字を継続するなど、計画を上回るペースで経営改善が進捗してございまして、公表している改善計画より三年前倒しとなる二〇二九年度には累積損失を解消できる見込みとなってございます。

JICTの今後の累積損益見通しにつきましては、個別の投資案件の具体的な進捗などに係る足下の状況や保守的な将来見通しを踏まえて策定されたものでございます。加えて、適切に投資案件のモニタリングを実施いたしまして、リスクを早期に察知し迅速に対応策を講じるなど、投資リスクの管理を徹底する中で、二〇二八年度頃以降に大型案件の投資回収を見込んでいるところでございまして、二〇二九年度の累積損失の解消は達成の蓋然性の高い見通しであると考えてございます。

総務省としては、累積損失の確実な解消に向けて、JICTにおいて円滑かつ適切に投資回収が進められるよう、適切に監督を行ってまいります。

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